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澤 圭太のブログ一覧

2022年12月13日 イイね!

ワンスマと澤圭太 20022年の「戦 失 変」の1年を振り返る

ワンスマと澤圭太 20022年の「戦 失 変」の1年を振り返るちょっといつもより早いのですが、今日はワンスマのスタッフ(首脳、外注のスタッフさんやインストラクターさんや協力業者さんなど)の忘年会をこれから都内某所で実施。

なので、色々と思いを馳せて、ワンスマ / 澤圭太の2022年を振り返る、、、です。

今年の漢字は「戦」と発表されましたが、私にとっても「戦」が当て嵌る1年でした。

まずはレース活動。
ABSSA MOTORSPORTとしてSRO GT WORLD CHALLENGE GT ASIAに参戦しましたが、想定していた以上にレベルが高く、想定していた以上に予算もかかり色々な意味で苦戦を強いられました。

特にGT3のプロアマクラスは参戦しているチーム、ドライバー観たら、分かりますよね!

自社ガレージを持っていたり、母体が大きかったり、長く同じパッケージで戦ってきた実績があったり、、、

残念ながら我々は第1グループに属することは出来なかったと言える一年でしたが、7年のレースブランクを経ての参戦となった小泉選手が気持ちよく安心して走れる為の多方面からのサポートに徹し、昨年のS耐に続いてトランジット渡辺さんに委託して集めて貰った個々の精鋭メカさんとのジョイントメンテチームで戦い、実質2ヶ月の間に4week8レースを駆け足で開催するスケジュールだったので、流れを変えたり、何か起きた時に修正する事も簡単ではない状況の中で、最後岡山戦ではチームとしても最高位となる総合4位、プロアマ3位表彰台と何とか一矢報いて良い形で終えられたのが救いでした。

他にも普通に戦えていたらあと数回は表彰台立てるハズの内容はあったのですが、それはタラレバなので、、、まあ、でもあんなに必死に3位をもぎ取る様なレースをしたのは久々だった気がする(苦笑)

SROのGT Asia Japanは来年も引き続き開催されるようですが、プロアマ問わず日本でGTドライバーになりたいと思ってる人にはとても良いレースだと思います。

お金の心配、支援者様のケア、チームの心配などあるけど、それら関係なくレースに専念できるプロも居れば、私の様なプレイングマネージャーでありコーチング事業との二足の草鞋の様な形も居る、、、そんな中で、F1や他のカテゴリーもそうである様に、セカンドグループにはセカンドグループなりのストーリーや背景があって、その存在意義が認められる限り戦い、いつかはトップ争いを夢見て戦い続けると言う側面もありますよね。

ABSSAはまだトップではないけど、私がワンスマを通じた活動、今までの独自のレース経歴を武器に、今年は「恐らく予算で言ったらトップの60-70%くらいの規模」で、苦しいながらも客観的に観たら良い戦いが出来たと思っています。

また、レースを通じて今年一番大きく感じているのは、ワンスマスタッフでもあり、今年見事にGTドライバーの仲間入りを果たした井上選手、色々な意味で成長してくれているのはワンスマの参加者さんからも良く耳にする様になり、私もうれしく思います。

井上の成長もあって一過性のモノには頼らずに、我々の強みと中長期的な支援体制やワンスマの事業計画に基づくチームのあり方にしないと、と考えられる環境になってきたという印象です。

レース活動に続いて、澤圭太の2022年の振り返る上で忘れられないのが「失」、そう、6月に逝去した私の実母です。

男はみんな多かれ少なかれ“マザコン”ですよね、ちょっと体調を崩し、なんだか調子が悪いんだな、と思っていたら「あれよあれよ」という間にあの世に行ってしまいました、

仏教の世界ではこの世より良い世界(浄土の世界)と言われますが、もう母には自分が死ぬまで会えないと思うと、なんだか心にポッカリと穴が開いてしまった感覚が消えないまま、2022年の下半期を過ごしてきた気がします、いまだにフっと母の事がよみがえって”心ここにあらず”になる時があります。

