2020年12月30日
雑感20201229 一転攻勢/DEH-P01の逆襲
折角の帰省しない連休だし、年末なのだから大掃除をしようと思っているのですが、一晩寝て起きて朝飯食ったところでドライブと掃除を天秤にかけたら、毎回ドライブに傾いています。どうせ休みなのは変わらないし、年明けてからでもいいや、なんて思っている自分がいます。
今日も気が付いたらドライブに出ていました。どこへ行くのかは全く未定。行き先はともかく、昨日設定したDEH-P01のアライメントを生かしてみたら、やっぱり変な気がしてすぐにバイパスしてしまいました。プロセッシングを効かせない状態で鳴らしているので、右側に寄っていますが、やはりこのほうが落ち着きます。
一路北方面へ。何か行く当てがあった訳ではないですが、そのまま進んでどこにも寄らずに郡山市内へ。妙に勢いがあったので、そこからは会津若松方面へ。
しかし、郡山から会津若松までの間の真っ暗な区間に差し掛かり、油が少ないのもあったのですが、突然に寂しくなってきて戻ることに。夜の猪苗代湖沿いの道を走るとかなり心細いです。会津まで出たら高速に乗るか、大内宿や南会津方面を抜けていくかを考えていましたが、油屋があまりないので大人しく来た道を戻る事にしました。高速代が案外高くつくのも理由ではありますが、一番は、多少カーステの設定を弄りたいので、どこか落ち着いて作業できる場所に行きたかったからです。
郡山市内では店先や駐車場にドーザーが出ているところが多かったですが、今回の寒波に備えてなのか、単なる冬支度なのかわかりませんが、例年は特に見ていないような気がします。
油を入れにスタンドに寄ったら、スノーブレードを売っていました。小生の家あたりの栃木県内では売っているところを見たことがありません。職場の郡山の人間に聞いたところでは、そんなに降らないと聞いていたのですが、案外降るのでしょうか。
道の駅に入り、作業開始です。今日は、タイムアライメントの再調整と、接続の変更をやりました。
手順的には先に接続の変更をして、それからタイムアライメントですが、別にやることは大したことではありません。
接続の変更というのは、昨日DEH-P01を取り付けた時に、RCAケーブルをミドルとハイのレンジに接続したのですが、これをローとミドルレンジに接続します。何の意味があるのかと思われるかもしれませんが、一つは、ハイレンジに接続すると、仕様で最低でも絶対に6dB減衰が入ってしまうため、これをバイパスできるレンジにしたかったからと、もう一つは仕様とはいえ減衰が入っているということは何かしらプロセッシングが働いて音質ダウンしている可能性があるので、それを無くしたかったからです。切れない6dB減衰はツイーター保護だとは思いますが、今回のシチュに限っては邪魔物扱いですね。
ミドルレンジとローレンジは共に減衰をバイパスできるので、この出力系統につなぎ替えました。
続いてタイムアライメントの再設定です。ネットワークの設定ではないので、距離を測るだけで簡単です。測ったら数値を入れて、2WAYなので左側ツイーターを基準にして、左側ミッドバス、右側ツイーター、右側ミッドバスの順に、数値を多少上下させて、音の帯域によらず揺れることなく一点から出るようにします。
やり方が正しいのかどうかはわかりませんが、原理的には頭の中心から各ユニットのセンターキャップまで(ボイスコイルまでとしているものもありますが、実際に空気を動かしているのはセンターキャップだからと理解しています)の距離を計測してやれば足りるはずです。微妙に上下させて微調整するのは計測誤差分、それで飲めない場合は根本的に何かおかしな事がある…と理解しています。
小生はそんなにプロセッサーというか、アナログとデジタルで蕁麻疹が出るほどのアレルギーはないのですが、確かに信号経路に余分なものを突っ込んでいくと音質が落ちるのは諒解しています。アクティブネットワークやイコライザーがその典型ですが、単に信号を遅らせるだけのタイムアライメントはそんなに影響はないだろうと考えますが、確かにこれだけでも変にデジタル臭くなる感はあります。
但し一点申し上げると、何もタイムアライメントでやっていることは原理的に間違ったことではないということです。音質に影響があるかどうかというのは好みの問題でありまして、原理からすればやるべき修正作業です。それが電子技術的にはともかく、オーディオ的にはまだ実用の域に達していないと言う感じです。
だからアナログでもできるのならばやりたいですが、そちらはこれからの話。
まあ、これが好感触ならば、アナログ回路でどうやって遅延させるのかも勉強したいところですが、当たり付けです。
