暑い夏真っ盛り、特にお子様のいらっしゃるご家族などは夏のレジャーで海や山へと毎週末が楽しみですね。
独り事に近い私のブログですが、適当にお付きあい頂ければ幸いです。
さて昨晩ですがもう寝ようと思っていた矢先に、テレビ画面からハッとする嫌なニュースが飛び込んできました。
【ニュースの内容】
『本日8/1の午後8時すぎ、神奈川・山北町にある「ウェルキャンプ西丹沢」で、「人が流されている」と119番通報がありました』。
『救助隊が現場に駆けつけ、男性1人を救助したが、親子とみられる女性1人と子ども2人の行方が依然としてわかっておらず、捜索が続いています』。
『当時、現場付近では大雨が降っていて、川が増水していたということで、中州でキャンプをしていたとみられる4人が、そこから戻る途中で流されたとみられています』。.........
まずは、流されたと見られる3名の方の無事を願うばかりです。
※続報により、残念ながらお母さんらしきのご遺体が収容されたとか......
ニュースでちょっと耳を疑ったのが、『中洲でキャンプをしていたとみられる.......』
降雨時は、河原でのキャンプ設営はもとより高い場所への速やかな退避が不可欠です。
※キャンプでの草や木の生えていないところでの設営は危険なので普通はしない。
そしてどうやら突発的な濁流(鉄砲水)に車が流され横転したとか......
施設内で対岸に車を渡ることが出来るという構造だったとか。
何故退避勧告がなされなかったのか、今後色々と問題となりそうですね。
そしてここから先が忘れないで欲しい、ほんまに痛ましくやるせない事故。
今回の事故とは内容が全く異なるのですが、私がハッと思い出した同じ神奈川県で15年前に起こった
玄倉川(くろくらがわ)水難事故です。(wikiリンクに詳細)
先にくどいほど申し上げますが、事故に至る緯が全く違います。
特にこの事故を知らない方は是非知っていて欲しい。
※20歳くらいの方は当然知りませんよね!?
一言、自然を舐めんなよと!
そして人の忠告をちゃんと聞けよと!
以下、記事をまとめ抜粋。
1999年8月13日より玄倉川の中州でキャンプをしていた横浜市内の廃棄物処理会社に勤める男性社員たち、子供6人を含む彼らの家族、さらに社員の婚約者・女友達を含む18人が、翌日の熱帯低気圧の大雨による増水によって流され、社員5名と妻2名、1歳から9歳の子供4名、社員が連れてきた女性2名の13名が死亡した痛ましい事故です。
事故自体は13名死亡という規模であったが、これは遭難者たちが悪天候にもかかわらず中州で野営という無謀な行動をとった上、何度も繰り返されたダム職員や警察官による警告及び退避勧告を拒絶し続けた経緯を含めての結果であり、遭難者たちの自己責任を問う意見が多く出るなど、強い非難が向けられました。
当時マスコミから連日、遭難者が流されるまでのVTRがテレビ画面で放映されて物議にもなった一大事故でした。
亡くなった方を叩きたくはありませんが、ほんま人災以外の何ものでものない。
特に親の指導の下しか行動出来ない亡くなった子供たちの事を考えると心が痛くなります。
この事故は深く掘り下げれば掘り下げるほどやるせない人災です。
どこともなく車でのマナー悪い人らとシンクロするイメージを持つのは、私だけでしょうか?
改めてキャンプの設営において草木の生えていない河原など危険極まりない行為です。
※水没します!と自然がその形を以て証明しているのですから。
ダム行脚や釣りの知識がこんな所で役立とうとは.....
皆さん、くれぐれも正しい知識と万全の安全対策をもって海や山や川など夏のレジャーをお楽しみください。
追記:限られたスケジュールや大人の都合でのレジャー、しかし待ってはくれない自然の猛威。
逆に求められる行動を中止する、退去する決断。
これが非常に難しいですが、冷静に考えないといけない改めて感じました。
Posted at 2014/08/02 02:16:01 | |
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世の中で釈然としない事 | 日記