
5/1になってA.Sennaが亡くなって30年って話をFB でしていたり、先日ワンスマカート部でAPG に行ったり、5/19にはワンスマカート in City Circuit Tokyo Bayでの開幕戦があったりと、何かとカートのことを考える最近なのでカードの話題を書きたいと思います。
先に書くと、今度のワンスマカート部は6/4にやると思うので参加したい人連絡ください。
さて、カートが練習に良いか?って良く聞かれるけど、まずはレンタルカートとかTIAMZ みたいに入り易い所から。
でも本当にカートをトレーニングの一環にしようとしたら最低でもKT、レーシングカートのフレームにレーシングカートのエンジン載せて、レーシングカートの競技用タイヤを装着したい。
でもそれはクルマでサーキット走ってる人がそのクルマの性能の4秒とか5秒以内位に来てからで十分、その手前はまずクルマである程度できる様になってから!です。
先日のワンスマカート部の出来事を紹介します。
↓
TIAとKTを1台ずつ用意してAPGで半日走行
まずKTでタイヤ温め係
(これが一番の練習になる→久々カート、冷えてるタイヤ、コースも久しぶり、で何秒でベストが出るか?またそのベストがその日のベストの何秒以内か?で自分の基礎力が計れる)
タイヤの初動良い、気温か?タイヤか?(DLのSL何チャラという新タイヤらしい)
45秒8からスタート、次45秒0、その次44秒69出て、その次失敗してもう1Lap(計測5Lap目)に44秒72だったから、とりあえずの目標タイムとして走行終了、部員の皆さんに走って貰う。
ちょっと雨降ってきた、でも行ってみたら確かに最初は滑ったけど、こう言うのも練習になるのでタイヤグリップ感じてライン外さなければ44秒75、さっきとあまり変わらない、意外とシールドに細かく水滴付くけどまだタイムは出る、でもピットインラップに少し雨強くなってダイブ滑った!
(その路面の切替わりを感じるのが重要)
次またKT(3回目)、雨はすぐに止んで路面が戻って、逆に少しラバーが乗ってきたからか最初から44秒台からスタートして(他の部員も連続で交代交代で走ってるからタイヤも温まってる状態)すぐに44秒中盤でアベレージ、最後44秒5が出てOK。
これでKTは終わらせる予定だった、、、
KT3回目は走らせ方の研究がテーマ。
ブレーキで停めて旋回しながらアクセル踏んでいく「古き良き時代のカートの乗り方」とブレーキで強く止めすぎず、旋回中の抵抗減速を活用して走る「現代的走法」で各コーナー比較。
APGの場合
2コーナーは古典的スタイルが速く、4コーナーは現代的が速いようだ(路面のカントも関係しているか?)
ここまでで約30Lap。
続いてTIAに乗る
これはこれで難しい、タイムは53秒台から始まり52秒7くらい、、、
下からトルクがある分、ずっと気合いで踏めば行けるっちゃ行けるんだけどタイヤの抵抗とのバランス感覚が重要でGの溜まった所で一回アククセOFFして踏み直した方がかえって前に出てくれるコーナーあり。
また左右の旋回特性の差もレンタル用カートのあるあるだけど感じた、左は素直だけど右は少しアンダーっぽい、4stエンジン特性でもある、アクセルオフにしてもアイドリング回転域でもトルクがあって少し押してしまう特性なのか?曲がりづらい右コーナーでプッシュアンダーが大きく、登り傾斜の1、2コーナーは少ないけど、下りの左になる4とか最終出口は辛い。
右回りが多いAPGばかり走っているフレームだからフレームがヘタって来ているからか?特定はできないけど、旋回中の体重の掛け方(入口は腰で、旋回から出口は上半身で)で工夫してアンダー消すと52秒4まで出た。
KTとはまた違うコツが必要なのが面白くもあり、KTはいまだに“カート乗り”、TIAはちょっと“クルマ乗り”に近いと言うとクルマ乗りの人は分かるかも?
KTとTIAのタイム差はコンディションの差もあれど約8秒(APGなら)って感じか?
もしここにN35(レンタルカート)があると、確かAPGは速い人で57〜58秒位だからTIAから更に5秒くらい遅いって事だ。
エンジンもタイヤも基本TIAとN35は一緒だから約40kgの重さとフレームがレーシング用フレーム(性能重視)とレンタル用(性能より安全頑丈を重視)でそれだけタイム差があるってカートは怖い(笑)
10kg差=1秒ってこと 苦笑
APGのエンジン全開率高さや登り加速区間が長い等のコース特性も関係してくるけどパワーがある125ccエンジンでも10kg差でコンマ5秒くらい違うらしい
クルマで言うと人間入れて160kg/KTの15馬力のカートと同じなのは乾燥重量1400kgで150馬力位のクルマ、それにとてもハイグリップなタイヤを履かせているイメージなのでFSWだとロードスターくらいの車重とパワーにA052履かせて2分10秒切るくらいのクルマと言うと感覚わかるかな?
今日のワンスマカート部メンバ―の中でちょっとしたトラブルでKT搭載車両のフレームにダメージを追うアクシデントが途中発生!
修正機に掛けて貰って1時間で修復完了、その間部員の皆さんはちあで走行、修理完成後バランスチェックでもう一度私がKTへ。
最初45秒9からスタートしてコーナー入口はクイックだけど出口のアンダーが今日の走り始めの時よりひどく、やっぱりアクシデントのダメージでフレームが撓んでしまったせいか?もしくは修正修理の時間でタイヤが冷えてしまったせいか?もう少し走ってみる事に、、、(それでも昼の走りだしの方がタイヤの初動が良かった気がした)
でもタイヤが温まってくると計測3Lap以降は44秒中盤を安定して刻む、しかしフレーム修正後の走りだしの入口のクイックさはタイヤが温まっている割には少し減っているけど逆に序盤気になっていた出口のアンダーは減ってきた、、、これもタイヤの温まりのせいか?
でもタイムは最後一絞りして44秒35とこの日ベスト出たので終了、戻ってきてその操縦性の話を修正機に掛けたメカさん本人としたら、修正機に掛けた時、15mmくらい正常値より変わっていてそれを修正する際に元より余計に15mm位修正した(合計30mmくらい修正したって事)から最初入口がクイックだったのでは?途中から操縦性が変ったのはそこからやっぱり走ってる間に元の方向に5mm~10mmくらい戻ってきて(それでも昼の走りだしよりは5mm以上は余計に戻している状態のはず)いるからでは?とのこと、自分の感覚もあながち狂ってない 笑
TOTALで50Lap程度、私は走行し部員の3人は各70Lapずつ位走行して終了でした。
カートは長い方のAPGでも一周で6個しかコーナー無いし、1分以内で帰ってくる、FSWで同じ周回しようとしたらスポーツ走行5本位走らないといけないから体力と記憶力の限界が先に来る 笑
そしてお金も掛かる、、、
タイヤの温まり、フレームのしなり、操縦性の変化など、カートは車以上に機構がシンプル、速度も言っても100kmくらいで軽量、タイヤグリップの高さが勝る乗り物だから何かあってもレースじゃ無い限りは大きな事は起きない、故に操作の先のタイヤの接地に対して凄くダイレクトかつ、やった事に対してのリアクションや答え合わせが明確!
あとタイムの感覚を養うにも良いですね、120秒のサーキットでコンマ数秒の違いを体感するのはデジスパとかで車内で確認しながらじゃないと難しいけど60秒以内で先ずはコンマ1-3秒が走りながら感覚で予想できる様にしたい、それが出来るとタイムの出る走りと気分は良いけど出ない走りの差もわかってくる!
レーシングカートはKTと言えど久しぶり、でも乗り出すと直ぐに感覚戻るし、衰えてない感じ、N35やTIAの難しさはそれはそれであるけど、皆さんも是非KTで良いから“レーシングカート”に乗ってみるのお勧め!
チューニングしているエンジン(約30馬力)にハイグリップ系タイヤ履かせるとAPGでもKTエンジンより更に5秒位速いので全長換算するとFSWならスリック履いて300馬力位のクルマで1分55秒位のイメージ、それ以上に速いのはカートにはない空力特性が加わったりパワーが更にあるからで、タイヤのグリップとパワーや空力のバランス、重力に影響などがクルマでサーキットだと変わってしまう為。
そんな超速いカートは半日も体が持たないからこれはこれで特定の人でないと練習にはならない 笑
TIAだと2分20秒位でFSW走る車(ロードスターのノーマルとかA-1Cupカーくらい?)N35なら2分35秒位(N-ONEとかプリウス?)なので、クルマのレースの世界でまず競走する練習として入門と言われるのもわかりますよね!
ご参考になれば、、、
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2024/05/02 08:55:42