
やっとレポートに手が掛けられました。
タイでのコーチングWEEK。
そして明日(24日)のFSWはP2広場トレが急募2名です。
それでは・・・
先週のWEC / USAラウンドのレポート配信、皆さんも是非お時間あるときにご一読下さい。
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関係各位
【WEC Rd.6 USA / テキサス州オースティン Circuit Of The America戦】
参戦レポート ワンスマ 澤圭太
いつも澤圭太のワンスマ活動、レース活動にご支援頂き誠にありがとうございます。
以下、澤圭太が本年参戦致しますWEC参戦レポートです。
お忙しい中恐縮ですがご査収いただけますと幸いです。
フォトギャラリー >>>
こちら
お知らせ:
① 新規・追加パーソナルスポンサー様の募集中です。
次回は母国レースのFSW戦です、世界選手権WECに出場している日本人Drは澤圭太を含めて3名だけです。
参戦初年度ながらクラスチャンピオン争いを6ポイント差の僅差の中でしているClearwater Racing(シンガポール国籍のアジア系チーム)と澤圭太はメディアからも普段のWEC戦以上に注目される事が予想されます。
是非FORZA!! Keita 2017メンバーやパーソナルスポンサーに興味のある方はご一報頂ければ幸いです。
ご予算やニーズに応じてご提案をさせて頂ければと思います。
② FSW戦(10/13金:公式練習、10/14土:公式予選、10/15日:6H決勝)現地観戦について
以前のメールの通りWEC富士戦、観戦希望者が大変多い状況です。
チーム、主催者、サーキットに掛け合い既に従来獲得できるゲストパス数を超えている為に最大限ゲストパスを別ルートで獲得する最終調整をしております。
既に観戦希望を頂いている皆様には順次ご案内をさせて頂きますので今しばらくお時間ください。
FSW WEC戦について >>> http://fiawec-fuji.com/
③ WEC USA戦のYoutube国際映像は以下です(表彰台シーンが最後あります) >>>
こちら
④ 2018年以降のWECシリーズについて主催者から発表がありました。
2018-2019年と連結で約1年半のシーズンのとなりLe Mans 24hレースは2018年6月だけでなくシリーズ最終戦として2019年の6月のLe Mans 24h(最終戦)とシリーズ中に2回開催される形式です。
Clearwater Racingの来季の活動については今季の最終戦で発表の予定です。
⑤ メディア露出情報
FSW 紹介のWEC FSW戦PR-VTR >>>
こちら
USA戦翌日の東京中日スポーツ新聞にもレポート掲載されました(添付画像)
9/26発売の三栄書房 REVSPEED誌には「一般道でも出来る練習法」という特集にカラー14P登場します。
9/30発売のネコパブリッシング SCUDERIA誌にはWEC参戦レポート記事がカラー4P掲載されます。
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【以下:レースレポートです】
前回WECメキシコ戦では不本意なクラス5位に終わりチームランクも首位陥落となったClearwater Racingだが1週間のインターバルを空けてWECの舞台はUSAテキサス州オースティンにあるF-1GPも開催される「Circuit Of The America」へ。チームスタッフの大半はインターバルを北米大陸で過ごすが澤は一旦帰国しワンスマ日常業務を済ませて再度USA大陸へ上陸、自身初となるUSAでのレースを迎えた。
日本との時差は前回のメキシコ同様の14時間、乾燥しているが非常に高温なオースティンは日中は摂氏35度以上になる日も、、、我々のFerrari488GTE + ミシュランのパッケージは決勝のロングランや高温な環境に強く、またアジアでのレースでドライバーも暑さにはヨーロッパ系のチームやドライバーよりも比較的耐性があるのも今回の好材料としていきたい所。
水曜日にコースWalkや準備を済ませ、木曜日からは公式練習がスタート、澤はいつものように初コースでも数ラップでコースに順応し決勝用のセットアップに専念、オーナDrのWengは一番走行時間を確保してしっかりコース慣熟を行う。エースDrのMattが予選セットを進め、クラス2位というまずまずの結果で公式練習日1日目を終えた。
金曜日の公式予選:
まずはWeng選手がアタックスタートして公式練習で出した自己ベストを大きく上回る1分9秒台。
続いてのMatt選手も2LAPしかないチャンスできっちり1分6秒台のタイムを出して2名のアベレージタイムで争われる予選は今季最上位となるクラス3位が確定した。
土曜日の決勝(6時間):
