• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

澤 圭太のブログ一覧

2017年09月29日 イイね!

ワンスマは参加して下さる皆さんに安全に楽しく走って頂く責任があります!!

ワンスマは参加して下さる皆さんに安全に楽しく走って頂く責任があります!!皆さんは今日これからサーキットに走りに行く、遊びのカートレースに出かけてくるって朝に家族や大切な人に『今日私に何が起きてもこれは自己責任の上で参加しているから例え相手の100%過失と見られるような行為によって半身不随になったり命を落としてしまっても文句は言えないし、君たちもそれは同じだからね』って言ってから出掛けてきてますでしょうか?

まあ、居ないでしょう。
そんなシリアスな事を朝から出掛け際に言われたら『行かないで!』って止められてしまうでしょうから。

でもサーキットに行くとかカートレースで楽しむって事は実はそういう危険がゼロでは無いと言う事なのです。

『自己責任』って主宰する側からすると凄く都合のいい言葉です。

参加者が怪我しようが車壊そうが、相手に怪我させようが、例え死者が出ようが責任を取らないですよ。って事だから・・・

本当にそうでしょうか?

前回のワンスマカートでは不運にも大きな怪我をされてしまった方が居てこの2か月間、お見舞いに行ったり当事者同士の方の面会の時間を設けたりと通常業務以外に運営側私たちは怪我をされた方も体の傷とさせてしまった側になってしまった方の心の傷を感じて同じく心を痛める時間が多い2か月間でした。

私たちは全力で皆さんが安全に楽しく走って頂けるようにプログラムを考え、ワンスマのモットーに沿って運営していて誓約書に自己責任だと書いてあって参加者がそれを了承した上で参加しようが、刑事的民事的な責任は追えませんが全力で皆さんの為に運営に当たっています。

万が一、ワンスマで死者が出る様な事故が起きたらと思ったら本当にぞっとします。

本当に滅多にそんなシリアスな事は起きないものですが起きる時は突然来ます。
今回も当事者の方の家族の方から『こういうイベントに参加して怪我をした方も怪我をさせてしまった形になってしまった方も、またそれらの方々を取り巻く家族なども全員ワンスマさんの被害者なんですよ』って言う言葉が心に刺さったままです。

当然、そんなつもりでは運営に当たってませんし、皆さんサーキットの暗黙のルールも分かっていても自分が当事者になるとそう言いたくなる気持ちも凄く理解できます。

その方は心を鬼にして憎まれ口を言ってくださったのだと私は考えています、そして誰もがまさか自分に今日そんな事が起きるなんて思ってない事が起きてしまった時に本当に困ることが多いという事もその方々からの生の声として伺いました。
私たちは今後もこういったイベントを運営していくうえで今回のアクシデントから沢山の事を学び活かさなければなりません。

私たち主催者にはだから皆さんに対して責任があります。
これは裏を返すと参加者の方にも義務があると言う事です。

主宰者の意図をなるべく知る、一歩間違うと危ないレジャーをこれからする、慣れている人も居るけど慣れてない人や今日初めてカート乗るって人も居るというリスクを認識する、慣れている人が慣れてない人をきっちり守ってあげる。

1人1人がちょっと気を付けるだけで何も全く問題が無く、本当に楽しいレジャーなんです。

そして・・・

今回の日曜日に開催するワンスマカート 華CUP 平塚戦は主催者として本日、参加者の方に資料を展開しましたがポイントとなる点は以下となります。

・ワンスマカートは、安全を第一にカートを楽しんでいただくイベントです。
 主催者、コーススタッフともに安全第一の運営を行いますが
 皆さまも「事故しない・怪我しない・壊さない」を 常に意識して
 ご参加くださいますよう、お願い致します。

・プロテクターの装着を強く推奨します。
 レンタル品は数やサイズが限られます。
 購入ご希望の方は、購入方法をご案内しますのでお申しつけください。

→ 今回、ワンスマとして小柄の方用のプロテクターを2個備品で用意しました。
  同日はDjacさんにも現地で購入したい方向けに販売もしてくださいます。
  特に女性の方は骨が男性に比べても弱く、無理な姿勢でのDRIVEを強いられる事も多い。
  だから特に強く推奨します。

