ワゴンRの次の車です。小生の四代目の車になります。

前回の4th-2で大体の経緯はお知らせしたところですが、四代目はZC33S スイフトスポーツになりました。
最初の理想からは幾分違いますが、トランクが無くなったFFセダンだと思っておきましょう。FRでも4WDでもなくFFなのは、プラウディアを狙っていた過去もあることだし、ワゴンRのFFも引き継いだと思えばいいでしょう。とりあえずこのご時世に、こんなヤンチャなMT車が存在することがまず第一条件なのですから、FFはしゃあないです。
しかし、Y34セドリックを上回る、自分の車じゃない感があります。原因はやはり、これまでと違って月賦で買って、まだ半分どころか1割も払っていないからでしょう。さすがにバラすも弄るも気乗りがしません。
それに何か余所余所しい感じがします。中古と違って自分のために作られた車なのに、やはりこれも月賦のせいでしょう。
元々は5月の連休に間に合う筈だったのが、例の半導体工場の騒ぎのせいで、最初は影響が無い筈だったのを見事に喰らいました。あわよくば、慣らしもしていない新車で帰省してやろう、それで慣らしも終わりだなんて算段もしていたのですが、結局連休が過ぎてからの納車になりました。
こうなっては別に急ぐ必要も殆ど感じられず、すっかり遅れて来た何とやらで、暫くは勿体なくて乗っていなかったのですが、1か月点検もあるし、慣らしは要らないと言われたもののいきなり回すのもどうかと思ったので、勝手に自分で1000キロくらいの慣らし運転をしました。
勝手に3000回転縛りをしていたのですが、意外と回さないで1000キロ走るのが大変で、まぁ面倒臭いのなんの、非常に走りにくい。それに、いつもは傷がつこうがバンパー外れようがボロだからと気にしていなかったワゴンRだったので、適当に走り回れたのですが、今度は一応の新車なので、これで日光や那須の山奥で鹿とぶつかったら悔しいからと、いつもの山間部も気乗りがしません。だからって街中もあまり走りたくはない。
それでも走らんと慣らしもできないので、意外と頑張って走りました。
それからが漸く本当の評価になる訳ですが、詳しいインプレは別にして、ざっくりとした印象を言うと、
実用上一番の問題は、後方視界とギヤの入りにくさと、バックのしにくさでしょう。
ギヤはワゴンRのほうが100倍使いやすいです。単純すぎてストロークの長いあの5速ミッションが恋しくなるほど、このショートストローク6速ミッションは扱い辛いです。カタログを見ると立派なミッションのカットモデルに、ああだこうだと色々書いてありますが、それよりもワゴンR並にスコスコ入るようにしてほしいものです。何でもシンクロ入れればいいってもんじゃない。何よりも、あーここで入る、って感覚が掴めないほどに複雑化しているのが非常に扱いづらい。その点もしかしたら、普通のスイフトのギヤボックスのほうが単純だろうから良さそうな気がする。新品なのでしばらくはこのまま使いますが、そのうちシフトレバー延長するかもしれない。カタログに書いてあることを体現するなら、ノンシンクロのミッションを通した、車との会話じゃないのかと思えてきます。
後方視界は事前にも聞いていましたが、Cピラーがとにかく邪魔。あの変なドアノブデザインのために、およそ20センチの死角が生まれて、安全性が犠牲になるのは如何なものかと思われます。さすがに問題だと思ったのか、マイナーチェンジでブラインドスポットモニターという、斜め後ろの死角に接近されると光るランプがサイドミラーについているのですが、センサーで分かればいいってもんでもありません。昼はわかりにくいし、夜は明るすぎるし。直接見えないことが恐怖なのです。コケることを恐れてライバルと似せようとして、安全上の問題まで一緒に共有してしまってはダメでしょう。手本になる国産車のデザインは90年台で止まっているのですから、今恐れたところで何も変わりません。
