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2020年07月28日 イイね!

ブースト制御関係のトラブルを抱えていたFD3Sの修理とセッティング

ブースト制御関係のトラブルを抱えていたFD3Sの修理とセッティング
パワーFCのセッティング依頼で預かったFD3Sが、ブースト制御関係のトラブルを抱えていました。



こういうトラブルは、日ごろから全開走行する人でない限り

オーナーさんが発見することはなかなか難しいでしょうね。

現車セッティングの時に見つかることが多い事例だと思います。


まず、仕様に合わせたベースデータをインストールし、シャーシダイナモを回しながら、

徐々に空燃比や点火時期を進めていきます。

途中、何度か「効果測定」のためにログを取りながらパワーを測ります。


ブースト0.85時で293ps。




吸排気の仕様から考えると310~320psくらいは出てもおかしくないにもかかわらず、

これではあまりにもパワーが出ていない。

原因は、パワーグラフの黒い線を見ればわかる通り、高回転でのブーストの落ち込みです。

プライマリーからセカンダリーに切り替わるときもちょっともっさりしています。

触媒が壊れていて排気管が詰まり気味の車両だとこういう現象が起きるのですが、

この車両はセッティング直前にR Magicスポーツキャタライザーに交換したばかり。

では、マフラーの抜けが悪いのかと思い出口から覗き込むと、

案の定サイレンサーの中はすごく細いのがわかりました。



これではパワーは出ませんね。

ということで、R Magicウルトラサイレントマフラーに交換したところ、約9psアップの302psまで出ました。




ただ、マフラー交換だけで9psアップなのは上出来ではありますが、

肝心の「高回転でのブーストの落ち込み」は変わらずでした。

マフラーの違いによるパワーの比較と、ブーストの比較グラフを公開しておきます。




こうなると、あとはブースト制御に関わるパーツ本体、もしくは電気的や配管等のトラブルを抱えている

ということになるので、ひとつひとつ検証しました。

まずはデューティーソレノイドバルブが劣化していたので交換しました。



多少はブーストの落ち込みが少なくなりましたが、完全には改善しませんでした。


次に疑ったのがタービンに付いているアクチュエーターへの配管の詰まり。

もし配管が抜けていたらブーストはアクチュエーターの作動圧の0.5~0.6くらいしかかかりませんが、

この車両は最大で0.9くらいはかかるので、配管ホース類は抜けてはいないことは確実です。

配管(金属パイプ)の中がカーボン等で詰まり気味だったとしたら(過去に事例あり)

この症状はあり得るなと思い、パイプAssyを外して点検。

金属パイプ内は詰まっていませんでしたが、なんとゴムホースが折れ曲がって導通が不十分でした。

しかもこのゴムホースは純正ではなく、以前誰かがこのあたりの作業をした際に

社外製のぷにゅぷにゅのやらかいゴムホースを適当に切って繋いだようで、

長さが必要以上に長いせいで折れ曲がったまま取りつけられたようです。




てことで、ちゃんと繊維が織り込まれている硬いホースを使い、ちょうどいい長さで修正しました。

確認のためにパワーチェックしたところ、6000rpm以上の高回転でのブーストの落ち込みはほぼ無くなり、

そのおかげで更に13ps上がりました。




※高回転でブーストのハンチングが見られるのは、
 ブースト学習がまだ不十分のためで、走っているうちに改善します。


世間ではこのように、しょーもない修理をしてしょーもないトラブルを抱えているFD3Sが

わんさかいるんだろうなと想像してしまいます。

オーナーでは気づけないようなトラブルを抱えていることも多いので

たまにはトラブル回避も兼ねて現車セッティングをするのがいいと思いますよ?


いじょ。


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