それからレースと並行してもう一つの軸である「ワンスマ」は「変革」の時を迎えている感触があります。だからここは「変」です。

自分のクルマでサーキットを速く上手く走らせたい!という顧客に対してのサービス・プログラムの提供は今までと変わらないスタンスとクオリティを目指してましたが、参加者側のニーズ、意識などは、世の中の変化とも同調するかのようにコロナ前と少し変わっている気がします。

集客に困らないプログラム、集客に困るプログラムの二極化が進んだと思いますし、参加者自体もサーキット経験、レッスンに恒常的に参加する事で上手にスキルアップをしている方々が、公式戦などの競技を目指したり、実際に参戦をするようなエキスパート系の動きをする様になってきた一方で、初心者の方も多く特に初心者の方は色々な意味でまだ固まってないので危うい部分がある、それは技術的な事ではなく、技術に関しては本人の最低限の技量と気持ちしだいで、いくらでも上手になるし、上手に走れる様に出来る、と思っているのですが、スキルアップする事に対してとかプログラムに参加する事に対して意識が低かったり、準備が浅かったり、事前情報チャンと読んでないからそうなるのよね、、、というケースがあって、そういうのってどこかで「自分は客」だと思っていたりするのではないか?と思う時があります。

お客様である事は事実ですが、お客様は神様ではないし、お客様というよりは上手くなりたいという気持ちで行動に移せた参加者であるという意識がワンスマは強く、おもてなしをするおちうよりは責任もって上手になるようにします!という意識、そういう意味でワンスマが知名度が高くなった今は逆に「招かれざる参加者」というか「ちょっとそれ違うのでは?」という感じの参加者も出てきた印象でした。

大切にしないといけない参加者の為には、ここは心を鬼にして排除というと言葉は強いけど、趣味性が高く安全にも関わるサーキットごとは”心を鬼にして”我々が守備範囲とする客層に“ある程度”絞って、引き続き有益なプログラムを提供するという考え方も大事だとも思っています。

またB to B(すなわち業者同士の提携やプログラム運営)は相変わらず、ワンスマの得意とする部分でもあり、自動車メーカーや正規ディーラー向けにエンドユーザー向けのプログラムをアレンジしたり、運営スタイルを再構築する事で対応できるので、今年も沢山色々な企業向けプログラムを実施してきました。

いつもお願いしているインストラクターも少し様変わりしてきている感じがします、これは半分は意図的で、もう半分は意図的ではない自然の流れで、ワンスマで御願いする必要がもうないくらいに他で活躍出来ているインストラクターよりも、やはりワンスマはインストラクターも育てるという見地からどんどん新しい風を入れて、それを参加者さんにも共感してもらえる構造を作りたいと思っています。

エンドユーザー向けの一般募集プログラムは相変わらず年間70-80回実施してますが、企業向けも多く、参加者は延べでおおよそ1000名以上、ドラサポを実施した人数は100名近く、澤がドライブした参加車両の台数は500台弱ありました(ドラサポ、広場、レースでの走行も含む)

そういう意味ではプログラムも2極化し参加者の志向も2極化しているのが今の時代の流れなんだと思います。

書き出すと多岐に渡りますが、
会員制FSWワンスマラウンジの運営
袖森系(ドライブスルー走行会、袖-1GP、袖森フェスティバル)
ドラサポ、年間ドラサポ、同乗ドラサポ(SUGO 4H、鈴鹿CCMC、オーポリKCC含む)など
広場トレーニング(Special Shopさん広場の運営協力含む)
公式戦や非公式戦(RUSH CUP、Fuji-1GPなど)のレースサポート
ワンスマカートやワンスマカート部
プレミアムレッスン、McLaren Free Run、ワンスマ走行会など
シミュレータートレーニングやSeCR競技長
McLaren メーカ系、ディーラー系イベント(他、メーカー系やディーラー系の試乗会のインストラクター派遣などの協力)
HC GALLERYさん関連イベント
メーカー系やディーラー様のプログラム運営など

