NDロードスターに車高調SecondLineタイプR-CSを取り付けました。
SecondLineタイプR-CSはドライビングスキルに応じてバネレートが選べる車高調ですが
オーナーさんはサーキットでタイムを狙いたいとのことなので
レートは前後とも12kg/mmと、追加でオプションのヘルパースプリングを選択されました。
まずね、車高調をばねが遊ばない状態で組むよね?
その状態がショックが一番伸びている状態なわけです。
で、車体に取り付けて着地させると車重でショックが縮みます。
その縮んだ分だけが伸びしろなわけですね。
バネレートが高いと1Gで縮む量が少ないわけだから、伸びしろが少ないわけです。
てことは、コンビニに斜めに入る時などで内側のリヤタイヤが浮き気味になった時
伸びしろが少ないと空転するんですね。
ちゃんとしたLSDが入ってるとそんなことないんだけど、
純正デフとかだと亀さんになっちゃうわけですよ。
で、ヘルパースプリング。
うちで用意しているのはレートがほぼ無いヘルパースプリングなので着地した時点で完全に密着します。
つまり車高調を組んだ時点ではヘルパーも伸び切っているので50㎜の自由長ですが
着地した時点で密着したときのばね高が25㎜なので、
引き算すると25㎜余分にショックが縮んでいますね。
つまりこのヘルパースプリングを入れると伸び側ストロークが25㎜稼げるってことなのです。
NDに限らず、選択したバネレートが高いとき(目安として9~10kg/mm以上)は、
特にリヤはヘルパー入れたほうがいいよってハナシです。
ご理解いただけましたか?
で、フルピロの話。
レートが高くてもフルピロだと足の動きがブッシュで邪魔されないので乗り心地はよくなります。
よくね、ピロにすると乗り心地が硬くなって悪くなるって勘違いしている人いるけど
それってイメージ先行の勘違いですからね。
さてこのND、最低地上高95㎜で水平です。
見た目はこんな感じ。
やっぱ低いとかっちょいいねぃ。
アライメントは細かな数値は公表しないけど、筑波2000狙いとのことなので
元デモカーの白RFさんとほぼ同じ。
リヤを回し込みながら向きを変えて、早めにアクセルを入れられるけど
パワーオーバーが出にくく弱アンダー気味に立ち上がれるという
中級者以上のドライバー向けのセッティングです。
ヘルパーもピロもこんど動画で説明するかな…
Posted at 2022/04/13 02:13:54 | |
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