ATだとシートポジションのせいもあるのか、余り気にならないようですが、MTではシート位置に融通を効かせるのはほぼ無理です。これ、前期乗りの人でスポットモニターの無い人は相当怖いと思いますが、その状態のまま市販化されたという所について最近の開発は何だか変だと思わざるを得ません。今からもう首都高で右車線合流するのが怖いです。
これを引きずってか、バックもしにくいです。リヤハッチの窓も高さがないので、ミラーを見てもわかりにくい。左後方も非常に掴みにくい。もう設計が、リヤモニター前提になっているのが言われなくてもわかります。ワゴンRのワイドな視界が恋しくてなりません。
大きな問題はこんなところでしょう。しかしまだ色々と、扱いづらい所があります。
新車とはいえ、勝手が変わると文句は言いたくなるという事です。愛着がそのうち湧いてくるのでしょうが、今のところ愛着もあったもんじゃありません。どーしてくれんだよという所ばかりが目についてます。特に警告システムが誤作動すると、そこまでまだ耄碌しとらんわいと非常に腹が立つのも、怒ばかりが湧いて愛着が湧いて来ない理由の一つでしょう。
しかし高速域で巡航している時のラクさは、これまでのワゴンRとは比較になりませんね。不意に那須を通り越して郡山まで深夜ドライブした時なんかに、東北道や国道4号線を流してくるのですが、高速が楽です。ワゴンRでは必死に走っていたのに、この車ではさほど苦労する事もなく走れます。パワーがあるとやはり楽になります。
クラッチもそんなに重くないので、渋滞でもあまり問題なさそうです。
さて、この人の車だから、買った日にでもオーディオを弄るのだろうと思われるでしょうが、全く触っていませんでした。折角オーディオレスにしたのに、新車だからパネルを外して割るのも怖いと、無音のまま乗っていました。案外何とかなるものですが、遂に最近になってようやく弄り始めました。
とにかくメンドクサイことが色々とわかってきて、遂にはシート下にBEWITHアンプが入れられない事も分かったため、別にいいかと思っていたのですが、外した部品のせいで部屋が狭くなってしまった。これはかなわんと、少しずつ入れるようにしていますが、バッ直すら引いていないため、ただの漬物石です。
転がしている間に取付を色々と考えたのですが、まー面倒そうな所が色々あって、どうしようかと。特にツイーターどうやって付けようかと。恐らくドアのAピラー沿いの三角窓に付けることになるのですが、これは本格的にパテで固めんといかんかもと思っています。
ということで、早くも加工用に純正ツイーターカバーを純正スペアパーツで買ってしまいました。スペアタイヤとETCしかオプション付けてないので、他にも色々と欲しいが、今は無理です。
とりあえずは、これまでと同じアンプボードがそのまま入るので、元に戻すようにしたいと思いますが、最近のこの暑さのせいも加わって小生の弄る気力がすっかり失せてしまい、寧ろクーラーを効かせて無音で走り回っているほうがずっと良いので、殆ど弄れていません。
まあ新車だし、暫くはそのままでもいいかと思いますが、早々に元の構成に戻したいですね。BRAXスピーカーを外しっぱなしにしておくのは怖すぎる。
今回はいきなり、それなりのユニットを取り付ける事になるので、いきなりデッドニングをしたりせずに、変化を見ながら進めていこうと思っています。じゃないと弄る気力が続かないのもありますが、そこまでデッドニングをしなくても良さそうな気もするので、ちまちまやっていこうと思います。
今の感触だけで言えば、そこそこ良い感じに鳴ってくれそうですが、どんな鳴り方をするのか、今から楽しみです。
…まあ、取り付けるとなったところで、既に色々と問題が見つかっているので、どうやってアレやコレを入れるか…いきなり大変そうなのが見えているので、余計にやりたくないです。
気長に待っていただければと思います。
Posted at 2021/07/24 12:57:26 | |
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