私も今年1年でレース参戦も含めてですが年間で200日近くどこかしらのサーキットに居たようです。

レースだけでないですが、これを仕事に出来ているというのは本当に幸せな事ですね。

数字で言えば、ワンスマの事業としては2009年のワンスマ創設以来、2013年2月の法人化して法人名「株式会社ABSSA」として今季は10期目、スタートした以来で最高収益を見込める1年となっています、2017-18年の時から比較すると売上や収益は2倍になっていると思います。

関係して下さっている皆さんには本当に感謝です。

以上3つの大きなネタはあれど、それ以外にも色々とネタはあって、、、McLaren Arturaのプロジェクトがいよいよ実スタートを切った1年でしたが7月のミュージシャンMIYAVIさんとのステージは印象深かったですし、ゴルフは長年やってきてなかなか100を切れないで居たけど、最近ちょっと思考や攻め方が変わる様になって100を切ってラウンドできる率が上がってきたので、2回目の”ゴルフが楽しくて仕事に通じるネタとして勉強になる”と思える時期を過ごしています。

プライベートでは子供たちも高校2年生と中学2年生になって、親である自分たちは加齢を感じる毎日ですが、家内は毎日子供たちと戦い、私は家に居る時は「澤圭太」ではなくなるのですが、スポーツ部活をしている彼らの動向は常にアスリートの一人として気になる。

8月に子供たちと一緒に澤圭太のヘルメットを被せて大井松田を貸切ってカートで遊んだのはいい思い出でした。
(親としては絶対にレースの世界には入れたくないけど、次男はカートやりたいと思っているらしい 苦笑)

また、みんカラBlogでは こちら とか こちら とか こちら が2005年から始めたみんカラBLOGの中でもアクセス数が結構いいランクに入る位になった1年でした。

支援者の皆様には年内に色々と返礼品が届くように手配中です。

そして新たなパーソナルスポンサー様や個人サポートシステムの「FORZA!! Smiler 2023」は年始にご案内を展開予定、新年活動報告会(レース活動報告、体制発表会)は1月22日(日)に都内某所で開催したいと思っております。
(追って関係各所にはご連絡予定です)

メディア関係の露出もFormura Eの仕事でドイツベルリンへ行ったり、韓国ソウルへも行けた”新境地開拓”もあった1年ですし、WECは引き続きJ-Sportsさんの解説で重宝を頂いている感じですし、Youtube「ワンスマChannel」(こちら)とDriving AcademyTV(こちら)を来季はもっと力を入れていかないと、、、ですね。

駆け足ですが2022年を振り返ってみました。
Posted at 2022/12/13 18:10:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年12月11日 イイね!

12日昼12時から年一度「全部乗せプログラム:プレミアムレッスン」の募集スタート

12日昼12時から年一度「全部乗せプログラム:プレミアムレッスン」の募集スタートいよいよワンスマが提案する最高峰のレッスンプログラム「プレミアムレッスン」2023年2月25-26日開催分の参加募集が明日12日(月)の昼12時よりワンスマ公式HPでスタートします。

公式サイト >>> こちら

FSWを速く走りたい方、コースは問わず集中的かつ包括的なトレーニングに参加してみたい方、、、

年に一度、宿泊もセットの1泊2日のプログラムです。
1日目は広場トレーニングでみっちり走行(翌日のRコースを走る為のエッセンスをより強めた内容を予定しています)、走行後は懇親会で参加者やインストラクターとも交流を図って貰います。

今回はFSWサーキットホテルがOPENしたので、OPTIONで宿泊プランを用意しています。

2日目は朝少し早いけど、マイクロバスと車両1-2台を持ち込んでみっちり1時間以上かけてコース下見します。

結構コースを知らずに走っている人多いんです!

正しいブレーキが終わる位置、アクセルオンの位置と向きを各コーナーで徹底的に解説しながら前日の広場トレーニングでの感覚をRコースに落とし込みます。

まずはここまでで、練習走行を実施、ここで既にベストタイムを更新する人も居るかもしれません!