開幕のシルバーストンRd.4ニュルに続いて今回は澤がスタート担当、序盤はポジションキープ、アストン→フェラーリ→我々という布陣、もう1台のフェラーリは同じシルバーDrのカスラッチ選手で2LAP目にアストンのブロンズDrのダララナ選手を抜いて逃げにかかる。ここで離されたら戦略的に不利になる為に澤もアストンを猛プッシュ、しかし世界最強のブロンズDrと言われるだけあってなかなかスキを見せず苦戦。しかし相手のミスを誘いT11のブレーキングでフェイント見せてブロックラインを取らせて立ち上がりで彼がハーフスピンをしかけて押し出してしまうような形で接触、順位は上げたがアストンは接触の拍子にスピンをしてしまいレースコントロールからのペナルティを受ける心配があった(その後レースアクシデントと判定されお咎めなし)、その後前を行くカスラッチ選手を3~4秒差で追い続け、彼のタイヤがタレるのを自分のタイヤを温存しながら待っていたら残り10Lapで彼がアンダーステアで苦しみ始めたのでプッシュ開始、彼がピットインするLAPのT12のブレーキング競争でオーバーテイクしてクラス1位に躍り出る、そしてカスラッチ選手より2LAP多く走って最初のPit-inでWeng選手へ交代。
Weng選手も今週の調子の良さをしっかり決勝でも生かしていいペースで走り2位と25秒の差をほぼ守ってエースのMatt選手へ、Matt選手も流石の走りで順調にクラス1位をキープするも私への交代直前にSCランが発生し一気に差が10秒ほどに。私の2回目のスティントもペースは順調で2位との差を再度30秒ほどに開いて2回目のWeng選手のスティントへ。
2位のアストンはここでエースのP.ラミー選手を投入、Weng選手との差がみるみる内に詰まってくる。スティント中盤で順位が入れ替わってクラス2位へと転落したが最後エースのMatt選手も懸命に走る、しかしトップアストンとの50秒の差は短縮する事出来ず、そのまま6時間の決勝はクラス2位でチェッカーを受け、シルバーストンでの開幕戦でのクラス優勝、スパでの3位に続いて今季WECでは3回目の表彰台獲得、これでチームタイトルは8ポイント差の2位から6ポイント差の3位へと変わりました。
(優勝したアストンマーチンがトップに返り咲き、メキシコ戦終了時にトップだったポルシェが我々とは2ポイント差の2位、上位3チームが6ポイント差の中にひしめきあうという混戦)
澤圭太コメント:
ルマン24時間の5位、ニュルの4位、メキシコの5位と表彰台に届かないレースが夏場は続いていたのでこの2位は非常に貴重です。
自分たちが出来るベストの走りと作戦なら表彰台圏内で走れるという自信をシーズン序盤の時のように感覚的に取り戻せた状態で次のチームも澤も勝手知ったるホームコースFSWに戻れるのは凄く好材料だと思っています。
しかしアストンは私の不注意によってプッシュしてしまう形になってしまって申し訳ない気持ちです。
このスピンで10秒ロス、デフューザーの交換もあったようでピットが1分余計に掛かっている点があるのでセフティカーで20秒得したと言ってもまだライバルアストンは強く6時間の決勝で1分30-40秒ほどの差が生まれています。
今週はアストンが速かったとは言え自力で優勝するのはこの世界選手権というフィールドでは本当に至難の業だと再認識しています。
個人的には走り自体はコースへの順応も決勝の走りも手前みそだけど盤石かつ戦略的でいつもどおりの力強い走りが出来、チームにしっかり貢献出来たし、気温摂氏37℃近くの過酷なレースでも体力的に問題なく走れたのも自信となりました。
今回の結果は気温が高くミシュランの悪い特性が出づらかった事、澤がスタート担当してきっちりレースを作れた事、オーナーDrのWeng選手がしっかりコース慣熟に時間を取って、練習走行の走り出しから本来の堅実かつ粘り強いミスのない走りが決勝を通じても出来た事が要因だと言えます。
次はいよいよFSWに世界選手権WECが帰ってきます。私も1年に100日近く居るであろう庭と言えるサーキットでWECドライバーとしてレースが出来る事をLe Man24hと並んで非常に楽しみにしている週末です。チームもFSWは勝手知ったる地域での初のWECレース。是非今回の流れをきっちり引き継いで会心のレースにしたいと思いますので応援宜しくお願いいたします!!!
スポンサー様紹介:
2017年協賛スポンサー様:
2017年の澤圭太のレース活動は以下の企業様にご支援によって実現しております。
(順不同・敬称略)
Lion Sight Forex Trading / WTC
FORZA!! KEITA 2017
冨士森内科クリニック
P.S.C. Starch Products PLC.
T.A.O(ティーエーオー)
延命酢
デュアル・ポイント・システムズ
アップリフトモデルズ
アベ・エキスプレス
ハート引越センター(新規)
藤井工務店
REGARO(レガロ)
東京ベストプラン
Arai HELMET(アライヘルメット)
Djac(ディージャック)
ROCKPORT(ロックポート)
生涯成績:
生涯成績(1994~1997のカートレースは除く)
澤圭太4輪レース公式戦生涯成績
全179戦出場、表彰台74回、優勝回数21回、PP獲得10回、ファステストラップ4回
(表彰台獲得率41.3%、優勝勝率11.7%)
https://www.driverdb.com/drivers/keita-sawa/
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共宜しくお願い申し上げます。