準備日の昨日(13日木曜日)はニュルはまずはコースWalkから始まりました。
事前に見ておいた車載映像と出発直前に実施したシミュで今までのモンツァ、シルバーストン、スパ同様のレベルである程度は走り出す前に想像を膨らませている状態なので、実際にコースを歩いて最終チェックをしている感覚です。
そして諸々準備を終えて今日のメインイベント(!?)、北コースのノルドシュライフェ走行にっ!!
様々な車両レンタカー会社が混在していますが私たちはRSRという所に訪問。
愛車で走る人も居るし、こうしてレンタカーで自分の好きな車両、憧れの車両で走る事も出来る!!
北コースの最後のパートの直線区間にチケットゲートがあって1LAPを通過して完全にLAPは出来ない仕組みになっています。ゲートでチケット(スイカみたいなやつ)をかざしてゲートが開いてコースイン、1LAPしたらまた入口に並んで同じ流れでコースインって感じ。
高速のETCレーンみたいなイメージです。
チームスタッフはBMWのM3をレンタル、私はスピードを出すよりも一度走ってみたレベルだったのでルノーメガーヌRSのマニュアルを選択。
M3で4LAPが保険とか燃料とか周回券含めて750€位、メガーヌは同じパッケージで2LAPで350€でした。
敢えて、全くコースを勉強しないでいきなりコースインしてみると普段どれだけ事前練習をしておく事が大切って人にも言っている事が逆の状況で理解できます(笑)
目線とか良いペースで前を走ってくれる車両を探すとか突っ込みすぎないとか徐々にペースを上げるとか・・・です。
2LAPのみとは言え、半袖、短パンとは言え、ヘルメット被って、グローブして、ドライビングシューズ履いて・・・ 海外のトラックデースタイルでDriveして賞味25分間位のエキサイティングな走行でした。
愛車のチューニング自慢をする人、レーシングカーに近い車両をとランポに積んで持ち込む人、様々な人がゲート周辺の駐車スペースに集まり、それを見に来る一般客がカフェでビール片手に楽しむ・・・そんな平日とは思えない、日本では見たことがない活気。
実はレンタカーで当初はそのまま走ろうと思っていたんです。
ニュルの走行は一般道とみなされるという事なので問題ないだろうと思ってましたが実はレンタカー会社はニュルの走行を禁止している会社が多いらしく、私もそれを考慮して専用のレンタカーを別途で借りました。
レースドライバーが初コースとは言えゆっくり走るんだしバレなきゃ大丈夫でしょう?って思う方も居るでしょうが、それは違います。
自分がゆっくり走る = 周りとのスピード”差”が生まれますからそれがリスクになるとも言える。
そして周りの車たちはどんなスペックでどんな人かどんな目的で走っているか全くわかりません。
ルールを知って走っている人だけ、サーキット経験が豊富な人だけがコースを専有している訳でもない。
サーキットだって世界的に特殊は部類に入るコースですから客観的に考えて私の置かれた環境はニュルのGPコースでレースをする今週の状況よりもリスクが高いとも言えるかもしれません。
これは皆さんが自分が良く知ったサーキットでスポーツ走行をしたり走行会に参加している状況ともある意味近いと言えます。
危険を認識し、置かれている環境に基づいて、起こりうる事を想定出来るからこその予防安全です。
知らないけどラッキーの連続や根性や気合、周りのフォローでたまたま切り抜けて来れたような仮想安全とは種類が違います。
デジスパのデータも取ったし、GoPro搭載して車載映像も撮りましたので是非どこかのタイミングで皆さんに紹介したいと思います、周りを見ながら安全に走行するヒントが満載のハズです。
アトラクションはここまで、今日(14日)からは走行が始まりますので集中しながら、ニュル北コースを走った少年のトキメキも忘れずに(苦笑)走りたいと思います。
Posted at 2017/07/14 13:37:54 | |
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