走行の合間はサーキット走行のバイブルにもなるはずのテキストを使って、実践的な講義を行います。
(コース攻略の面、ドライビングの面、両方から攻めます)

そして、このプログラムの一番の特徴「反復セクター練習」があります。

Aコーナー手前からスタートしてAコーナー、100R、ヘアピンを一個ずつ組み立てて走行、インストラクターはオフィシャルポストから走りを見て事後にお送りするアドバイスシートに活かしたり、その場ですぐ出来るアドバイスは無線を通じて伝えられます。

ヘアピン先にはもう1隊列あって、Bコーナー、T13からGRスープラ、そして最終パナソニックを1個づつ組み立てて走行する参加者に、同じくポストから見ているインストラクターがアドバイスを送ります。

1Lapを纏めるのは最初は難しいから、1個1個のセクターをまずは集中して走って出来る様になっていったら、次第に繋いでいって、最後は結果的に纏まればタイムが勝手に付いてくる、、、という方式です。

多分、申込スタートから30分は立たないうちに定員になるかと思いますが、定員になってもまだキャンセルが出たりする可能性もあるので諦めずに「定員になっているけど申し込みたい!」と事務局メールへ一報を、キャンセル待ちでも早い順番に入っておくのが必要です!

さあ、明日の昼休みの時間が始まる前からパソコンの前に鎮座して頑張って枠を獲得してくださいねっ!!



それから先週土曜日に公開しているDriving Academy TVの新映像はVITA耐久レース@もてぎの模様を使っての映像です。

>>> こちら


「ブレーキングのキモ」は、ブレーキング解説の決定版といえる濃密な内容。

「100m看板でブレーキ」と言われた時の、空間認識、ペダルを踏むまでのタイムラグ、制動力の立ち上げ方のズレ…などなど、他人のいうブレーキングポイントを鵜呑みにしてはいけない理由が盛りだくさん。

以上、宜しく御願いします~!
Posted at 2022/12/11 19:00:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年12月07日 イイね!

全方位に効果的なワンスマコンセプトが詰まった広場トレーニング

全方位に効果的なワンスマコンセプトが詰まった広場トレーニング先日の広場トレーニングは韓国ヒョンデ自動車さんのR&D部隊の皆さんのサーキット走行を通じての人材育成をテーマにHC シェアリングさんを通じて依頼を受けての運営でした。

シミュレータートレーニング、広場トレーニング、そしてライセンス取得をしてのRコースの走行まで包括的にHCシェアリングさんと共同でサポートをさせて頂く予定です。

一般のサーキットを走れる様になりたい、速くなりたい、クルマの運転が上手になりたい、、、という方向けの年間で40回以上の広場トレーニングをこの10年ずっと続けてきたいワンスマ、今はMcLarenさんなどメーカーやディーラーさんの試乗会やドライビングレッスンの企画運営も、そのノウハウをベースに個々にアレンジをしてやらせて貰っています。

HCシェアリングさんと2020年からスタートした「大人の自動車教習所2.0」プログラムなども経て、この広場トレーニングのプログラム構成は更に幅が広く汎用性のあるものに成長を遂げたと感じていて、今回のヒョンデさんの1日も皆さん1日で凄く上達されて綺麗なクルマの動き方やタイヤの鳴き方になっていました。

今迄で一般公募やBtoB運営も含めると延べ6000人くらいの人がこのプログラムを受講していると思いますが、ほとんどの場合で朝の走行スタートから夕方の走行終了までを通じて上手になる人が多いと感じます。

そこには
初心者でも安心して参加できる雰囲気づくり、エキスパートの人でも個々の課題を明確に実践走行に繫がるポイントをつぶさに見つけ出し、個々のアドバイスを充実させることに重きを置いています。

基礎の基礎である串刺しブレーキから始まり、それがショートオーバル走行にどう繋がっているか?を見本走行で見せ、空間利用や基本的な操作の流れや上手く走る為のポイントなどを講義で話したり、実際に目で見える形で実演して見せたり、一緒にコースを歩いたり、同乗&逆同乗で体感経験値を上げたり、9時~16時までの昼休みを挟んで実質6時間の中で、2分間走行が13~15セットという時間で、考えて、トライして、経験して、調整して、人のを見て、マネしてみて、聞いてみて、みて見て、、、様々な角度から「上手になるセンサーに刺激を与えていく」というのがワンスマ流の広場トレーニングです。

