
ちょっと前の話・・・
レーシングドライバーがアマチュアの方にドライビングレッスンをする。
これ自体がまだ普及してなかった時がありました。
レーシングドライバーがお客さんを集めてレンタルカートレースをやる
”意味が解らない”と言われた時代もありました。
自分がリスクと時間とお金を費やして得たものを安易と教えるなんて・・・とか
自分の名前を冠につけるなんてハイリスクでナンセンスだと言う先輩Drも居ました。
本庄サーキットで個人レッスンを初めた時も自分で企画して告知して参加者対応して実施して・・・大変でした。
ジムカーナ場を借りて”広場トレーニング”を始めた当時は【ジムカーナト練習やドリフト練習】だと思われていました。
今ではFSWの駐車場にガードレールが出来て教室が出来てしまう位、世の中に”広場トレーニング”が定着し、その効果も認知されました。
ドライバーたるやアマチュアの方にドライビングを伝えてナンボという風潮になりつつある。。。
どこかの広場系トレーニングで”どんな風にやったら良いか?”というスタッフ間の話になった際に”澤がやってるワンスマっぽい奴だよ”と言うイントラが居たらしいのですが、これは私達の広場トレの本意を知って言っているのかどうかは解らないけど、一定の認知やイメージが持たれている・・・と言う事だと思います(苦笑)
そして、どうせ広場トレのように至近距離で車の挙動が見れるのなら”流し撮り”の絶好の練習被写体でもあると思い”流し撮りレッスン”を合体した事もありました。
これが後に袖FESでのプログラムとなったりと広がりを持ち、池之平先生=流し撮りの巨匠というイメージが定着した。
他にも価格を付けてのDVDシリーズ化、シミュレーターの効果を体感できるトレーニング、頭の体操をする”The学”等、愛車を安全に楽しく操るという行為へのアプローチとして様々なチャンネルを作ってきたという自負があります。
何が言いたいか?と言うと周りがやりだしてからでは既に遅い・・・という事。
(これから広場トレやらねば!と言うのは今”ダメよ~ダメダメ!”が来ているようなモノ)
今までのビジネスモデルにすがって居ては一時的な解決にしかならない、限りあるマーケットの中でユーザーが移動をしているだけという事。
だから・・・ 『新しい需要(ニーズ)を創造する』 これが大切であると言う事です。
恐らくFSWレーシングコースを走る環境を安全に保つ為に一定の広場トレは成果を上げているでしょうし、今後ワンスマが力を入れていく予定の袖-1GP、FSWラウンジ運営、車真サービス等も今まで同様、私達の中では明確な戦略を持って進めていくプロジェクトです。
多分、意外とそういう臭覚は私敏感な方なんだと思います。。。
どんな分野でも『プロ = 勘違いと思い込みの塊』だと言えます。
私はレーサーのプロではなく、”車の楽しさを正しく伝えるプロ(勘違いの塊 笑)”を実現するその道具として時としてコーチであり、時としてレーサーで居たいと思っています。
一方でビジネスに置いては必ずしも”その道のプロ”である必要は無いとも思っています。
私は車ビジネスのプロではありませんが、自分がドライバーとして、コーチとして、そしてこの業界はこうでなくては成らないはず!という意識は人よりきっと強く持っているハズです。
だからそんな私の考えやスタイルをより近くで感じる事でプロには成れないけどセミプロ/ノンプロを目指す意識でスポーツドライビングを楽しみたいと思って下さる方がこれからも増えてくれると・・・今まで続けてきた甲斐があったなーと思うし、もっともっと今やりたい事、やらないと行けないと危機感を持っている事にポジティブに取り組めると思います。
特に着地点の無い話でした!(笑)
Posted at 2015/01/20 23:26:58 | |
トラックバック(0) | 日記