結論から言うと、消化不良気味の2駆クラス3位。
午前中のセッション1
水曜日のテスト後のアップデートを検証するための走行。
しかも、たった1周アタックしただけ。
タイムは1分44秒1。
この時点では2駆クラストップ。
( 目標タイムには足りないけど )
前回のアップデートもいい方向に向かっていることは確かだったので、
さらに良くするためにフロントショックのバンプ側の減衰を5クリック弱くして、
車高を2mm下げることにした。
ただ、5速から6速にアップするときにミッションの入りが悪く、
クラッチ切ったまま回転が落ちてくるのを待ってシフトアップしているらしく
ストレートでだいぶ損しているとのことだけど、こればっかりは今どうしようもない。
去年から続いてるミッショントラブルは、部品の調達が上手くいかず、
中古部品をだましだまし使ってるから、ある程度仕方ないんだけど・・・
で、午後。
午前中使ったタイヤでコースインして数周走り、減衰調整と車高を下げた効果を確認し、
問題なければピットに入ってニュータイヤに交換後にアタックするという作戦だった。
送り出して2周後、予定通りピットに入ってきた。
「 どうでした? 」
「 いいよ。ニューに交換して 」
4人がかりでタイヤ交換し、コースに送り出す。
アウトラップともう1周、午前中よりも丁寧にタイヤを暖めてストレートに帰ってきた。
MCの鈴木学さんが、興奮気味に【 ピンク4号 】のストレートスピードを読み上げる。
速い。
そりゃそうだ、運転手に内緒で、セッション1よりもコンマ5ほどブースト上げたもん(笑)
それと、8000rpmもの高回転まで引っ張るよりも7000rpmシフトにしたほうが
ミッションの入りいいことを見極めてくれ、シフトのタイムラグが少ない分
加速が良くなってた。
シフトアップ後の回転数が低くなるけど、ブースト上げたことがそれを補ってくれてた。
1コーナーのブレーキングポイントも、怖いくらい奥だった。
実は、事前にV-PROの “ ハーフスロットルからの加速補正 ” を修正して
シフトダウン時のブリッピングのときのレスポンスを向上させた。
これによって、シフトダウンが確実にできるというドライバーの精神的な部分に作用して、
ブレーキを奥まで遅らせることができたようだった。
ここまでは全てが上手くいっていた。
が・・・
なかなかストレートに戻ってこない。
『 なにかあったな・・・ 』
この時点で諦めかけてた。
MCの鈴木学さんは、その間何度も「 木下みつひろ 」と「 R Magic 」を連呼し
期待の大きさを感じさせてくれていた。
よろよろとピットイン。
左リヤタイヤがパンクしていた。
アタックに入った周、1コーナー抜けてAコーナーまでの間に少し違和感を感じ
100Rでスピンは逃れたものの、まともに走行できない状態になったらしい。
スローパンクチャー。
原因はわかっていないけど、1コーナーに壊れたエアロが転がっていたという証言もあり
もしかしたら、FRPかカーボンの破片を拾ったのかもしれない。
めちゃめちゃ不運。
【 ピンク4号 】から降りてきた木下みつひろも残念がってた。
総合1位は木下みつひろの乗るオーテックツカダさんの34GTR。
彼は【 ピンク4号 】とともに、総合ワンツーを狙ってたらしい。
「 自信あっただけに残念 」
という言葉を聞いて、ますます残念で仕方なかった。
午後のセッションは、他社はみんなタイムアップしたようで、
結局2駆クラス3位まで落っこちてしまったよ。
表彰はされたけど、なんだかなぁ・・・
今回の走行で、いいところも問題点もいっぱい見つかった。
これで次の課題ができたわけだし、進化の伸び代もあるってことだし
あんまし悲観的になるのはよそうかな。
次いこ次!
って、次はいつ走るのか・・・予定ないんだけどね。
PS.
今回、わざわざサーキットまで・・・ウチのピットまでプルタブを持ってきてくれたよ。
めちゃめちゃ感激っす。
ほんっと、ありがたい。
走行は残念だったけど、わしゃ癒されたよ、うん。