
短い夏休みを貰って次男のソフトボールの試合がある香川県に3日間行ってきました。
地元のチームからの選抜で、もともとソフトボールが盛んな松戸市の選抜チームに入っている次男。
千葉県大会で優勝し全国大会へ、だったんだけどこのコロナの影響で中止が決定し本人も親御さんも、代わりになるものはないものか?と考えていたようで、そこで浮上したのが滋賀県でやる大会に遠征しようという話。
しかし滋賀県も他県からの移動が伴う大会に主催者が及び腰となった模様で、直前になってキャンセル。
代替え案として所属するチームの関係者のツテで今回出場する、これまたソフトボールが盛んと言われている西日本地区で行われる大会に出ようとなった訳です。
チームはマイクロバスと機材車両の2台体制で選手と親御さんと移動を基本としてましたが、我々は交通の安全、コロナの事、選手の疲労などを考えて別行動で現地集合(他にも数家族同様の動きをした所あり)としました。
自分のレースではないので気楽といえども、立場は変わって次男がベストの状態で試合に臨めるようにサポートするのも、このコロナ下では気を使うものだと実感。
でも大会の運営も、宿泊していたホテルも、見る限りは出来る限りのことをしてくれていたし、西日本のチームが当然ながら多い中、「千葉県から来たの?松戸ってどこ?」って雰囲気からスタートしつつ、子供たちの実力でその存在感を見せつける3日間となりました。
私も土日は常にサーキット業務があるために、長男の中学校の部活(野球部)も1年生の時の最初の大会と先日の部活卒業の最後の大会(,,,はコロナの影響で親御は観戦できず、その前の練習試合でその雄姿を見届けられただけ)と、次男は地元のソフトボールチームにはたまにコーチのお手伝いで行っていたけど、選抜チームのほうは送り迎えを手伝ったのが数度、、、というありさま(苦笑)
自分が父親や祖父から野球を教わり、小中学校と部活野球をしていて、自分ではプロになれるほどではないけど結構センスはあると思っていた(低学年の時からレギュラーで三遊間守ってました)ので、、男の子ふたりだから当然子供たちとキャッチボールするのが夢だったんですよね。
それが長男はもう自分と変わらないような球威のある球を投げるし、次男もレギュラーには入れてないけど、センスはいいみたいで地元自治体チームから地元リーグへ、地元リーグから地元選抜チームへと昇級し、県大会優勝を経験、そして小学生としての集大成として今回の西日本の大きな大会への挑戦遠征へと辿り着いた。
それだけで、親としてはなんだか感慨深いものがあったのですが、今の子供のスポーツは全般に言えると思うけど、根性や気合ではなく凄く戦略的で緻密な練習とゲームをするし、子供たちも移動中やホテルでの姿とゲームの時とで心身のスイッチのON/OFFが非常に上手。
ソフトボールというスポーツの特性上、小学生という男の子の成長の時期的にも体が大きい子が主力となるかと思いきや、速球だけでなくコントロールも緩急も変化球もあって、打力も長打系だけでなく技巧派や小柄でも身軽に動ける事を持ち味にしているタイプの選手がこの全国大会レベルの大会でも非常に多いことに驚きました。
第一試合(予選1日目)を無事に勝ち星スタート(1-0)、コロナの影響で40チーム以上の出場チームが30近くに減った事で時間の余裕が出来、公式戦の合間に練習試合も組み込まれ、1日目は公式戦後の午後の練習試合で昨年の全国大会優勝チームと対戦、こちらも投手戦の末に辛うじて1-0で優勝と、我が選抜チームの可能性を私も感じた初日でした。
2日目(予選2日目)大阪の優勝候補のチームと対戦し、0-0で引き分け。
なんと決勝リーグ出場を掛けても抽選!、ここで持ち前のくじ運を使って見事、決勝リーグ進出を果たす!
