2015年07月20日
やたらと眩しいブレーキランプのLED
LEDが嫌いです。
厳密に言えば、LEDの光り方が嫌いです。
ブレーキランプやヘッドライトは管球式もしくはバルブじゃないと嫌な人です。
嫌いな理由はいくつかありますが、一つは光り方です。
電球だと、ぼんやり光っている感じがしますが、LEDはこれでもかと輝いて光ります。
昔、LEDが一般に出始めた頃の緑や黄色、赤のLEDはあんなに透明感がなく、かすんだ?ような光り方をしていました。
裸電球のような光り方で、色だけ緑や黄色にしたようなものでした。
その後、青色が量産化されて、青色は量産品が出回り始めた最初からあんな透明感のある光り方をしていましたが、あれがスタンダードになってしまいました。
この、透明感のない光りかたがたまらなく嫌です。電球に慣れているせいもあるかもしれませんが、光り方が強すぎて、目の奥が痛くなります。
もう一つは、使い方です。
基本的にLEDは光源をあまり大きくすることができないものです。大きなLEDと思っても、よく見れば集合体だったりします。
また、ランプの中の発光源が集合体であるのも嫌な理由です。どうしても幾つか組み合わせる形で使われるものですから、素子一つずつの光り方も関係しますが、何箇所もキラキラ輝いているのが非常に嫌です。
蛍光灯代わりのLEDライトや、ブレーキランプのLEDは特に見ているのが嫌です。
信号機も嫌です。
でもまだ、光り方が大人しいので見ていられるほうですが、やはり見やすいのは電球式のほうですね。
つい先日の夜、前を走っていたワンボックスカーのブレーキランプがやたらと眩しくて、車間距離を開けて走っていました。
しかし、ブレーキをかけてさらに光ると、さらに眩しいのです。おかげで正面を見ているのも嫌なくらいで、目のやり場に困りました。
結局走り出してもまたブレーキランプがやたらと光っているので、落ち着いて前を見ていられませんでした。
あんまりにも輝度がありすぎると、目が眩んで、網膜がやられます。
太陽や、日光が当たって光っている鏡面を見てしまうと、しばらくの間は黒っぽい点が視界に残りますが、今日のブレーキランプのLEDはそんなレベルでした。
しかも夜間です。黒っぽく残るまでの時間はランダムなようで、一瞬見ただけでもなるときはなるし、一度なってしまえば暫く視界に残り、其の間は死角になってしまいます。
対向車のヘッドライトも眩しい時は眩しいですが、ずっと見ている訳ではないので、まだ一時の問題で済みます。
しかしブレーキランプだと、しかも夜間であると、前について走っていく限りはずっと見続ける事になります。さらに、ブレーキを踏んだらもう一段階光る訳です。
電球のタイプのブレーキランプで、そこまでやたらとまぶしいものは経験がありません。
視認性が良いという点が、良すぎて逆に害になっていました。
電球は単一球でも輝度や光源が大きいので、これを鏡でうまく拡散することで大きく見せていましたが、LEDは単一では輝度や光源が小さく数で稼ぐしかありません。さらに、ランプのデザインから数が限られると言うのであれば、単一の輝度を上げるしかありません。
其の点、有機ELでも使えば面発光なので、比較的電球に近い光らせ方ができそうですが、輝度が落ちるかもしれません。
最近のLEDというのは、どうにも色がどうのこうのと言うよりも輝度を上げてナンボという世界らしく、同じ事はヘッドライトにも言えると思いますが、あんまりにも光らせすぎなものがあるんじゃないかと、
個人の自己満足でやるのは反対はしないですが、やたらと上向きなHIDのロービームだとか、無駄にまぶしいブレーキランプのLEDだとか、必要性を感じられないものがあります。
エンジン出力だとかデコレーションというものは、影響は個人で完結するものが多いと思いますが、ライトは保安部品の一つであって、安全に関わるものです。
ハイビームにしていれば対向車がまぶしいのは誰でも経験がありわかると思うのですが、燈火類の影響は自分の満足だけで完結しません。幾ら見やすいからと言って上げに上げて遠くを照らしすぎれば、向かいの車は迷惑千万です。
尾燈も同じです。玉切れだったり、配線忘れでブレーキランプの光らないトレーラーだったり、自己都合でやって貰っては困る部分です。
…と言いながらも、MH21SワゴンRはブレーキランプ切れがやたらと多い欠陥があります。なのでより注意をしなくてはならないのですが、何故これが重要なのかと言えば、ブレーキランプは合図のために付いているものだからです。
ブレーキが光らないままブレーキをかければ追突のリスクが上がると誰でもわかりますが、そういうリスクがあるからこそ保安部品なのであって、赤色でなければならないとか規則があって、それで統一されているのです。
どうでもいいのであれば、スケルトンカラーのブレーキランプとカバーを条件付きでOKにしたりしません。
運転操作は視覚から入る情報があまりにも多く、目を塞がれては運転など不可能です。
聴覚であれば別にオーディオの音量を上げていても標識が見えなくなる訳ではないので、周囲の情報がつかめる程度であれば許容されています。(理想は勿論、聴かないことですが)
運転操作のうちの認知というところに直結する問題ですから、周囲から見て「まぶしい」と思われるかもしれないと思ったら、それは「まぶしい」訳です。
寧ろ世の中にはどんな人がいるかもわかりません。もしかして、眼科の検査で瞳孔を開いた人がいたら、どうなるでしょうか。たまったものではありません。
メーカー標準がLEDになってきている現代に電球にするべきだとは言わないですが、だからと言ってやたらとまぶしいLEDに安易に交換するのはいかがなものかと思う出来事でした。
個人的には、ヘッドライトの輝度を多少上げるのはともかく、ブレーキランプの輝度をやたらと上げるのはやるべきではないと考えています。
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Posted at
2015/07/20 04:46:31
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