・プロテクターやスーツなどの安全装備品を持っているのに装着しない、持参しない方が散見。
 遊びのイベントだから…小さいコースだから…荷物を増やしたくないから…
 そんなのプロテクターをしなくて良い理由にはなりません。
 慣らし運転で軽く走るだけだから・・・ 何かが起きた時のインパクトはさほど変わりません。
 怪我をして悲しいのはした方だけでもさせた方だけでも無い、ご本人だけではありません。
 ぜひ、装着してください。

・誓約書は当日受付時に署名をして提出をお願いします。(本名での署名)
(用紙は現地でもご用意しています)
 今回より、誓約書に「緊急連絡先」のご記入をお願いします。
 怪我などをされた場合に主催者よりご連絡を差し上げる場合があります。
 ご家族、ご友人などの連絡先をお知らせください。

・運営に関して
 朝のブリーフィングはいつも以上にキッチリ行います、
 遅れて来場してブリーフィングに参加できない方は走行をお断りする事もあります。
 (当然、その際の返金はしかねます)
 日曜日の東名の下り渋滞が凄いのはもう皆さん予想出来るでしょう?余裕を持って来場を。
 
 朝一番の貸切なので早めに来て施設のゲートが空いたら
 コースを慣れている人と一緒に歩いてみるだけでも走り始めが気持ち的にも楽なはずです。
 
 公式練習はいつもより長めの45分です、最初はチームの中で慣れている人からスタートを推奨
 初心者の方は練習走行中に澤が2Fに誘導しますので一緒に走行しているカートを観ましょう。
 そして初心者のみしか走っていけない時間を練習走行の中で10-12分取りたいと思います。

 個人スプリントレースがいつも一番危険なシーンが多くみられる部分です。
 前回のアクシデントも慣れてない方が出走しだすCドライバーの第5レースで発生してます。
 なくしてしまうのが一番簡単な安全の確保なんですが面白みとのバランスも考えて保持します。
 ただし、Aドラ、Bドラまでの4レースはなるべくチームの中で速い人、慣れている人を出して下さい。
 Cドラ以降は慣れてない人も交じってくるというのを認識して走ってください。
 1人基本2回連続でAからEドラと5LAPのレースを10回やりますが、
 ”怖くてDr変わりたい”と言う方は遠慮なく澤に申し出てください(状況に応じてDr交代認めます)
 10回レース中のポイント加算は上位7レースの結果とします(有効7戦)
 これによって3レースは”捨てレース”が出来、無理な走行を個人やチームの意識の中でも抑制、
 チーム内の作戦の幅も持たせます。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

決してこれで完璧だとは思っていませんが今できる事を最大限やりたいと思いますし、皆さんにも是非ご理解とご協力をお願いしたいと思っています。

さあ無事に皆さんが笑顔で終わってくれることを祈って準備を進めたいと思います。

まだ11チームエントリーなので残り1チーム分(個人参加でもチームエントリーでも)ドタ参が可能ですのでお待ちしております。
Posted at 2017/09/29 15:18:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2017年09月28日 イイね!

クルマで走っていると気づかない大切な事【2輪のサーキット走行からヒント】

クルマで走っていると気づかない大切な事【2輪のサーキット走行からヒント】ドライビングに関して様々な話をする事が多い私の仕事。

今日の茂木でのドラサポは凄く興味深かったのでちょっと掘り下げたいと思います。

参加者とのデブリで話題になったのは「なるべく車を真っすぐにする」という事。

巷ではなるべく”真っすぐ”ですが、私がいつも言うのは”なるべく真っすぐの時間減らす”です。

そう真逆です。

今日の茂木は雨でした。怖いから余計に皆さんなるべく”真っすぐ”にしたくなる。
茂木はフルブレーキングが多いから・・・特にそう思う方も多いでしょう。

確かに4輪の場合は無理が効くのでホームストレートや裏ストレートは真っすぐの時間がどうしても作れてしまう。

でもT1&T2のブレーキングは真っすぐの時間ほぼ無いし、T2→T3もコースはストレートだけど左端から右端へは緩やかなS字、T3へのブレーキは真っすぐスタートだけどT3→T4は一筆書きで横Gがゼロになる所はない。