速度域も最初はFSWで言ったら1コーナーやシケインくらいの40~60km前後の低速域、最高速はクルマにもよるけど100km~120kmでしょう、そこから午後の実践的な複合コースになると旋回速度が60~80kmの所が出てきて、左右の切り替えしがあったりとより戦略的な走りが求められるようになり、FSWで言ったらヘアピンやT13、GRスープラ、パナソニックくらいの速度域での走行練習が可能になっていきます。

低速と中速の走らせ方の違いが分かると、駐車場では限界のある高速域の走らせ方も想像が出来る様になる、、、というカラクリを解説し、ここまで上手に走れる様になったら、一回レーシングコースを走る機会を作ってみましょう~!

そこで広場でやっている事を実践に繋げるとこういう事か!だったら広場で改めてこういう事を練習しないと、、、ってステージの往復をする事での効果も考えられる様になります。

そういった理論と実践とのバランスを重視して、沢山走るだけが練習じゃない!というのがワンスマのトレーニングのコンセプト(だってレーシングコース行ったらもっと練習する機会が沢山作れないですから)、練習の仕方が上手くなる練習法を意識したプログラム構築になっています。

年内はこの週末(10日土曜日はまだ少しだけ枠有)と24日(こちらも土曜日)の開催を残すのみとなりました。

是非、今年のスキルアップは今年のうちに!という方はお申込お待ちしております。

ワンスマのキラーコンテンツ、広場トレーニングに関して >>> こちら
Posted at 2022/12/08 18:05:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年12月07日 イイね!

緊張との付き合い方【緊張コントロールで気づきや安全性向上も】

緊張との付き合い方【緊張コントロールで気づきや安全性向上も】レースを含めモータースポーツも緊張との付き合い方が大切です。

それは何故かというとモータースポーツもやっぱりスポーツだから。

スポーツ走行や走行会で良いタイムを出す、予選で良いタイムを出す、いいスタートを切る、結果を出す、、、色々なプレッシャーの下に置かれます。

時事ネタになりますが、サッカーW杯、私も決勝リーグのクロアチア戦のPKを深夜に観ていました。

PKって「普通に考えたらプロがあの距離からキックするから入る確率が高い」っていう「簡単だから難しい」法則の象徴みたいなプレーですね。

ゴルフなら1mのパットを入れる、とか

でも、優勝が決まる最後の1打となるとプロでも手が痺れたりすると思う。

国の代表としてあの場に立って、90分+30分の死闘の末に”これで決まる”
というPKとなると、全然簡単じゃないし、スペインvsモロッコ戦も延長の末にPKとなりスペインが敗れるという番狂わせが起きている事を考えると、PKに持ち込ませない戦術がまず大事で、万が一PKとなったら「サッカーの純粋な強さとは違う次元で結果が決まる不確定要素が多いのがPK」であるという点をプレーヤーもサポーターも覚悟する必要がある。

1番手のキッカーの南野選手の表情は、集中しているように見えて、顔面蒼白のようにも見えて、どうなるのか?わからなかったという印象で私も観戦してました。

ああいう時、「集中しろ!」とか「自分を信じて」とか奮い立たせるワードが思いつくかもしれませんが、自分が2017WEC開幕戦シルバーストンで決勝スタートDrを任された時、2006年マカオGPの予選前やスタートの時、2016Le Mans24hで初めてテストデーでコースインする時、、、そんな事考えられる精神状態ではなかった(苦笑)

と、言うか
「集中しろっ!」って言うのは自分が集中できてないから出てくるワードだし
「自分を信じて」っていうのも、そもそも自分を信じてないから出てくるワード

そんなのは当たり前の様に乗り越えた先の次元でのプレーを迫られていて”勝ちたい < 負けたくない”の状態なんだと想像します。

私の場合は「緊張している時はいいプレーをしたいという気持ちが強い証拠で良い状態」と自分に言い聞かせています、そして今やるべき事とやってはいけない事は何か?をしっかり頭の中で整理することで冷静さを保てるように、常日頃からその点を留意して仕事したりサーキットで走行をする機会を迎えています。

つまりルーティン化する事を作ったり、同じ環境を作り辛い「緊張状態」を日頃から感じられる精神状態を作ろうと無意識にやっていると言えばいいのでしょうか?

