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2022年04月24日 イイね!

先走っているからこその優位性と正しいプロ感覚とは?

先走っているからこその優位性と正しいプロ感覚とは?今年2回目のワンスマカートを終えて袖森でのドラサポの朝です。

ワンスマカート、もう20年もキープコンセプトでやってます。

集客に苦労する毎回、特にコロナ禍になってからは、、、ですが、チームの枠を超えてスプリントレースで安全に競い合って、終わってから他のチームだけどいつも一緒に走っている方とハイタッチしている姿や、結果に囚われずに決勝耐久中のピットアトラクションに一喜一憂したり、初心者の人にも優しく全体でフォローしたり盛り上げてくれたりしている姿も見ていると、、、台数が多すぎて目を吊り上げてギスギスしだすのは世の常なので、赤字は困るけど(笑)ワンスマのメインはアカデミックなレッスンであり、ワンスマカートは箸休め的であり『モータースポーツの入口の楽しさを安全に体感して貰う、コミュニケーションツール』として捉えれば、これはこれで正解の一つの形なんだな~と思っています。

次回は8月28日(日)に関東某所で開催予定ですので、友達とモータースポーツで遊びたい方、サーキット走行に少し疲れてしまった方には気分転換にもお勧めです。

一方で楽しく学ぶ、、、けど真剣に真面目にアカデミックに、、、でありたいメインのワンスマの各種レッスンプログラムの方は、と目をやると

広場トレーニングは既に出来上がったプログラムで常に定員で常に朝から夕方までプログラム化されつつ現場で臨機応変にも出来て、サーキットを走りたいと思っている人にとっては絶対にお勧め、これを通過しないでサーキットへ行くなんて「ありえない」プログラムだと思っています。

来週末の2連荘の広場トレももう定員、GWは袖森ドライブスルーあるよ、九州オートポリスの同乗ドラサポ誰かいるかな?、あとは5月後半の袖森系とマクラーレンワンスマの少数同時走行のFSW Rコース走行会にもう気が行ってます(笑)

そういったプログラムで上手くなってレーシングコースでドラサポを活用して、、、もうワンスマの中でも練習熱心な人や結果を出したい人が通るレコードラインが出来ている感じです(笑)

ドラサポだってワンスマだってその形の原型は15年も前からつみ重ねてきて、自分でやってきて、大きくなって組織化されシステマチックになって、それでも要所要所は自分で感じて見て来たから、人からは「先走っている」と思われているかもしれないけど、もともとアマチュアスポーツとしてクルマでサーキット走るっていうのは大きなマーケットではないので、後から気づいて自分の名前と組織を使ってダイナミックにやろうと思っても、コスト感とか人工感とかマーケティング感覚とか実際のエンドユーザーのニーズとかを知らない高い所からだったり、クルマを上手に走らせる、、、ではなくて”売る為の道具”として始めてしまうと”ズレ”があるんですよね、プロがプロの流儀でそこらへんをやろうとすると、プロだからこそかもしれないけど、どうしてもそういった差異が起きる。

そこはプライド捨てて、腹くくって「先走っている」と言われても「”先を走っている” = 先に気づいてやっている、の好意的な意味だと捉え、頭に浮かんでアジャストして実際にやり出すまでが自分起点だから即効性があって微調整もしやすい」という所からスタートした結果として、今の形になっているワンスマは、時代のタイミングとか、私のレース経験の積み重ねとか、一流のプロ路線じゃなく、独自路線だったからこその感覚などが全て合致した結果で今があるんだろうな~と最近考えるんですよね。

プロは何でも凄いのではなくて、自分は速さとか技術とかだけの勝負ではF-1行ったりGT500で走る事は出来なかったけれど、技術は当然一定以上あって、実はそこで習得した技術を上手に自分のフィールドに還元する事だけ考えると、プロの技術ではなく”プロに寄り添った経験”くらいで十分で、それよりもマーケティングとかマネージメントとか、臨機応変力とか実行力などのほうにプロとしての”感覚”が求められる事が多いと思います。

それって自分の名前でもなく、自分のブレーンでもなく、どこまで行っても自分でリスクを背負ってやってきた経験値がベースなので、技術的には特に自分は難しい事をしている感覚はないけど、誰でもやり方は見様見真似できると思われていながら、実はなかなかない環境になっている今のワンスマはそういうベースに起因すると考えています。

ドライビングもやり方を真似るのではなく本質は”なり方”を真似るって話しますよね、それと一緒です(笑)

プロってどうしても「自分が出来る所に凄く特化しすぎている事が多いから、その各プロが集結して大きなプロジェクトをやる」というのが格好いいプロの形と思われてしまうし、自分が出来ない部分を他のプロに任すって事で片づけてしまいがち、それが功を奏している状況も実際に車の世界でも他の世界でもあるんでしょうが、いまは時代が変わって来ていて、特に間口がまだ狭くて競技人口が少ないマーケットである”サーキット”では時代にもボリュームにも適応できない時がある。

これってきっとTV中心のマスメディアからYoutubeなどに形が変わってきているのも同じことが起きていると推測してますが、ある程度自分で処理が出来るスケールに落とし込んで形に出来るには、ある程度自分で何でもできる技術は誰でもプロならあるだろうけど、マインドがそれになる必要があるって事。

そういう意味ではワンスマカートが入口としてあって、長くご愛顧いただいている環境がそこにあり、広場トレーニングやドラサポやそれに関連するプログラムで安全に上手くなりたい人が中心にいて、ワンスマラウンジとかでそれが補助出来ていて、一方ではメーカーやディーラーさんのスケールでの物事の見方で取り組めるB to Bの業務もあって、、、今のワンスマってスケール感とかコンテンツの様々な顔感とかが絶妙なんだと思います。

これからは、共通項による囲い込み、そこから抜け出した層をパーソナルに囲い込むドライビングレッスンとか、メーカーやディーラー主導のそれとか、スポーツドライビングやサーキットを取り巻く環境整備などがどんどん進化していく10年になると最近の周りの動きを見ていて感じていて、それにワンスマも私自身も今までの成功体験を元に常にアジャストしている感覚を持ち合わせないとな~と、、、毎日のサーキット移動の時間に色々と考えています。

ちょっと難しい事書いちゃったけど、サーキットは本当に自分を成長させてくれて、自分に気づきを与えてくれて、人生をより豊かにしてくれる場所。

これからも私は私の立場から必要とされる方々への還元をモットーに活動を続けていきたいと思っています。
Posted at 2022/04/24 11:02:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
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