T4→T5だってコースの右端から左端へは緩やかなS字、T5へのブレーキングは当然真っすぐにするけどその先トンネル潜って130RがあってS字1→S字2→V字ってずっとスラローム走行で真っすぐ走っているのはV字の手前のブレーキングのみ(そこも私のステア操作は真っすぐでブレーキングしてない)。

V字から奥のヘアピンへの短いストレートもT2→T3やT4→T5と同様、裏の下りストレート後の90度を超えてから最終ビクトリーコーナーはトンネルの中でスラロームラインだし・・・

4つタイヤが付いている車はドライだとグリップしすぎるから気が付かないけど茂木をバイクで走っている映像観たら何を言いたいか分かるハズで車でも雨なんかはそういう意識が凄く大切。

参考までに・・・ >>> こちら とか こちら

ほら、ライダーのケツが真っすぐシートに座っている時間、バイクが真っすぐ走っている時間てほとんどないでしょう?
同じ茂木のコースでも4輪と2輪って全然ラインが違う!
これ、なんでだろう?って考えると・・・そこにヒントがあります。

だからワンスマはクルマがロールしている状態での車の操作が非常に重要なんだといつも言っている訳です。

ここから先を知りたい方は来るべし! です。

REVSPEEDに出てますよ~ とか、 SCUDERIAに出ますよ~ とか、Autosport Webですよ~ とか、言いつつも実は本屋に行ってこうやってバイクの走行テクニックに何か新たな切り口が無いかとか探ってしまうのも職業病なのでしょうかね??

これだって活字を鵜呑みにして、高回転でなく低回転なのか~?とか、曲がる回転域なのか~?とか思ったよりもいい加減でシフトダウンのタイミングっていいのか~?なんて表面だけ舐めるように読んでたら意図や本意は伝わらない、って事なんですよ。
Posted at 2017/09/29 00:22:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2017年09月28日 イイね!

TR茂木でのロータスカップ車両のドラサポ【AUTOSPORT WEBさんにレポート掲載】

TR茂木でのロータスカップ車両のドラサポ【AUTOSPORT WEBさんにレポート掲載】今日はツインリンクもてぎへ。

来月のロータスカップに出場される2台の方のドラサポ実施でした。

生憎の雨でしたが2台同じマシンがあるからセットアップの違い、引っ張り&追走も出来てデータだけでなく車載映像でもより細かいデブリーフィングが出来ました。

次は来月にまだ走行プログラムを作ってレースWEEKに臨みたいと思っています。

WETはクルマの良しあしもドライビングの癖も凄く出るからDRYで新品タイヤのバランスや目標タイムをキッチリ作りたかった1日でしたが頭切り替えてこれはこれで凄く有意義な1日でした。。。

コーナーリングフォースを高く維持する
車速やラインではなくクルマの挙動を意識する

これが今日のテーマでした。

週末は30日(土)が本庄トレ、1日(日)がワンスマカート 華CUPですので月末処理に加えてそれらの準備に取り掛かります~~!

改めて紹介しますが10月は同乗ドラサポが出来る日程、FSWでドラサポが出来る日程が増えてます。
いよいよサーキット走行される方が増える秋ですからワンスマも体制強化です。
是非最新の可能日程をHPでご確認ください~~!

さていつもレポートをご紹介頂いているAUTOSPORT-Webさんが先日のWEC / USA戦のレポートを掲載してくださっています。

いつもありがとうございますっ!!!

詳細は >>> こちら
関連情報URL : http://www.onedaysmile.jp/
Posted at 2017/09/28 15:54:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年09月27日 イイね!

ワンスマ今週末の急募情報【本庄トレ30日、ワンスマカート華CUP1日】

ワンスマ今週末の急募情報【本庄トレ30日、ワンスマカート華CUP1日】WEC / USA → タイでのコーチングを終えて無事帰国。

今日はFSWワンスマラウンジで社内MTGの1日でした。

秋になってこれからサーキット走行を再開する人も多いので年内のワンスマプログラムの進行確認など抜かりがないように半日掛けてみっちり・・・でした。

私は完璧主義だけど基本、認めている人には寛容で優しくて甘い・・・と思うので人にあ~しろ、こ~しろってなるべく言いたく無いとは思っているんですけど、ついつい言いたい気持ちをぐっと堪えて!メンタルトレーニングですね。

