
7月を迎え2023年も下半期へと突入です。
ワンスマとしてはレースシーズン真っ只中でGWCA戦も2週間後の鈴鹿、そして先々週はBMW M2CS戦の岡山ラウンドに参戦される方のレース帯同コーチ、先週(昨日まで)はFerrari Challengeに参戦されるGROW片山選手のレース帯同コーチを井上選手が担当、私は10年来のコーチ帯同をさせて頂いているDeske(ですけ)選手の担当をさせて頂きました。
レースに参戦される方はとにかくコースの慣熟を最低ベースにホームとしているコースでのコーチとのタイム差にどれだけ近づけるか?が第一ステップ、そこから先にレースWeekの戦い方という大事なステージがあります。
だから走った事ない、走り慣れてないコースでレースをするには事前の準備が必要で、それはシミュでの走行だったり、実際にコースに行っての走行だったり、方法論はいくつかあります。
上記の3選手はずっとワンスマ(ないし澤)がサーキット走行を始める時から協力をさせて頂いていた、それこそ広場トレーニングから走行会、スポーツ走行、レース参戦と至るまでの色々な経験を傍から見ていた、といういわば『生え抜き』の方々。
だから、その関係性を探りながらのコーチではない = お客さんにお相手という度合いは少なく、より対等な関係性でのジェントルマン(アマチュア)プレーヤーと専属コーチとしての関係性で進められるのがメリットで、レースという限られた条件下でコンディションなどが刻一刻と変わっていく中での適切なコーチングが求められるレースの中ではよりその効果が発揮されるというのが、プライベートで専属で長い期間一緒に戦って来れているメリットだと言えます。
BMW M2CS戦は苦しい戦いの中でも接触やコースアウトなく、黄旗区間違反でペナルティを受けたものの、『苦しい中でもとっちらからずに走り切って壊さずにポイントを蓄積する』という戦い方が出来たというのが収穫だったでしょうし、Ferrari Challengeにおいては、まだ4月のチャレンジ戦でデビューレースでShellクラス連続2位表彰台獲得からGWCAでのGT3車両でのDriver交代があるスプリントレースでの経験値を経て、改めてChallenge戦を戦う中でタイムも予選の戦い方も決勝のペースや走らせ方も包括的にレベルアップを見せ、Shellクラスでの連続表彰台を更新、2回目のレースではクラスPP獲得しポジションキープでレースを進めるも、スタート手順違反でドライブスルーペナルティを受けてしまったものの、その後の諦めないレースペースは見ものでそれでもクラス4位でゴールをした強さを見せつつ、『次はKATAYAMAがShellクラスは強いぞ』と思わせる内容で見事でした。
Deske選手は2013年からずっと海外でのチャレンジ戦も帯同させて頂き、色々な素晴らしい経験を私もさせて頂きましたが、コロナ開けのブランクを感じさせない熱心な練習と、難しいコンディションの中でも持ち前の体力と集中力の高さを武器に常に想定するタイムを出してくるのは流石の一言で、昨日の決勝1は前の2台のバトルを察知して、少し引いて観ていて、接触&スピンを上手に回避、Shellクラスより一つ上のクラスで、本来ジェントルマンDrの最上位クラスとも言えるPirreli Amクラス(一番上のPirreliクラスはプロ同等のジェントルマンDrのクラスですから)で常にTop6以内で戦いながらクラス表彰台を獲得、これだけでも簡単な事ではない。
ワンスマが関わる2選手が強いレースを見せ、それぞれクラス表彰台を獲得出来たのは私も井上も誇らしくもあり、してやったりの気分でもあり、、、そして2レース目は13列26台のグリッドで3列目にGROW片山選手とDeske選手が並ぶという光景も色々とおもう所あり、な印象でした。
皆さん本業があって、数日間のレースWeekの為に色々と無理をして時間を作っている方々ばかりなので、その走る事に対して思いはある意味「冷めている」プロとは違って逆に熱い想いがあるはず、だからこそやはり質の高い練習を重ねる事、そして練習は裏切らないし、軸のブレないコーチングと、走りをアドバイスするだけに留まらないコーチング体制を構築してのサポートなど、今までのノウハウをジェントルマンDrさんの目標とレベルに合わせた安全で楽しくて、結果に繫がるレース参戦へのサポートとして実施していく意義を再確認させられた週末でした。
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2023/07/03 11:50:06