
予選はクラスPPをゲットし気持ち良く2日間を過ごせました。
そして迎えた84th Le Mans 24hレースの決勝は結果から先に言うとクラス4位でした。
結果は当然表彰台が獲得出来たら最高なシナリオでしたが、そんな甘くない。
でもドライバーもチームも全て予定通りのシミュレーションで24時間を戦え、ノーミス、ノーペナルティでの結果なので何も不満はありません。
ルマンは世界選手権ですからGTE-AMクラスと言えど世界強豪のアマが集まり、プラチナDrをはじめとしたプロと組むのでそう簡単には表彰台に上がるのは厳しいのは分かってました。
スタート進行のセレモニーで”ここまで来たぞ!”と今までの事が走馬灯のように駆け巡り感極まり。
夕陽が迫るサルテを2スティント走りちょっと眩しかったけど予選の虹に続いて良い景色をコックピットから眺められた。
夜の3スティント連続は本当に精神的に厳しかった!
ちょっとトラブルを走行しながら解消させようとしていたり、細かいミスもあってストレスが貯まる時間。
でも朝日が見れる時間までは自分のスティントは続かず、でも暗闇から次第に明るくなってくるサルテの景色が楽しめた(実際走っているときは楽しんでいる暇はありませんが)
最後の2スティントは目標としていたタイムで走れた上で高い次元で安定したラップを刻めて、ちゃんとサルテサーキットを攻略していると体感。
チームとしても初挑戦でこうして完走出来たのは素晴らしい事で、自分もこうしてルマンに自分が出場しているというイメージ通りの走りが出来たし、実際に本当にここに居るんだな、本当にここを走っているんだな、本当に皆さんに応援に来てもらっているんだな~って感慨深い時間ばかりでした。
とにかく10年掛けて掴んだこの機会を自分の五感をフルに使って体にメモリーさせたので今は無事にレースを終えられた安堵と共にヘトヘト。
また改めてルマンを通じて感じた事、夢をカタチにした今皆さんに伝えたい事、お話して行きたいと思います。
本当に皆様の厚い支援のお陰で”いい夢”を見させて貰いました。
胸を張ってこのプロジェクトは゛皆さんに勇気と希望を与えられた”と言い切れる自信があります。
私にとって”10年掛けてでも来たLe Mans”とはやはりそういう”何もかもがSpecial”な場所でした。
日本から応援に来てくださった皆さんは昔からお世話になっている方や今お世話になっている肩など、様々な背景があって今回現場までお越しいただきました。
1人の男が夢を実現させて戦う姿を間近で見て頂き、現場の感動を共有してもらえた喜び、そして皆さんのFBの投稿やコメントに沢山現場で励まされました。
本当にありがとうございました。
さあ日本に帰ったら現実が待っています、いつまでも夢ばかり見てられないからね!(笑)
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Posted at
2016/06/20 05:19:03