
「シミュレーターでちゃんと走ってきたらコースは初めてでも大丈夫だよ、こないだのBangsaenだってうまく行ったし・・・」
これが今回SarunとGyがセパンを走り出す前の弟Gyの言葉。
兄Sarunは3年前にセパンでコテンパンに自信をくじかれて(苦笑)、澤と出会って今がある。
だから久々のセパンでもシミュレーターで2分2秒まで行ったと言う事は5-6秒は問題ないと思うってシミュレーターの特性を理解していて、実際に走ってもその位で走れる雰囲気が既にある。
3年前のセパンを走っていたSarunとは明らかに変わっている。
一方の弟のGyは今回、初のセパンでコースになかなか順応できないでいる。
まず車がいつもの997CUPではなくもっとTrofeoである事、初めてのコースだけでなく初めての車という要素もある。
そしてこのコースに来るまでの準備も不足。
シミュレーターでコースを覚えてきたから安心と言えるのはシミュでコースを覚えて実際にコースを走った時にすり合わせが出来る経験を持っているからこそ。
シミュはどこまで言ってもシミュだから車内で縦横Gを受けて、スピードに対しての恐怖心、車の挙動、景色の奥行きや細かい目印、縁石に乗った時の雰囲気など完全にリアルなんて事は3DだったりVRだったり、ステアフォースフィードバックだったり、7軸シートがあっても100%ありえない。
シミュでこうだったからリアルでどうかな?そういう意識がないと、結局シミュやってきたのに車になれなきゃいけない、コースも次が何処か、今どこ走っているか?混乱してしまう時がある。
2分4~8秒位で戦いたいレースで走り出し17秒台から抜け出せないでいるのは完全にシミュレーターの活用をできてない証拠でここからやっと2日目の今日にちょっとづつタイムを削って12秒台まで来た。
本当はシミュトレしてコース完熟歩行もしてこの12秒台になるまでは昨日の1本目の走行の最初の5LAP位で終えてないと・・・
その為のシミュレーターなんだよ! だからシミュレーターを上手に活用しないと「何秒出るか?」のゲームになってしまうのではなくて...
シミュの中で初めてのコースを少しづつ慣熟してタイムアップしていく過程を確認&練習する...でないとシミュを活用できているとは言えないんですね。
これもまた経験なので、これを経てGy君がきっと次の新しいサーキットに向かうときの準備が良くなればイイのだと思います。。。
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Posted at
2017/04/06 12:50:55