
今日でモーターショーでのお仕事は終了。
クルマのイベントでも歴史を重ねてアクセスの良い環境で続け、良いプロモートとメーカーの協力があれば・・・
週末で15万規模の集客があるというのは日本のクルマ産業の可能性をまだまだ感じます。
レースだって、もしこの環境で出来て地域住民や公官庁の理解協力があれば・・・と思わせてくれる。
そしてプラグインハイブリッドの車両のナビゲーターをやらせて頂きましたが
どんなに便利で素晴らしい性能のクルマをメーカーが作っても、
その良さを伝える仕組み、販売に繋げるという仕組みが整ってないと、良さが皆さんに伝わらない。
プラグインってあのパワーステーションも買わないと行けないから
車両コスト増 + 設備投資 > 税制優遇 + 実使用で回収でしょ?というイメージが根強い。
実は車両に付属されているケーブルで家庭用100Vでも3時間で満充電になる。
→ この事実がディーラーのスタッフですら伝達しきれてない
→ この説明が面倒だからという理由だけでHVをお客様に薦めてしまうディーラー
どれだけ良い1眼レフデジカメがあっても、それを使う楽しさを知らなければ宝の持ち腐れ
→ 流し撮りレッスンで機能を活用する楽しさを体感する。
どれだけ素晴らしいクルマ・サーキット・レッスンプログラムがあっても・・・
→ その性能を活用する楽しさ、サーキットの素晴らしさ、運転が上手になる事による楽しさ
これらをどう見せて、どう伝えて、どう広めるか?この仕組み造りが無くては、これもやっぱり人よりちょっと”感性が豊かな方”だけのレアな楽しみだけに留まってしまう。
クルマを速く走らせる事だけでなく燃費良く走らせる事だって、先読み運転が必要。
だからどちらも向上心を持って楽しんで取り組める環境があれば回りまわって安全性向上の啓蒙にも繋がる。
レーシングドライバーだからこそ出来るその考え方、これをどういう仕組みになれば一般の皆さんに伝わるのか?
これを考えて造れるような人を作る事がきっと素晴らしいハードを作る事と同様か、もしかしたらもっと大事な事なのかも?
そうすれば500馬力のSタイヤ装着のチューニングしまくったマシンでFSWを1分50秒台で走るマシンでも
200馬力のラジアルタイヤでほぼノーマルのままのマシンでFSWを2分20秒で走るマシンでも
ハイブリッドカーで燃費を争いながらFSWを2分50秒で走るマシンでも
その人が充実した楽しいカーライフをより安全に、より沢山の人と共有できるのでは?と考えさせられた週末でした。
私も明日、袖森スポ走会を控えておりますが(まだドタ参可能)、その広い視野と見地に立った言動が出来ればと思っております。
Posted at 2013/11/30 11:09:29 | |
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