午後の練習試合でも無失点記録は続いて勝利。
とにかく、ソフトボールって本当に投手と守備の良さがものを言うスポーツだって実感しました。
いよいよ決勝日、準々決勝もやはり投手戦、そのキャラを活かした流し打ちのレフト前ヒットを前日の練習試合で見せた次男君、大切な準々決勝でスタメンDHに抜擢、先制のチャンスで打席に、ファウルで粘ってその後のパスボールを誘うという私と同じB型のいやらしさ(笑)で先制点(結局これが決勝点)を獲得。
→ 本人は結局三振だったけど、よくやったと素直に思った。
1-0で辛くも勝利し、準決勝は決勝日朝の練習で速球対策の練習をした成果か長打が出て3-0で勝利。
本当に決勝戦まで駒を進めたのです(この時点で、この千葉から来ている松戸スーパーキッズってスゲーぞ!ってなってた模様)
相手は大阪の強豪、八尾のチームでここまで、この投手戦が多い中平均して4-6点を取って勝ち進んできた打力のチームとのこと。
どちらも2塁、3塁までランナーを進めるも決定打に欠けるというか、投手力や守備力で抑えきる展開が続き0-0行進。結局時間切れでタイブレーク形式(ノーアウト満塁からスタート)で決定に。
後攻の我がチームは奇跡のトリプルプレー(その映像はFBに家内のFBシェアで掲載中)で相手の攻撃を0に抑え、完全にうちの流れか?と思いつつ、後攻の我々も疑惑の判定(苦笑)でホームタッチアウトがあったりでゼロのまま。
なんとここでルールで抽選で決定となり、スタメンの9名がくじを引くと、、、4-5で決勝戦くじ引き負けが決定されたのでした。
最後くじ引きか~!!と言う気持ち、やっぱり審判も人の子だから西チーム寄りの判定では?という気持ち(疑惑の判定の事ね)、でもそんな際どい事じゃなくて勝てなきゃダメなんだという気持ち、いままで長打力で勝ち進んできた相手を0で抑え込める我がチームの守備力の高さ、大変な遠征の中子供たち頑張ったね!という気持ち、チャンスで打てなくて悔し泣きしながら守備についていく子が居たり、次男も含めベンチ入りの子たちにもチャンスがあるように采配してくれる指導陣への感謝、私は父親として初めてこの選抜チームと3日間共に動きましたが、親御さんも子供たちもマユズミ(戸籍上の私の本名ね)のお父さんてレーサーなんでしょ?って暖かく迎え入れてくれたり、親御さんの中でタイヤ関係の仕事されていて話があう人が居たり、ホテルと会場の移動は我々のレンタカーが先導をするのですが、マユズミのお父さんの一般道でのアウトインアウトがプロのラインだって話題になっていたり(笑)、毎日初見参だから出過ぎた真似はしない様に、でも自分の得意とするホテルと試合会場との移動のロケハンや時間管理、食事ケアの為の地元の美味しいうどん屋さんテイクアウトをアレンジしたりは嫁と協力してお役に立とうとしたり、、、自然とゲーム中も声出したくなるし、機材の運搬や練習のお手伝いなども自分も野球をしていた経験や、いまでも子供たちと合間に野球をしたりするスキルをフル稼働して、皆さんに認知してもらうように汗だくになって頑張った気がしたので、子供たちの無心に一生懸命プレーする姿に心打たれ、チームの一員でいる事がすごっく心地よかった(笑)
一方、親御さんにも色々なタイプが居て、試合だけ見に来て帰ったり、皆と違うホテルに泊まって試合以外の息子のケアは完全人任せだったり、良い悪いではなくて色々なスタイルがあるんだな~、コロナの事もあるから敢えてなのかな~とか、いろいろ考えさせられる事も多かった。
でも子供たちにとっては120%いい経験でしかない。
自分が通う学校の友達しかない生活範囲ではなく、自治体市町村の枠、地域リーグの枠、そしてこうして全国で自分のスポーツを通じての人付き合い、大人との付き合い方、自分の意思を伝える努力、技術を磨く事、実践で自分をパフォーマンスする、親子のコミュニケーションなど、私の経験だとキッズカートを通じての親子のコミュニケーションを仕事柄みてきたけど、スポーツって本当に全てが詰まっていていいな~と思わせてくれました。
次男はこの経験を自分のリーグチームに戻って生かしてほしい、生かさないといけないと強く刻んで欲しい。
Go To キャンペーンだけど帰省や旅行は自粛という、どうしたらいいのか良く分からない状況下で夫婦で色々と遠征に参加する事悩んだんのですが、結果としては本当に行ってよかったと思っています。
ちょっと長くなりましたが、心洗われた3日間を通して、色々と難しいことが多い世の中だけど大人はもっとしっかり頑張らないとだめだな=と思った次第です。
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2020/08/11 12:44:36