愚痴になってしまうので私にとって今大切な急募告知を。

今週末になっております30日(土)の本庄トレ、そして10/1(日)のワンスマカート 華CUP 平塚戦がどちらも残り僅かの枠が急募です。

平塚戦は練習走行45分(途中、初心者のみの走行時間を設定しようと思っています)。
個人スプリントはチームの中で慣れている人からを強く推奨。
基本は1名2回連続で5LAPスプリントレースをAドラ→Eドラでリレー方式で進めます。
決勝1はピットアトラクション無の短め。(1名10分以内スティントで4pit以上回数規定)
決勝2はメインレース、ピットアトラクション有の長めのレース。
(1名10分以上スティントで4pit以上回数規定、女性ハンデあり)

そんな流れを考えています。

前回のアクシデントもあるので事故の状況説明と経過報告を改めて。
そこから皆さんの安全に繋がるお話もいつも以上にみっちりやりたいと思っています。

賞品はUSAで買ってきた色々もあるのでいつもよりも更に充実かもしれませんし、今回ワンスマ初登場のRQは河瀬杏美さんが衣装をちゃんと着用して登場の予定です(一部から熱い要望があったので復活)。

皆さんには楽しんで貰いたいですが私は内心凄くピリピリしてしまうかもしれません。。。
Posted at 2017/09/27 01:09:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年09月23日 イイね!

WEC USA戦レポートとフォトギャラ紹介っ!!

WEC USA戦レポートとフォトギャラ紹介っ!!やっとレポートに手が掛けられました。
タイでのコーチングWEEK。
そして明日(24日)のFSWはP2広場トレが急募2名です。

それでは・・・

先週のWEC / USAラウンドのレポート配信、皆さんも是非お時間あるときにご一読下さい。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

関係各位

【WEC Rd.6 USA / テキサス州オースティン Circuit Of The America戦】
参戦レポート ワンスマ 澤圭太

いつも澤圭太のワンスマ活動、レース活動にご支援頂き誠にありがとうございます。
以下、澤圭太が本年参戦致しますWEC参戦レポートです。
お忙しい中恐縮ですがご査収いただけますと幸いです。

フォトギャラリー >>> こちら

お知らせ:
① 新規・追加パーソナルスポンサー様の募集中です。
次回は母国レースのFSW戦です、世界選手権WECに出場している日本人Drは澤圭太を含めて3名だけです。
参戦初年度ながらクラスチャンピオン争いを6ポイント差の僅差の中でしているClearwater Racing(シンガポール国籍のアジア系チーム)と澤圭太はメディアからも普段のWEC戦以上に注目される事が予想されます。
是非FORZA!! Keita 2017メンバーやパーソナルスポンサーに興味のある方はご一報頂ければ幸いです。
ご予算やニーズに応じてご提案をさせて頂ければと思います。

② FSW戦(10/13金:公式練習、10/14土:公式予選、10/15日:6H決勝)現地観戦について
以前のメールの通りWEC富士戦、観戦希望者が大変多い状況です。
チーム、主催者、サーキットに掛け合い既に従来獲得できるゲストパス数を超えている為に最大限ゲストパスを別ルートで獲得する最終調整をしております。
既に観戦希望を頂いている皆様には順次ご案内をさせて頂きますので今しばらくお時間ください。
FSW WEC戦について >>> http://fiawec-fuji.com/

③ WEC USA戦のYoutube国際映像は以下です(表彰台シーンが最後あります) >>> こちら

④ 2018年以降のWECシリーズについて主催者から発表がありました。
2018-2019年と連結で約1年半のシーズンのとなりLe Mans 24hレースは2018年6月だけでなくシリーズ最終戦として2019年の6月のLe Mans 24h(最終戦)とシリーズ中に2回開催される形式です。
Clearwater Racingの来季の活動については今季の最終戦で発表の予定です。

