
まずは画像をご覧ください。
Drift Box の車速を抜いて横Gのみを表記、
オートポリスを1LAPした際のDATAです。
なかなか見ない様態ですね(笑)
常日頃、車がどちらかにロールしている状態でのブレーキによって
コーナーリングを始める挙動の最初のステップをクリアしてしまおう!という内容で
ドラサポも広場トレーニングもお話している時が多いと思います。
チューニング/ドラテク雑誌にも書いてある通り
クルマをなるべく直線状態にしてブレーキングをすることは”短い区間で姿勢を乱さずに止める”為に
有効であることは疑いのない事実です。しかしこの表を見れば解るとおり、
オートポリス1LAPの中で横Gの掛かってない距離 / 時間はと言うと・・・
コース長 約4600m ラップタイム澤(赤)135秒、オーナー(黒)155秒の間に
澤が ”1100m 23秒間 ”→ これは全体の17~24%
オーナーが ”1400m 33秒” → これは全体の21~30%
常に私のほうが横Gを1LAP中に横Gを掛けている時間は長い傾向が強いです。
真っ直ぐにして止めなくてはならないのはオートポリスでは1コーナー、3コーナー、第2ヘアピン位、
それ以外は勢いが増してくると”真っ直ぐ走っている暇が無くなる”ハズです。
FSWだって1コーナー、Aコーナー、ダンロップ位でそれ以外はロールしている状態からのハズ・・・
要するに・・・
真っ直ぐ止める事 ≦ 曲げるブレーキを活用して最初からロールさせておく
ロールした状態ではちょっと挙動が乱れてタイムロスする所は
仕方なしに真っ直ぐにして止めれる走り方を選択する。という感じでなのかもしれません。
どうしてそうなるのか?ロールしている状態で車の挙動に変化を与えるのが怖いからです。
クルマが高速時にまだお友達になれてなかったり対話や次の予測が出来てないのが大きな原因。
クルマの限界を上げる為に固くすることと、車の挙動が大きくて怖いから固くすることは違います。
とは言っても・・・
レーシングコースは時速100km以上でやらざるを得ないから”ちょっとやってみよう!”すら怖いけど
広場トレーニングなら時速100km以下で単独走行でできてアドバイスもオンタイムで来るから
色々と試せる、失敗が怖くない、だから人気がある。
(6/5は残り数枠、6/12は定員、7/21夏プレミアムも残り数枠です)
鈴鹿やFSWやオートポリスでいきなりSタイヤでハイパフォーマンス車両でフリー走行をするのは
軟式少年野球を始めたばかりの少年がいきなり東京ドームで硬式ボールを使った社会人野球の
打席に立って外野へのヒットを狙うようなものなのかもしれません。
現在、7月以降の木曜日もしくは日曜日で、夏は”マルマルスキルアップ期間”ということで
”午前半日広場トレーニング、昼に講義や慣熟走行をじっくりやって、午後半日スポーツ走行”という
1日で2度美味しいプランを調整中です。
1日で上記の問題と向き合って、”良い状態”を体感することで
【出来てる自分を発見する旅】に出発出来るかもしれませんよ~~!
Posted at 2011/05/21 17:01:28 | |
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