職場のオネーチャンに「最近むっちゃピリピリしてますね~」なんて言われてしまったので、去年以来の不摂生で血圧上がったんだろうと思ったら、健康診断で最高血圧が100を下回るという暴挙を達成したので、疲れてるんだなと思い休暇を取って週末三連休になりました。本当なら20万キロ目指して遠出したいですが、まだそんな世態でもないので、いつもの近場にしました。
最近はDEH-P01のタイムアライメントとパッシブネットワークの合わせ技ですっかり落ち着いてしまった感があります。微調整は何度もやっているのですが、なかなか決まりません。少なくとも数日は聴いてみないと、特にアッテネータの抵抗を変えた時なんかは、通勤の行きと帰りでも変わります。
定数の変更は、自信を無くしました。発散するばかりで、てんで決まりません。仕方がないので、確実に自分よりもずっと耳が良いであろう、メーカーの設定をそのまま使うことに落ち着きました。アッテネータだけは車によって違うと思うので変えていますが、抵抗だけは頻繁に入れ替わっています。それでも最近は昔のアクティブネットワーク全盛期に比べたら大人しいほうで、聴いている時間のほうが長くなりました。ちょっとだけ大人になった。
とはいえ今週は夜勤だったので、起きてみたら二度寝して夜中の一時でした(笑)
同僚が仕事をしているのに自分は寝ているというのは気分の良いものですが、なぜか休むと騒ぎが起きているのが嫌です。冷蔵庫の中身が寂しいので、昨日余った米が大量にあったのでレトルトカレーで流し込み、ついでに何か買い出しに行くことにしました。
本当は今日は夜八時くらいに起きて、どこかの立体駐車場でオーディオをちょっと弄るつもりだったのですが、見事にぶっ飛んでいます。雨が降りやすい時期なので、例の如くヨドバシカメラの立駐で三時間無料を使ってやろうかと思ったのですが時間的に無理です。でも雨は止んでいたので、そのへんの道の駅でやればいいと思い、例の如く北方向へ行きました。
いきなりですが、大田原のトライアルが24時間開いているので、野菜を買っておきました。なんだかんだで日持ちするのは野菜なので、最近は手間はかかりますが野菜を買うようになりました。カロリーも低いし量があっても太らないと思っていたら、あまり時間がかからない炒め物ばかりなので、精々大匙一杯くらいの油なのに腹回りに定着し続けています。やはり自炊はするものではないのでしょう。
既にもう朝の五時頃になっていたので明るくなり、そのまま駐車場でやってしまうことにしました。
で、そのちょっとした弄りですが、アンプの入れ替えです。全然ちょっとじゃないですが(笑)、LUXMAN CM4050に入れ替えます。
理由と言う理由はないのですが、システムの簡素化のために外しにかかっています。バッテリーに付いていた12Vのキャパシタは既に外してしまいました。また、一体何本引いてあったのかわからないRCAケーブルも数本取り外し、ヘッドユニットの電源に入れてあったキャパシタも取り外し、そしたらエンジンが軽くなった感じがします。なんだかんだでアンプが4台入っているようなもんですから無理もないと思うのですが、確認のために入れ替えてみました。
本当のところは、そういえばDEH-P01とLUXMANは初めてだと思ったので、それなりに設定も固まった今に試してみようと思ったのです。
まーこれが、ちょっとだと思っていたのですが、結構大変な作業でした。そりゃそうです、手間をケチってメインの電源線だけ外し、アンプ4台に配線が通ったまま外そうとしたので、重いです。しかも小生の場合は安定化電源も入っているので、18キロくらいあるようです。しかし昔は40キロまではいけたもんですが、この衰えぶりはなかなかです。これ、普通車サイズのタイヤ交換そのうち出来なくなるんじゃね?と真剣に思わせるレベルです(だからと言って何か運動をしようと真剣に考えている訳ではない)
朝の五時だからそんなに人もいないだろうと思ったら、五時半でも普通のスーパー並に人がいて、隅っこでやってましたがそのまま逃げる訳にもいかず、黙々とCM4050に載せ替えました。終わったところでまだ朝の六時台だったので、CM4050のエージングも兼ねて、最近来ていなかった塩原-上三依方面へ回ってみることにしました。
最近ふとした事から廃道マニアのサイトを見たのですが、その道で有名なのが、栃木県道266号線、通称塩那道路です。今も県道266号線は存在するのですが、塩原温泉あたりにちょこっとと、那須町の那須御用邸付近にわずかな路線があります。Googleマップでは拡大していくと表示されていますが、山岳地帯の路線は廃道処置がされており、山歩きでも通行禁止というガチガチの廃道になっています。
去年にもその一部ですが、塩原側の通行禁止のゲートまで行ったことがありましたが、そのサイトを見てまた行ってみようと思ったのです。
しかし、通行禁止のゲートまでの道が時間限定で開放されているため、この時間ではまだ閉鎖中でした。解放までまだ一時間以上あるため、さすがに諦めて上三依方面へ進むことにしました。
ちなみに、この塩原温泉近くに日塩有料もみじラインという有料道路があるのですが、無料になりました。ただここは視界が悪くなりやすいため、ちょっと走るのが怖いです。
本当に塩那道路が開通していたら走ってみたかったところですが、高度経済成長期に目立っていた環境無視の破壊事業、しかも採算が非常に怪しい道路でしたので、開通したらしたで問題になっていたことでしょうが、今となってはそれを目で確認できるものは多くありません。