あと失敗をした時の精神状態や起きた事象をしっかり忘れずにどこかに留めておく事で、「これはあの時の上手く行かなかった時の状態だ」と、言葉で言うとトラウマ(マイナスのイメージで、それに引っ張られてしまう事)をプラスに変換する意識を常に持つようにしている事です。

人によっていいイメージを持つ方法やいいプレーをする為の考え方は違うでしょうが、自分に合ったゾーンへの持って行き方を知っておくのはサーキット走行をする人も持っていた方が良いと思います。

私の仕事の置かれた環境の様に大多数の人にとっては特別な時間であるハズの”サーキットを走る”という事が日常化しているからこその部分もあるでしょうが、そんな自分でも99%の度合いで”いつもと一緒の状態で走っている”事がフツーでも1%の確立でいつもと違う、いつもよりも集中できていたり、いつもよりちょっと散漫になっていたり、、、という事を感じる事があります、仮にそうであっても”
”いつもと同じプレー”が出来るという位の技術に対しての絶対的な精度や修正力があるからこそ、でもあると思うので、技術とメンタルのお互いが引っ張り合って相乗効果を生む様な状態を常に意識して仕事や日々の行動に活かす、、、

そうすると、例えば、、、
この季節になると朝の放射冷却で朝露によってコーナーミラーが見えづらかったり、自車の運転席側や助手席側の窓、ドアミラーが水滴で見えづらいまま自宅からスタートしていて自宅周辺でヒヤッとする場面があったりして瞬間緊張状態に持って行かれる時があったりする。

季節によって一般道でも気を付けポイントがあるとか、トイレのドアを閉める、コンビニでバックで車止めにリアタイヤを当てる時の当て方を意識する、、、など、日常の中にも気づきポイントやスキルアップポイント、安全の為の配慮など精度が高まるチャンスを得たと思って、「今年一番の冷え込み」と朝のニュースで言われている時はクルマに乗るこむ前、身支度をしている時から獲得した情報を元に家から車で出発してから何が起きるか?を想定していた李、、、そういう事が出来る様になるメンタル構造が緊張とうまく付き合えたりコントロールが出来たりすることに繫がるのだと思います。
Posted at 2022/12/07 18:37:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年12月04日 イイね!

今週は同乗ドラサポ祭り【ドラサポ職人:より高い効果を目指して】

今週は同乗ドラサポ祭り【ドラサポ職人:より高い効果を目指して】昨日の袖森ドライブスルー走行会、ご参加の方がありがとうございました。

ドライブスルーの気軽さを勘違いして当日無断キャンセルしたり、当日現地で参加できると思ってお越しになったりする方々がいるのですが、定員と同時走行台数を設定しているので、困ります!って時があります。

サーキットが実施してるスポーツ走行とも似て非なるモノですから、大人なら分かると思いますが、皆さん「イベントに参加する」っていう事がどういう事なのか?よく考えてお願いしたいと思います。

枠が出来てしまえば、当然我々も当日現地でも受け付けて参加してもらった方が売上にもなるし嬉しいですが、参加申し込みをされた方々が事前に配布された情報に基づいてブリーフィング映像を見ていたり、車両の準備をされていたりすることを考えると安全性と公平性を保つのが難しいという観点もあります。