⑤ メディア露出情報
FSW 紹介のWEC FSW戦PR-VTR >>> こちら

USA戦翌日の東京中日スポーツ新聞にもレポート掲載されました(添付画像)
9/26発売の三栄書房 REVSPEED誌には「一般道でも出来る練習法」という特集にカラー14P登場します。
9/30発売のネコパブリッシング SCUDERIA誌にはWEC参戦レポート記事がカラー4P掲載されます。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【以下:レースレポートです】
前回WECメキシコ戦では不本意なクラス5位に終わりチームランクも首位陥落となったClearwater Racingだが1週間のインターバルを空けてWECの舞台はUSAテキサス州オースティンにあるF-1GPも開催される「Circuit Of The America」へ。チームスタッフの大半はインターバルを北米大陸で過ごすが澤は一旦帰国しワンスマ日常業務を済ませて再度USA大陸へ上陸、自身初となるUSAでのレースを迎えた。
日本との時差は前回のメキシコ同様の14時間、乾燥しているが非常に高温なオースティンは日中は摂氏35度以上になる日も、、、我々のFerrari488GTE + ミシュランのパッケージは決勝のロングランや高温な環境に強く、またアジアでのレースでドライバーも暑さにはヨーロッパ系のチームやドライバーよりも比較的耐性があるのも今回の好材料としていきたい所。
水曜日にコースWalkや準備を済ませ、木曜日からは公式練習がスタート、澤はいつものように初コースでも数ラップでコースに順応し決勝用のセットアップに専念、オーナDrのWengは一番走行時間を確保してしっかりコース慣熟を行う。エースDrのMattが予選セットを進め、クラス2位というまずまずの結果で公式練習日1日目を終えた。

金曜日の公式予選:
まずはWeng選手がアタックスタートして公式練習で出した自己ベストを大きく上回る1分9秒台。
続いてのMatt選手も2LAPしかないチャンスできっちり1分6秒台のタイムを出して2名のアベレージタイムで争われる予選は今季最上位となるクラス3位が確定した。

土曜日の決勝(6時間):
開幕のシルバーストンRd.4ニュルに続いて今回は澤がスタート担当、序盤はポジションキープ、アストン→フェラーリ→我々という布陣、もう1台のフェラーリは同じシルバーDrのカスラッチ選手で2LAP目にアストンのブロンズDrのダララナ選手を抜いて逃げにかかる。ここで離されたら戦略的に不利になる為に澤もアストンを猛プッシュ、しかし世界最強のブロンズDrと言われるだけあってなかなかスキを見せず苦戦。しかし相手のミスを誘いT11のブレーキングでフェイント見せてブロックラインを取らせて立ち上がりで彼がハーフスピンをしかけて押し出してしまうような形で接触、順位は上げたがアストンは接触の拍子にスピンをしてしまいレースコントロールからのペナルティを受ける心配があった(その後レースアクシデントと判定されお咎めなし)、その後前を行くカスラッチ選手を3~4秒差で追い続け、彼のタイヤがタレるのを自分のタイヤを温存しながら待っていたら残り10Lapで彼がアンダーステアで苦しみ始めたのでプッシュ開始、彼がピットインするLAPのT12のブレーキング競争でオーバーテイクしてクラス1位に躍り出る、そしてカスラッチ選手より2LAP多く走って最初のPit-inでWeng選手へ交代。
Weng選手も今週の調子の良さをしっかり決勝でも生かしていいペースで走り2位と25秒の差をほぼ守ってエースのMatt選手へ、Matt選手も流石の走りで順調にクラス1位をキープするも私への交代直前にSCランが発生し一気に差が10秒ほどに。私の2回目のスティントもペースは順調で2位との差を再度30秒ほどに開いて2回目のWeng選手のスティントへ。
2位のアストンはここでエースのP.ラミー選手を投入、Weng選手との差がみるみる内に詰まってくる。スティント中盤で順位が入れ替わってクラス2位へと転落したが最後エースのMatt選手も懸命に走る、しかしトップアストンとの50秒の差は短縮する事出来ず、そのまま6時間の決勝はクラス2位でチェッカーを受け、シルバーストンでの開幕戦でのクラス優勝、スパでの3位に続いて今季WECでは3回目の表彰台獲得、これでチームタイトルは8ポイント差の2位から6ポイント差の3位へと変わりました。
(優勝したアストンマーチンがトップに返り咲き、メキシコ戦終了時にトップだったポルシェが我々とは2ポイント差の2位、上位3チームが6ポイント差の中にひしめきあうという混戦)

