
皆さんに残念なお知らせです。
昨日のPCCA決勝、レース後の審議にて私は30秒加算のペナルティを受けてしまいました。
結果は4位から10位へ降格。
その要因となったのは1LAP目のオーバーテイク。
T5での事なのですが、ギリギリの接触を避けて縁石の内側(コース外走行と見なされ)を走行してしまいました。
その時も”もしかしてやばいかな?場所を戻さないといけないかな?”と思ったのですが、戻すべき相手がすぐ後ろではなく1台挟んで後方に居たので、その相手だけを元の場所に戻すという事がスタート直後の混戦の中で非常に困難で悩みました。
そうこうしている内に3つコーナーを通過してしまい、間に挟んだ1台と軽い接触をした時に2台のペースが乱れ、それに乗じて元に戻してあげなければならなかった1台が前に!
これで結果的にREPLACEになったと少し安心したのは束の間・・・
事も有ろうか、私と接触した1台とREPLACEしてあげたマシンが次のコーナーで接触して2台スピンっ!
私はそれを避けて6番手になった所でSC導入・・・という顛末でした。
抜いてしまったら直ぐに場所を戻さないと行けない というのがレースコントロール主張のポイント
コース外走行は接触を避ける為致し方なかった、戻そうとしたが”直ぐ”は難しい状況だった、と言うのが私の主張。
一生懸命、英語で弁明をしましたが残念な結果となりました。まずは応援して下さった皆さんやチームに申し訳ない気持ちです。。。
プロは結果でしか評価されません。
例えスタートが上手く行って、追い抜きを試みて、ギリギリで成功して、相手のミスを誘って、その間に追い抜きして、他のマシンの接触を予知して回避してポジションアップした結果、不運の予選から8位スタートであっても何とか這い上がって4位でゴール。。。というのが帳消しになってしまう。
これは言い訳の出来ない事実です。
何だかペナルティ受けるなんて久しぶり過ぎて前がいつだったか思い出せませんが(苦笑)
抗議をしたドライバーともレース後話しましたが、あれはお前のラインは仕方ない、あのままお前がコース内に居たら俺たち3台あそこで接触して後続にも迷惑を掛けていた。
しかも、その後すぐに場所を戻せない状況だったのも解る、問題は俺をスピンさせたアイツだよな!
アイツはいつもそうだ、車両感覚が全くなくて、レース後はいつも四隅に傷がついている!
俺はお前には不満はないが、俺たちはシリーズ3位を争っているからチームのボスがSAWAを抗議して降格させろと言ったので抗議せっざるを得なかった・・・悪かったね・・・と。
その位、順位争い、シリーズポイント争い、チーム間の争いが激しいというのがPCCAの現状。
直接コースで戦っていて相手をリスペクトしながら接戦を演じている仲間だからこそ(だけにしか)解る(解らない)プロ同志の極限状況下でのフィーリング。
しかしルールはルール、私は不満なくこのペナルティを受け入れています。
(ルール上は私に非があるので)
それよりも!!(これはプロとしてではなくレーサー澤圭太個人の想いとして)
今年一番のレース内容で順位やシリーズポイントも大事ですが、”良いレースが出来た、マシンの新しいセットアップ方向や乗り方も確信が持てた!応援に来てくれた方々が走りに喜んでくれた!”という実感と、その結果非常にハイレベルなPCCAの中でポジションを上げて表彰台にあと一歩の4番目にゴール出来た事の方が今の自分には大切、トンネルを抜ける苦労の為の今年は1年みたいでしたが、残りは最終戦のみ(上海戦)です、良い流れを感じているので悔いの無い走りで終えたいと思っています。
引き続き応援を宜しくお願いいたします!!
Posted at 2013/09/23 12:37:24 | |
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