同サイトでは、この塩那道路の工事に使われた工事用道路についても触れていますが、これが上三依から北上した所にある横川という地区から伸びていたようです。で、このあたりから、山腹に走る塩那道路を見られることがある、らしいので行ってみましたが、初夏も近いこの時期では山が青々として全くわかりませんでした。しかも朝方で太陽が低いせいもあって、全然見えませんでした。
折角ですので、地名を撮ってきました。
ここからもう少し北上すると、福島県の南会津です。
さて朝八時近くですが、なんだかんだで起きてから半日近く経っているので、さすがに疲れが見えてきました。大人しく上三依から鬼怒川へ抜けて帰ろうと思います。
逆光ですが、中三依の地名も撮ってきました。
このあたりはダムが多く、山河といった水墨画のような風景を見ることができます。
いくつかのダムがありますが、この国道121号線沿いからすぐに見ることができるダムもあります。たとえば五十里ダムは国内でも有数の高さのダムです。
恐ろしいほどに高いのですが、堤を歩いて渡ることができます。
こんなものを作ることができる人間って、凄いなと思います。そりゃあ塩那道路も作れる訳です。ダムにしても道路にしても、テキトーに作れば環境なんて簡単に破壊できるし、丁寧に作れば有意義な使い方もできるのです。これが規格外になったのが昔の東側諸国で、環境破壊で問題が起きたら、人為的に対策をして何とかするという考えでした。このダムを見れば、対策でなんとでもなるという考えは分からない事もありません。でも三年前、台風で日本中のダムが貯水量を超えそうになって川沿いでは洪水の被害を受け、首都では荒川が氾濫しそうになり、自然はその気になれば軽く人間を超えられることを思い知らせました。
丁度、葛飾ナンバーの車の親子が同じく眺めていました。あの子たちには、一足早くそれを知ってもらえたことでしょう。
ここを過ぎると、川治温泉街を抜けて、鬼怒川温泉へと抜けられます。川治ダムにも行こうとしたのですが、今日は行きませんでした。実は前に行っており、何度か通っているのです。というか実は、五十里ダムのほうが動線上にあったのに、一度も寄ったことがなかったのです。
前に行った時の写真です。
川治ダムは堤の上を道路が走っており、車で走ることができるので面白いです。高さは五十里ダムのほうが高いそうですが、こうして真横から近くで見ることができるので、川治ダムのほうが恐ろしい気がします。ちなみに高いところは得意ではありません。なぜでしょう、こういう所へ来ると、谷底へ吸い寄せられそうな気がしてきます。
その後は鬼怒川温泉へ抜けましたが、龍王峡の有料道路も無料化されました。栃木県は道路に関しては決断が潔く、しっかり仕事をしている印象です(塩那道路はともかく)。必要な道路は通すし、とりあえずでもいいからバイパスも作るし、小生の地元の慢性化した渋滞とは大違いです。ただし公共交通機関は非常に怪しいですね。県じゃないですが、特に今作っているアレとか。
塩那道路にも通じるところですが、こちらも某サイト情報から。これは入れそうにもありません。
楯岩までいける道ということでしたが、車道としてはここからは廃止されています。某サイトでは落石もみられる危険な状態とされていましたが、どうもGoogleマップによると整備されたようで、鬼怒川をはさんで対岸にある駐車場から吊り橋を渡って遊歩道が整備されているそうです。すげえ。どこにそんな財源が…まあ、これは良いんじゃないですかね。これは行ってみたらよかったですね。
もしかしたら将来、塩那道路も遊歩道が整備されて、徒歩だけなら歩いて通れるようになるかもですが、コース全長が長すぎでしょうね。
その後は素直に高速で帰りました。さすがに距離が伸びてきたので疲れが出てきたのが理由ですが、なにより腹が減ったのでとっとと帰りたかった。
そういえばすっかりオーディオの話をしていませんでした。
結論から言えば、悪くありませんでした。というか、こっちのほうが良いかもしれません。
LUXMANアンプにして気付いたのが、解像度は確かに劣るんだけれども、音楽らしさとしてはLUXMANのほうが良さそうだという事です。BEWITHは解像度が高くてセパレーションは非常に良いのですが、そのせいで設定がシビアに出すぎるために、ほんの些細な設定のミスマッチでもモロに結果として返してくるという懐の狭さを見せてくれます。その代わりハマれば正確無比なキレッキレの音を返してくれることでしょう。実際、ヘッドホンで聴いたらビタで文句無しです。
その設定のアラを、ある程度包容力でカバーしてくれるのがLUXMANです。そりゃそんな機能がある訳ではなく、ある程度マッタリしていてアラを隠せるような傾向の音だという事ですが、いい感じに音を丸くしてくれるので聞きやすくなりました。
傾向としては最近の主流ではないと思います。ただBEWITHだと確かに硬いようにも思うので、このくらいの柔らかさで考えたほうがいいのでしょう。
それにしても最近流行りの高解像度の音は出しにくいですね。ごまかしが効かないから設定を詰めるのが大変です。勿論それを出せるに越したことはないですが、元々そこまでバッチリ出すのはほぼ無理として考えたほうがよいのかもしれません。もしかしたら、かえってキレッキレのA-110Sよりも、R407のようなひとつ大人しいもののほうが、良い結果になるのかもしれません。
このLUXMANアンプでどこまで出すのかはわかりませんが、例のシート下設置が成功したら、このアンプは乗せられなくなってしまいます。そしたら、どうするんでしょうね。トランクのアンプボードも要るのか?
どこまでシンプルに落ち着くのか、一体いつになったら落ち着くのか。