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aprのみなさま、おつかれさまでした。
お世話になり、ありがとうございました。
走行会に参加されたみなさまもおつかれさまでした。
昨日は富士スピードウェイショートコースでの走行会で
白ろどくんに装着した、NDロードスター車高調のテストをしてきました。
テストをしてくれたのはJAF-F4とスーパーFJに参戦中の金沢選手。
弱冠二十歳のイケメンくんです。
カート上がりなので箱車のセッティングはまだ経験が少ないようだけど、
クルマの状況を的確に捉えてくれるので、彼からの情報を頼りにセッティングを進めました。
途中で何度かGTドライバーの高木真一選手にも乗ってもらい
セッティングの方向が間違えてないか、答え合わせ的に確認、の繰り返し。
なんというぜーたくなテストなんでしょ。 あはは
FR車の足回りはリヤのセッティングが肝なので、今回はリヤ回り中心で進めました。
というのも、高木選手からも最初から
『 フロントの接地感はほぼ完璧。リヤの挙動さえうまくまとめられれば 』
と言われたからね。
フロントは1回だけ減衰変更しただけ。
アクセルオフやブレーキを残したターンインの時のオーバーステアが出ないよう
リヤショックの減衰は何度も変更し、車高も下げる方向にセッティング。
36秒後半から始まって、最終的に金沢選手が出したタイムが
35秒9。
一日で約1秒縮めました。
ちなみにタイヤは、
新車購入の昨年12月末からずっと通勤で1万㎞も使ってるFEDERAL 595RS-RR
ということを考えたら立派なタイムでしょ?
『 もう全然オーバー出ないです。乗ってみます? 』
という金沢選手の言葉を聞いて、今度はぼくがドライブ。
“ 誰が乗っても安全で、怖くなく、ちゃんとそこそこのタイムで走れる車高調 ”
というのが開発テーマなのでね、
ユーザー代表としてぼくくらいのスキルのドライバーが運転するのが
テストの仕上げとしてはちょうどいいのです。
乗った感想は、
『 なんにも起きない! 』
です。 あはは
オーバースピードでコーナーに侵入してアクセル戻したりブレーキを踏んだりしても、
ブレーキを残したまま縁石踏んでも、アクセルやハンドルを少々ラフに操作しても、
なにをやっても唐突なオーバーステアにならない。
妙なアンダーも出ないので、安心してクルマなりに走らせることができる感じ。
開発テーマの “ 安全な車高調 ” はかなりの次元で達成されてます。
高木真一選手も
『 もうこのまま売っていいんじゃないですか? 』
って言ってくれたしね。
雑誌の取材などでNDロードスターのショップデモカーに何台も乗っている
高木選手がそう言ってくれたのはうれしかったね。
でもね、まだテストしてみたいことがあるので、販売は先送りです。
リバンプのストローク量ももう少し欲しいし、ショックのガス圧の変更も試してみたいし、
細かい箇所だけど他にも今回のテスト中にちょっと気になる点が見つかったので、
オーリンズに送って修正してもらいます。
もっといいセットが見つかるはず。
ちなみに、バネレートは、
フロント9.8kg/mm リヤ9.3kg/mm 。
他メーカーのNDロードスター用車高調と比較するとかなりのハードレートだけど、
吊るしのオーリンズ車高調とは減衰特性もガス圧も変えてるから
帰りの道志道 ( 峠道 ) でも跳ねることもなく、乗り心地はいいからね。
Posted at 2016/10/19 04:22:04 | |
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NDロードスター関連 作業&セッティング | 日記