さて、同乗ドラサポの方は5台でした。

GRヤリスの方は同乗で13秒台、御本人も14秒台と素晴らしい内容。

ノーマルのGRヤリスはFSWなら2分2秒くらい?
袖森なら1分17秒くらい(TC2000なら1分6秒くらい?)ですよね。

A052にして足とブレーキやって、、、で4-5秒アップだとすると、チューニングに対して反応が良い車なんだな~と推測。

718ボクスターの方も同乗13秒台。
御本人は「FSWなら58秒位、袖森でも、、、」という方でした。

同じ13秒台でもGRヤリスのそれと718では成り立ちが違う、袖森で4-5秒アップはFSWなら7-8秒アップなので、718ボクスターの方のFSWの目標タイムは54-55秒と推定、だとしたらご本人のFSW 58秒ってタイムは悪くない!って言うのも分かりますよね!

それ以外にもZ33のサーキット経験がこれから、、、という方の同乗ドラサポ、BMW 118の方、Golf CIの方(それぞれ同乗で22秒~24秒台)も、ストーリーが個々にあってそれらを私も知っている中でもドラサポの方が多かったので、充実内容を提供できたと思っています。

そして、本日はオートポリスにて3台の同乗ドラサポでした。

予報に反して山の天気はおそるべし!でして、、、今日はWETコンディションの中での同乗ドラサポでした。

でも、予報では段々よくなるという点も考慮して、、、いつもドラサポが複数台いる場合はその流れとかを凄く考慮しています。

それは安全性(同乗ドラサポ時だけでなくご本人の走行も加味)、ドラサポの効果などをより高くするためで、こういう時は駆動方式、パワー、履いているタイヤ、その方のレベル想定(プロファイリング)が大切です。

ExisiはDryで8秒(以前に澤が同乗にて)、本人も過去数回の同乗ドラサポと自習練で自己ベスト11秒台といういい所まで来ています。

でも今日は気合で新品のA050(Sタイヤ)、コンディション的に不適で心配(苦笑)

1本目(2分18秒より速い車のクラスの1発目:前半の同乗予定を後半に変更)しました。

これはカメラやデジスパがオーナー様の機材だからオペレートを任せられるという点、路面が好転してからの方がタイム差が少ないのでよりDryでの走行の参考になる(澤がDriveしていればセッション途中からでも比較的クリアな部分は探せる、というのも加味)etcの点を考慮しました。

実際は2分21秒1(WETによるタイム落ちは約13秒と想定)でPit in Lapは更に2.5秒速そう(データ上)、前半御本人で走行してタイヤを少しでも温めて貰ってましたがやはりタイヤとコンディションのマッチング悪く、ペースが上げられなかったとのことで、同乗スタートからout lap / 計測1Lap / in lapまで頑張って走っても、しっかり発熱するまでは行かなかった、、、

それでも、セクターの良い所同士で比較してDryにも活きる、しっかりアドバイス&次に繫がるものを提供できたと思います。

続いて、前半パートを走行したAMG C63の方。

ドラサポは初、なので走行前のヒアリングを重視、本人ベストはDryで15-16秒台とのこと、しかし装着しているタイヤが少し心配(特にWet性能の部分と製造年が2020年と少し古い部分)。

こういうコンディションが読めない時、車両やタイヤのマッチングが心配な時は慣熟走行でも走行できる前半がより良いと、順番的にExisiよりもこちらを優先しました。

しかも、しっかり慣熟走行を先頭グループでコースインし、そのままフリー走行に入る為にペースもコントロールしながら要所で車両のバランスや操作性を確認、計測1Lap目でクリアを取れる様に万障お繰り合わせの上で走行し同乗状態で18秒台でした。

これならDryでのタイムは2分10秒前後と想定、ExisiにA050装着よりはWetのタイム落ちは少し少ないと想定して、、、そう考えると本人のDryのタイム(15-16秒)に対して次の目標タイムも設定できたことになりますね。

Wetでもブレーキングの強弱コントロール、各コーナーへの侵入の雰囲気など、得られるモノが沢山会った、、、とのコメントを頂きました。
(初参加の方も満足させることが出来て良かった)

最後に2分18秒よりも遅いgroupに所属のPOLO GTIの方。
(午後のフリー走行のみ走行の枠でエントリーしていた様子で主催者に相談して同乗走行のみ午前のセッションで許可を得ました)