昨日は適当に測った(つもりはなかったが)ので…と言いながらも、今日も大きくは変わりません。惜しむらくは相当やってなかったので、コレ用にわざわざ買ったレーザーメジャーを会社の引き出しに入れたままだということです。だから普通のメジャーを伸ばして測るのですが、これだと当然曲がってずれます。レーザーなら光ですから、一般相対性理論で重力の影響を受けるでもしない限りは曲がりませんので確実ですし、なによりセンターキャップに文字通り当てて測定できるのがよいですね。これは採り直し確定か。
あとは先の手順の通り、入力して微調整です。
一点疑問なのが、ここでツイーター間の音量バランスを取るのかどうかです。以前やっていた調整方法では、ここで左右の音量バランスを取れとなっているのですが、これがユニットまでの距離に由来するならミッドバスもとらないといけないが、なぜかツイーターだけとなっているのです。距離のせいだと言うなら、単に左右バランスで取ればよいので。
今になって気づきましたが、それならミッドバスのセンター定位位置に合わせればいいですね。今度やってみますが、高さと横方向を合わせないといけないので難しそう。
今回は運転席側を3dB落としました。後で、定位位置があまりに左へ寄ったので、1dBにしました。その状態でもアライメントの数値はほぼ変わらず、ほとんど測定値でした。まあ大体そうなるんですが。
さて鳴らしてみますと、昨日は中央に集まって固まってしまって、センタースピーカーだけから音が出てくるような何がなんだかよくわからないステージングでしたが、今日は中央から広がるようになりました。まあ、左右に音がへばりつかなくなったということは、アライメントの効果が出ているのでしょう。
惜しむらくは左右の広がりが足りないことです。設定の問題なのか、そもそもの左右の幅の問題なのかはわかりませんが、これがあるので横幅の広い車のほうがよいのですが。
また、これまでもあったのですが、音が運転席側に吸い寄せられるように引っ張られる。これがどうにも消えませんでした。音量差なのかアライメント設定なのか、それともネットワーク設定なのか。
左に対して右側のスピーカーの定位が物凄くもっさりしているのも気になります。左はかなり明瞭なのに、右は分からなくなってしまいます。
完璧ではないと思いますが、聴けるくらいにはなりました。一日経って耳が慣れただけかもしれませんが、昨日よりはよくなっていると自画自賛しておきます。
少なくとも、録音時の楽器配置がわかっている曲で確認はできたので、大問題は抱えていない筈です。
こうして聞いてみると、当初思っていたよりもP01も悪くないと思えてきました。正直、プロセッサー機能を入れる前は明らかに負けてはいるのですが、プロセッシングを入れた後は音色以外の部分で勝負を掛けてくるので、そうなるとアナログ機の土俵ではなくなってきますが、その全部を含めたトータルの音でいえば、アンプ抜きで5万で買えるユニットの音にしては上出来ですね。
ただ音の面白みは少ないです。
こうなると、じゃあ音に色が乗らない、単純にプロセッサー機能しかないヤツをいつものCD700やらで使ったらどうなるのか?が気になってしまいます。
現実的にそんな理想モデルは存在しないのですが、できるだけ音への影響を防ぐのであれば、パッシブネットワークを弄ればいけるんじゃないかと考えています。
遅延回路もいいのですが、単純に素子だけで実現できないかと思っています。巻きの少ないコイルでも使って、その巻き仕舞いの位置でやるとか。本当にこれが効果があるのかは確認しないとわかりませんが、幸い今年はオシロスコープなんてものを手に入れたので、これで波形を確認してみようと思います。これが上手くいったらいいですが、その後は、じゃあどうやってそれを合わせるのかという大問題があります。今やっているような0.8cm単位を、コイルの巻きでどうやって出すんだと。
それが実現できれば、一番理想のネットワークになります。
来年はこのあたりを目標にしてもいいかもしれませんが、車が変わるというのはほぼ確定なので、そこまでできるかどうか。
ヘッドユニットも次第に怪しくなりつつある今、プロセッサーも一つ二つ前のモデルが安くなってくれれば、入れてもいいかと思うのですが。プロセッシングよりもプレイヤーのほうが問題になりつつあります。
いずれにしても、小生は休日を謳歌しておりますね。これで車が変わっていたら、もう昼夜なしで弄っている気もします。昼弄って夜ドライブ、みたいな。
まあ今のところは良い休暇を過ごせていると思っております。
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Posted at
2020/12/30 09:20:30
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