
今日はASIA-GT3の非公式練習走行日。
日本ラウンドのASIA-GT3は茂木、岡山、富士とMaclaren MP4-12Cを使うClear Water Racing(シンガポール)のコーチングサポートでしたが、本日は長くサポート頂いている香港LKMさんのサポートを1日やらせて頂きました。
Lamborghini LP520(2009年モデル)でGTMクラスに参戦するマシン。
Porsche GT3R(2011年モデル)、同じくGTMクラスに参戦するマシン。
両方を乗り比べて、どちらで今週末のレースに出たらいいか?の判断をする感じでした。
ここ数年のFIA-GT3マシンの進化は目を見張るものがあります。
2009年にマカオGPで初優勝を遂げた時のマシンがこのLP520ですが、その後LP560、LP600と進化。
今年はFL2という名前になってます。
私は520,560,600を良く知っていて、マカオGP2連勝はLP520⇒LP560のUpdate LP600でした。
しかしFL2も先日FSWラウンドでテストドライブしてその進化具合を知っている。
今年のマカオGPは昨年PORSCHE GT3R(2012モデル)でマシンチョイスを失敗した感があるので
またLamborghiniに戻る予定です。(どんなマシンか?はお楽しみに・・・ ← 意味深)
今日は同時に2011年モデルのGT3Rも走行したので2009年から2011年へのマシンの進化が画像のようにデータで一目瞭然!
圧倒的なパワーの差があるという事です、タイムも4秒以上違います。。。
そしてそこから2年経った今年の2013年モデルはそこから更に4秒以上速い訳です。
ここ最近の進化はパワーよりも空力に振った感じ、特に今年2013年モデルは各車ダウンフォースを付け過ぎてコースによってはストレートスピードが落ちてタイムダウンする位攻めている。
FIAのリストリクターBOXの形状が変わった事でラム圧が変化してパワーダウンしてる部分もあります。
しかし、タイヤがルール的にコンサバ系だけでなく攻めてるタイヤも履けるレースならタイムはアップしてますがら、マシンもタイヤもまだまだ進化している。
(要はブレーキングと中高速コーナーの旋回速度が速くなるという事)
この進化速度はある意味驚異であり、ジェントルマンドライバーにとってみるとパドルシフト+ABS+TRCの”3種の神器”はあるものの、マシンの限界が高くなりすぎてそれでも難しい部分も出てくる。。。
タイヤが大きくなってパワーがあって、空力で押さえつけているマシンはやはり常にタイヤをしっかり潰して走らないと逆に性能を使い切れないので難しくなる・・・
Facebookで、今日走行していたFIA-GT3マシンのフォトギャラを作りましたのでご覧ください!
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こちら
あとメルセデスSLS、AUDI R8、BMW Z4に乗れれば、ほとんどFIA-GT3のトレンドマシンに乗れている。
日本だけでなく色々とメーカーの縛り、チームの縛りがあるプロドライバーが多い中、でこれだけ色々なGT3マシンを知っているのは少ないと思います。 役得。。。(笑)
さあ明日からはFerrari Challengeのコーチングに集中!!
Posted at 2013/09/12 19:56:56 | |
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