2017年06月11日
スピーカーケーブル交換 VDH-T7 → JSC1500
漸くスピーカーケーブルを交換しました。
今回交換したのはパッシブネットワークからスピーカーユニットまでの区間で、本当に交換が面倒なところです。
考えただけでもやりたくない。
車体左右両端足下には電源ケーブルが走っているので太いケーブルは入れられず、またケーブルの種類で住み分けをするために、ノイズに一番弱いRCAケーブルは車体中央床面、極太で取り回しがしにくい電源ケーブルは車両左端足下、そしてスピーカーケーブルは長尺でもまだ価格が安いということもあって天上左右両端に通してあります。
なのでスピーカーケーブル配線位置の欠点として、大変交換がしにくくなっていることがあります。関連する内張りを悉く剥がさないと抜き差しできないので、明らかに時間がかかる為やりたくない作業の第一位になっていました。
しかしスピーカーケーブルが諸悪の根源ぽくなってきたので、思い切って交換することにしました。値段が安くなっていたのも手伝って、ようやく実行です。
今回使ったケーブルは、JBLのJSC1500です。型番がまんまJBL speaker CABLE + 断面積になっているのが潔いですね。
このケーブルにした理由は、ヘッドホンで使ってみてなかなか性能が良かったからです。低音もそこそこ出るし、変に偏ったバランスでもなく、良心的な価格設定で、安くなって居たからです。
本当はJSC550でもいいと思いましたが、低音が思ったほど出なかった時に、もう一つ上があるのに何でそれにしなかったのかと絶対に思うでしょうから、最初から一番良いのを入れておきました。
但し今回はミッドバス分だけを交換予定で、良い感じならツイーター用にJSC550も引こうと考えているため、別にそれはそれでムダにはならないのですが、ひとまず太いほうが難儀するのでこちらだけ先にやっちゃいます。
(単に店で10mもケーブル二種類買うのが恥ずかしいのも事実です → 現に先週も同じケーブルを4m買ってますw)
今のツイーター用ケーブルはNanotecのSP#79 specialで同じ銅線系ですから、それほど大きな方向性の違いは無いであろうし様子見で行こうという見込みもあります。
さてこのJSC1500ですが、マイリファレンスであるヘッドホンで試聴したところ、バランスは均等で太めなので低音は出やすく、JBLらしいエネルギー感のしっかりとしたサウンドです。但し導体自体は思ったよりも余り太くないです。
音場表現は何だかサラウンドがかったホールのようなものを感じさせ、その中で鳴っているように聴こえてきますが、嫌な響きではありません。
よく見てみると、平行二芯ではなく片側三芯の平行二芯ケーブルとなっています。さらによく見ると金属箔でシールドされており、青い被覆といい何だか見た目はZonotoneのケーブルのようです。
導体は被覆に覆われて三種類が三角形に配置されていますが、太線*7、細線、極細線の三種類で、太線と極細線では巻きの方向が違い、細線では巻かれていないという細かな違いがあります。
この構造を見ると見た目といい、本当にZonotoneに近いかなと思います。そんな理由もあって、アンプ~パッシブ間はZonotoneのままにしてあります。
ただこのケーブルは末端加工がしにくいです。とにかく数が多くて処理が大変なKIMBER等もありましたが、アレは芯線が太く傷つきにくいし太さが同じなので、ワイヤーストリッパーを使えばすぐに加工できます。しかしこのケーブルは線材の太さが異なるので、強くストリッパーを当てると芯線が切れます。
そしてさらに、線材の太さが違うので縒るのも大変です。ヘッドホンの時にこれで大変な思いをしたので、今回は直差しは諦めて端子を使います。
端子はスピーカー側は縒らずにaudio-technicaのAT683を取付、アンプ側は縒った上でAT6105を用いました。縒り方は、全てを解いてしまうと結局細い線が負けるので、細線を揃えて太線で巻き込むような感じにしました。よくわかりませんね。
久しぶりに内張りまで剥がしていったので、音が出せる状態までは4時間くらいかかる大仕事になりました。もうこれからは暫く外の作業はできませんな。
天気が崩れそうだったので時間との勝負でしたが、降るまでに完了しました。
ショックだったのは、670GTiのスピーカー端子にサビが来ていたことです。さすがに二年になりますし、車だから濡れるし融雪剤もあるからサビて当然と思っていましたが、本当にサビてくるとショックです。
値段が値段なだけに、という理由も勿論あります。これ以上に高いスピーカーは使えませんね。
さて気になる音ですが、買ってすぐの作業だったので全然エージングもできていません。
とりあえず慣らしで鳴らし込むだけですが、初発の感想としては、例のうるささが大分と変わったかなと感じます。
音の傾向はヘッドホンの時と似たような感じで、特にうるさく感じる帯域もまだありません。音像も結構はっきりしています。
交換後すぐにこれだけ鳴れば文句はありません。これからの変化に期待です。
気になるのが、ヘッドホンで使っているJSC1500です。
入れてから二週間くらい、暇さえあれば音楽を流しているのですが、今になってもまだ音が変わります。特に解像度が高くて、気付いていなかった音が多い。横方向の位置が物凄くハッキリします。
また低音がやたら出るタイプではありませんが、かなり下のほうまでちゃんと出してきます。でも17cmじゃ絶対に鳴りませんな、、オーバースペックでしょう。
案外、エージングに時間がかかるタイプかもしれません。少なくとも1ヶ月は様子を見るつもりですが、どうせならツイーターも替えてしまいたいところ。
まだアンプ~パッシブ間にはNanotec#79が残っているので、これを交換した時の音にもまた期待です。
しかしやっとの事でスピーカーケーブルを交換して、嫌な鳴り方はどうやら変わりそうなので、今回はそれで良しとします。
何より作業に手間がかかって大変だったので、終わっただけでもう今日はどうでもいい感が強いです。
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Posted at
2017/06/12 01:45:28
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