Dryで本人の自己ベストは25秒台とのこと。
(たぶん、そんなに劇的に悪くはないタイムだと思われる、とは走行前に伝える)

タイム読めないとはいえ、装着タイヤはA052(フロント)、AD09(リア)というコンビネーション。

リアタイヤの温まりがFFは怖いから暖まり易い標準系スポーツラジアルをリアに、フロントは高いスポーツラジアルグリップを求めて052というバランスなんだろうと推定、慣熟走行も走れるので最初のセッションよりも路面は好転しているとはいえ、wetでそれが正解かどうか?確認してからアタックが出来る。

ローパワー系FFならば(と言ってもPOLO GTIはそこそこ速いが)コンディションによるタイムロスはDryから8秒位と想定、ちゃんと段取りを伝えて「自分で運転して慣熟走行の車列のなるべくいい所に入る様に」と伝えておきました。
(速い組の同乗を終えたら、すぐに乗り込むので)

慣熟走行で前を走る車両がWetに足を取られてスピン&ウォールにヒットで慣熟走行が赤旗中断というアクシデントがあり走行時間が短縮されてしまったが、同乗だけやっておけば本人は午後のエントリーしたセッションでもっと状況が良くなってから走ればいいので同乗に集中。

赤旗解除待ちのピットロードは先頭から4台目なので、主催者とコース担当者ともピットロードで待機中に一旦降車して状況を説明し「グリーンになったら慣熟はもう無しで最初からフリー走行」というのを前の3台に伝え(アウトラップから抜いてクリアを取る為のネゴ行為 笑)、案の定ペースのあがらない3台をアウトラップで抜いて、クルマのバランスも確認し、最低限タイヤが暖まった状態で最終コーナー手前で後方が追いつく位までペースを落として、より計測1Lapのクリアが取れる確度を高め、計測1Lap目で28秒台を記録しPit-in。

Dryなら車の性能は19-20秒くらいだから、まずは25秒台を22-23秒台にしよう!と目標を設定、午後に本人は走行するので本人の走行との比較は出来ないが、その分、私の車載映像を元に詳しくポイント解説でカバー、、、

こうやって、不確定要素の多い、Wet、走行会の中での同乗、個々の立ち位置や向いている方向、技術と意識のレベルを包括的に加味して、総合的に効果的な同乗ドラサポになるように考える、、、 これって結構ノウハウというか頭が必要で、前後含めてサーキットに居る3-4時間(今日の場合)は全身全霊で心身をフル活用している状態だと思います。

皆さんにとってお金と時間とリスクを掛けて参加してくれる個々のドラサポがより良いものになる様に、、、こういった感じでワンスマドラサポは実施されていると知って貰えると嬉しいなと思います。

ワンスマでサブスク的ドラサポというコンセプトで実施している「年間ドラサポ」の場合はこのクオリティで個々のストーリーやバックボーンをより相互理解によって高めて、中長期的なタームでスキルアップを図っていくというプランです。

こちらも、いま問い合わせが増えてきているので注目してください!

画像でも使った「ワンスマ卓上カレンダー2023」(恒例もの)はComing Soonです、FSWでのMcLaren Free Runとワンスマ枠、昨日の袖森ドライブスルー、本日のオーポリ同乗と今週は合計で13台もお客様を乗せてのDriveで結構疲労が溜まっているけど、明日からも企業様広場トレーニング(FSW)と991Cupカードラサポが続くので気が休まらない師走スタートの澤圭太でした。
Posted at 2022/12/04 16:48:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
みんカラセレクト

プロフィール

「この2ヵ月の間に起きた事 http://cvw.jp/b/145876/48686777/
何シテル?   09/30 17:29
レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
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6月サーキット業務 本日のドラスー袖森で終了【ドラアカTV新映像 / 7月プログラム】 
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2020/06/28 15:30:31
41歳を迎えて・・・幸せを感じたり素敵な時間の総量について考える毎日。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/08/17 01:36:34
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