WEC開幕戦への前夜に想う 【生き様と足跡を残せ】

いよいよ明日（12日）からイギリスへ渡航してWEC2017の開幕戦、シルバーストンへ向かいます。

日本に留まっていたこの3日間は怒涛、でもしっかり明日からの戦いを見据えた動きが出来ました。

これで心身ともにスッキリと向かえます。

この武者震いにも思えるドキドキな出発前夜は2006年のPCCA開幕の時とか2008のスーパーカップ参戦でフランスへ向かう前夜とか、毎年のマカオGPの時の感覚に近い。

車体、スーツ、ヘルメットのスポンサー様のロゴの準備も最終的に全て間に合った。
男が勝負に旅立つ時は必ずヘアカットでしょ？それも出来た（笑）
岩盤浴と半身浴できっちり体調も整えた。
ワンスマ業務も整理して私が居ない間も業務がスムーズに進められる状態にした。
デスクワークも出発前にやるべき事は大方終了した。

そして・・・画像のように滑り込みで本日シミュレータートレーニングもRFCさんで実施完了。

ダラダラと1-2時間やっても意味が無いから
10LAPと決めて自分が初めてのサーキットでコースインしたイメージで走行。
一旦リセットしてベストラップの車載と外からの映像で自分の走りをチェックして残り3LAP走行。

これで賞味30-45分でサクっと終えました。

ここまでやっておけば、最初のプラクティスの自分の走行、それを元にデータでチェックしてアップデートという1日目のシミュレーションが出来ているので、あとは到着後にコースWalkでコースの細部チェックをして金曜日の走行スタートを待つのみ。

シミュレーターのほうが実は難易度が高い要素もあるのでシミュでここまで出来ていればOKというレベルだから問題なしです、実際に走るのは違う部分で難易度が高くなるだけですからね。

本当に自分のような雑草、1流の2流ドライバーが回り回って世界選手権までたどり着いて、ここから始まる9ラウンドのサーカスの中でどれだけ、レールに乗ったワークスドライバーとは違う存在意義をアピール出来るか？

足跡をキッチリと残し、昨年のル・マン24時間の時のように、自分の目に映る全てのものを焼き付けてきたいと思っています。

皆様応援を宜しくお願いいたします。