
昨日パワーFCを使ってセッティングしたFDで
ブーストの立ち上がりが悪く、設定値まで上がらずハンチングという症状が出た。
10万km前後走っているFDにはありがちな症状で、
ひとまずデューティソレノイドバルブを交換したらハンチングは直った。
走行距離と経年を考えると、この部品は壊れてたとしても仕方ないね。
ブーストが安定しないなと思ったら、パワーFCを初期化してみて
改善しなかったらコイツを疑ってみると解決するかもしれないよ。
ここまではよくあること。
が、ハンチングは収まったけど、昨日のFDは立ち上がりの悪いのは、
パワーFCのブーストセッティング項目のデューティー値を上げても改善しなかった。
グラフの赤い線がこのFD。
( ファイル名の 【 120729 】 は2012年7月29日にセッティングしたって意味ね )
5月にセッティングした仕様がほぼ同じFDのブーストグラフ( 緑線 )と比較すると
わかりやすい。
①プライマリーの立ち上がりが悪く
②4500rpmでセカンダリーに切り替わるときのブーストの落ち込みが大きく
③セカンダリーのインターセプトポイントが700rpmも遅く
④高回転でブーストがタレる
というのがよくわかるよね。
これは純正触媒が詰まり気味で、排気効率が極端に落ちている状態。
エンジンにもタービンにも負担が大きいので、なるべく早めに交換してあげたい。
参考までに、もうひとつ。
緑線のグラフはそのままに、1月にセッティングした別のFDのブーストグラフを重ねてみた。
ファイル名の【 SC 】は【 スポーツキャタライザー 】の意味で
装着パーツで違うのは、純正触媒かR Magicスポーツキャタライザーかだけ。
スポーツキャタライザー仕様の方が
①プライマリーの立ち上がりが200rpm早く
②4500rpmでセカンダリーに切り替わるときのブーストは殆ど落ち込まず
③セカンダリーのインターセプトポイントでも安定していて
④高回転でブーストがタレない
6800rpm付近での最大馬力での差は約17馬力もあるし、
ブーストが立ち上がるのが早いから、中間域でもトルクの差は歴然。
体感的にも全然速い。
なにより、エンジン、タービンの負担が軽くなるからね。
おススメです。
勿論、RX-8にも言えることだからね。
過走行の車両は触媒のチェックをしてみた方がいいかもね。
※TOP画は本文と全くカンケーありません。
Posted at 2012/07/31 02:09:18 | |
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