澤　圭太のブログ一覧

イギリスＧＰを見ていて
次のドイツは自分もまた居るんだな～と
少し気が引き締まった澤圭太です。

無事本庄～菅生の旅から帰還しております。

本庄レッスン参加者の皆さん
あまりの暑さに
｢ナツイアツ｣（暑い夏）
状態でしたがお疲れ様でした。


参加者の皆さんがちゃんとレポートをアップしてくれております。
（”お家に帰る迄”ではなく、”ブログのアップするまで”が
澤個人レッスンです）

そしてアップした瞬間、次のレッスンは始まっています。　←使い古している。

ロードスターＮＢの同乗　逆同乗の模様は
→　こちら


アウディーＴＴ　2.0ターボ　の澤単独アタックの模様は
→　こちら

皆さんの感想
お待ちしておりますっ！！

ドリフト（パフォーマンス）ボックスがかなり普及している感がありますね。


続いて菅生ネタ。
ラップタイムの推移を紹介しましょう。

オーナーさんスタート（1年ぶり菅生走行）
PIT OUT　→　1分40秒05(以下秒単位から羅列）
→　34秒88　→　34秒04　→　32秒36　→　31秒28　
→　PIT IN（チェック＆エア圧調整）
→ PIT OUT　→　31秒85 →　30秒81　→　30秒35(BEST)　→　31秒37　
→　PIT IN

澤チェック走行（菅生は３年ぶり以上のレーシングスピード走行）
PIT OUT　→　29秒32　→　27秒90　→　27秒95　
→　PIT IN（エア圧調整）　→　PIT OUT　→　26秒87(BEST)　→　PIT IN

オーナーさん２本目スタート（コース攻略アドバイス後）
PIT OUT　→　35秒55　→　32秒68　→　35秒88　→　31秒62　→　31秒20
→　30秒81　→　PIT IN（フロント車高変更）
→　PIT OUT　→　32秒27　
→　PIT IN（チェッカーでクリアアタック確認出来ないが感触良し）

オーナーさん３本目スタート（車高再確認＋ロールバーバランス確認）
PIT OUT　→　35秒22　→　31秒81　→　30秒19（BEST）　
→　PIT IN（ロールバー変更）
→　PIT OUT　→　30秒13（BEST)　→　32秒44　→　30秒09（BEST)　
→　29秒82(BEST）　→　PIT IN

オーナーさん４本目スタート（新品タイヤで予選シュミレーション練習）
PIT OUT　→　31秒96　→　30秒34　→　29秒83　→　29秒29（BEST)
→　29秒35　→　PIT IN（エア圧調整）
→　PIT OUT　→　29秒24（BEST)　→　29秒57　→　28秒84（BEST)
→　29秒96　→　PIT IN　

レースウィークに向けて澤が最終チェック（フロントキャンバー変更）
＊４本目に使用した新品タイヤそのまま使用
PIT OUT　→　26秒80（BEST)　→　26秒62（BEST)　
→　30秒13（クールダウン）　→　26秒59（BEST)　
最終ヴィッツ引っかかりでデータ上、コンマ45ロス　
→　34秒50（再度クールダウン）　
→　26秒97　→　27秒05（決勝ロング想定の走法シュミレーション）
→　PIT IN

以上65LAP（内、澤は17LAP)で終了しました。

オーナーさんは徐々に確認しながらタイムを削っていくタイプなので
新品タイヤで一番美味しい時にバシッとタイムを出す練習が必要。
ベストは28秒84でしたが、それが出来ればあとコンマ5秒は見える。

澤は”コースに慣れるという文字が辞書に無い”ので
とにかくクルマの状況をタイムに反映させてオーナーが走り易いクルマを
最低限の周回数で作る事に専念。
想定タイムは新品タイヤで13ラップ走行後
ベストタイム26秒フラットって感じなので
新品アタックをすると25秒3前後だろうから
オーナーさんが現状ベストの走りをして3秒差と言えますね。
スタビ、キャンバー、エア圧、車高の適正値が判断でき
オーナーも空いている中で集中的に走行練習、データ解析、
実際のコースサイドチェックが出来て非常に有意義な内容でした。

とにかく無駄な周回を極力無くす、
タイムがバラつくとセットアップの差が判断できない
ラップタイム推移を見るだけで大体判断が出来ます。
これが大事です。

終了後、今回のテスト結果を元にレースウィークの
セッションスタートセットアップの数値を展開し東北道での帰りの車中でも
ドライビング談義という感じでした。

何事も飛躍的な向上は中々難しいけど積み重ねれば必ず成果が
ゆっくり出始めるハズ。

サーキット走行を目的としたレッスンと
レース走行を目的としたコーチング、
方向性は一緒でもやはりニーズに合わせてやり方も少し違うんですね。

今日はちょっと長かったですが
”タイヤは語る”と題して
セットアップの流れや考え方についても今回のテストを参考に
紹介して行きたいですね。

では。