澤圭太コメント:
ルマン24時間の5位、ニュルの4位、メキシコの5位と表彰台に届かないレースが夏場は続いていたのでこの2位は非常に貴重です。
自分たちが出来るベストの走りと作戦なら表彰台圏内で走れるという自信をシーズン序盤の時のように感覚的に取り戻せた状態で次のチームも澤も勝手知ったるホームコースFSWに戻れるのは凄く好材料だと思っています。
しかしアストンは私の不注意によってプッシュしてしまう形になってしまって申し訳ない気持ちです。
このスピンで10秒ロス、デフューザーの交換もあったようでピットが1分余計に掛かっている点があるのでセフティカーで20秒得したと言ってもまだライバルアストンは強く6時間の決勝で1分30-40秒ほどの差が生まれています。
今週はアストンが速かったとは言え自力で優勝するのはこの世界選手権というフィールドでは本当に至難の業だと再認識しています。
個人的には走り自体はコースへの順応も決勝の走りも手前みそだけど盤石かつ戦略的でいつもどおりの力強い走りが出来、チームにしっかり貢献出来たし、気温摂氏37℃近くの過酷なレースでも体力的に問題なく走れたのも自信となりました。
今回の結果は気温が高くミシュランの悪い特性が出づらかった事、澤がスタート担当してきっちりレースを作れた事、オーナーDrのWeng選手がしっかりコース慣熟に時間を取って、練習走行の走り出しから本来の堅実かつ粘り強いミスのない走りが決勝を通じても出来た事が要因だと言えます。
次はいよいよFSWに世界選手権WECが帰ってきます。私も1年に100日近く居るであろう庭と言えるサーキットでWECドライバーとしてレースが出来る事をLe Man24hと並んで非常に楽しみにしている週末です。チームもFSWは勝手知ったる地域での初のWECレース。是非今回の流れをきっちり引き継いで会心のレースにしたいと思いますので応援宜しくお願いいたします!!!

スポンサー様紹介:
2017年協賛スポンサー様:
2017年の澤圭太のレース活動は以下の企業様にご支援によって実現しております。
(順不同・敬称略)
Lion Sight Forex Trading / WTC
FORZA!! KEITA 2017
冨士森内科クリニック
P.S.C. Starch Products PLC.
T.A.O(ティーエーオー)
延命酢
デュアル・ポイント・システムズ
アップリフトモデルズ
アベ・エキスプレス
ハート引越センター(新規)
藤井工務店
REGARO(レガロ)
東京ベストプラン
Arai HELMET(アライヘルメット)
Djac(ディージャック)
ROCKPORT(ロックポート)

生涯成績:
生涯成績(1994~1997のカートレースは除く)
澤圭太4輪レース公式戦生涯成績
全179戦出場、表彰台74回、優勝回数21回、PP獲得10回、ファステストラップ4回
(表彰台獲得率41.3%、優勝勝率11.7%)
https://www.driverdb.com/drivers/keita-sawa/

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共宜しくお願い申し上げます。
Posted at 2017/09/23 14:59:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
みんカラセレクト

プロフィール

「ワンスマを通じてのジェントルマンDrとのレース活動【MEC120やっと勝てた!】 http://cvw.jp/b/145876/48545024/
何シテル?   07/16 08:00
レーシングドライバー 澤 圭太 1976.8.16生(44歳) 千葉県出身 B型 176cm/68kg 15歳でレーシングカートを始め98年4輪レース...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/9 >>

      1 2
3 456 7 8 9
1011 1213 14 15 16
17 1819 20 21 22 23
242526 27 28 2930

リンク・クリップ

6月サーキット業務 本日のドラスー袖森で終了【ドラアカTV新映像 / 7月プログラム】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/06/28 15:30:31
41歳を迎えて・・・幸せを感じたり素敵な時間の総量について考える毎日。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/08/17 01:36:34
BENTLEY 岡山-FSW戦のPRビデオ公開~!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/08/05 10:19:02

愛車一覧

トヨタ iQ トヨタ iQ
2008年12月16日納車の カーオブザイヤー受賞カーです。 ミーハーで奥さん用で購入し ...
トヨタ レジアスエースバン トヨタ レジアスエースバン
2010年5月よりワンデイスマイルのカートや備品を積んでの PRカーとして導入しました。 ...
ロータス その他 ロータス その他
トヨタエンジンのスーパーチャージャー搭載 240馬力使用です。 超激辛使用ですが 普 ...
プジョー 206 (ハッチバック) プジョー 206 (ハッチバック)
ホットハッチの真髄です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation