
「皆さんに悲しいお知らせ」
フリーモータージャーナリスト、小倉茂徳さん(Sid Shigeaki Ogura)さんが去る14日に他界されました。
詳しくは画像(訃報 小倉茂徳さん逝去のお知らせ)参照ください。
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「松戸市民栄誉賞を澤さんにも!」
「FSWを地元にしているチームは多けれどオフィスがパドックの中に唯一あるんだからABSSAが1番の地元!」
など、様々に絡んで下さった小倉さん
ここに謹んでお悔やみ申し上げます。
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数日前に小倉さんとも共通の仕事関係の方から訃報を聞いていました。ご家族のご意向や承諾ありきの為、不用意にこの事に触れる事は出来ず、関係者やファンの皆さんはヤキモキされていた事と思います。
小倉さんの古くからの友人であり仕事でもご一緒されていたと言う方が先頭に立つ形で関係各所の取り纏めや訃報を発表するタイミング、また小倉さんのご家族から「各メディアでの訃報発表に対しての承諾を得る」ことなど尽力頂きました。
そして10日経ってしまいましたが、ここにやっと私も小倉さんのこと書ける事になりました。
一昨日、同じ松戸市民でもある小倉さんの地元仲間、仕事仲間として、他限られた関係者と共に荼毘に付され骨壷に収骨されるまでの小倉さんの最後を見届けて参りました。
最後に直接お会いしたのはGWのSGT富士の現場、それから直後のJ SportsさんでのWECイモラ戦、香盤の関係で解説席では約1時間の相席でしたがお互いの休憩の際には控室でも他愛のない話をしました。
私は実際に自分でやってきたプレーヤー目線での解説なので全くアプローチの違う小倉さん、取材者であり昔はF-1ホンダのチーム側の広報だったと言う古くからの情報網とその人柄とユニークな観点も武器に、解説席の合間にレースの現地にも繁く通い、自分の足で仕入れた本来あるべきの取材力によって「何処からそのネタ仕入れたの?」っていつも驚かされる解説、語学にも堪能、そして何より用意周到にルールや事情も常に最新にアップデートされてる影の努力を感じさせる、、、そんな”プロジャーナリスト”でした。
15年にBSフジさんでマカオGPの番組でサッシャさんと共にご一緒したのがお仕事で一緒になった最初と記憶してますが、その後WECやLe Mans24での活動を経て取材される側としてのお付き合いが当初は多く、最近は私も解説系のお仕事も沢山頂くようになり、同じ地元なのでご飯でも行きましょう!なんて誘うと「取材する側と取材される側だから食事とかはちょっと気が引けて、、、」って「真面目か?!」って思わせる一面も(笑)、でもプライベートの家族の話とかは聞いたことなかったなぁ〜、「プライベートを切り売りしている」私とは一線を画する生き方を邁進されていました。
それでも「仕事抜きで地元のよしみで」と説き伏せて地元で焼鳥やお鮨をご一緒し、レースの話は全然しないで鉄道の話で盛り上がり、ワンスマABSSAの恒例の新年活動報告会にも列席、ご挨拶をして頂いた事もありました。
62歳ですって、早すぎます。
もう会えないのは寂しいのですが、それより、、、
「小倉さんが居ないとこれからのレース解説業界は各メディア大変だぞ!どうするんだ!!」って言葉をご縁への感謝と共に昨日のお見送りの際に最後掛けてきました。
思い起こせば31年前の94年、F-1がセナを失いモナコマイスター不在の空虚感なモナコGPがありました。
今年の日本のF-1ファン、レースファン、業界関係者はあの31年前の時に似た「小倉さんを失った空虚感の中でF-1モナコGPを迎える事になるのでしよう」、改めて小倉茂徳さんの業界への多大なる貢献に尊敬の念を、そして心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。
小倉さんとの絡みの過去の投稿もFacebookなどでご紹介します。
突然の別れになってしまったけどありがとう、さようなら、小倉さん。
残されたもので業界をより良いものにしていかないと!です。
レースドライバー / ワンスマ主宰 / ABSSA MS 代表
小倉さんを愛する有志の1人
澤圭太
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Posted at
2025/05/24 19:31:02