
散々迷いに迷った挙句、2013年式システムが完成しました。
プリアンプ YAMAHA C-4
パワーアンプ YAMAHA B-1
イコライザー VICTOR SEA-M9
CDプレイヤー DENON DCD-1600
SACDプレイヤー SONY PLAYSTATION3
スピーカー YAMAHA NS-1000M
DAコンバーター ROTEL RDD-06
これまではオリジナル色が強かった(というか弱かった試しがない)ですが、今回はまあまあ、よくあるセッティング方法を踏襲しています。
個人的には電源に配慮したシステムという印象が強いのですが、肝心なコンセントプレート交換ができていないのが一番の心残りです。
2012年式ではサブウーファー2台を片chに1台ずつ、言わば2.2chのような構成にしていたため、ウルトラゾネのような豪快な低域を誇っていました。
が、サブウーファーを使うのはいかがなものか、そもそもそれは本当にソースを鳴らし切る上で必要なものなのかという疑心暗鬼に陥ったため、サブウーファーは外してしまいました。
またDACを用いることによって低音不足がいくらか解消されたことも手伝って、加えて電源コードによってはなかなか低音が出てくるということで、今回は外しました。
とはいえ、このYAMAHAメインのシステムでは、低音が些か弱くなってしまいます。
CDプレイヤーもYAMAHAで統一しようとしたのですが、低音がとにかく不足してしまうため、断念しました。
そこで、CDプレイヤーにはDENONのDCD-1600を入れました。長年使っているプレイヤーで、「低域の強いCDプレイヤー」として素性がばれていますから使いやすいです。
ですがデジタル出力だと、肝心なコンバーター部がどのプレイヤーでも共通となる訳で、このクラスでは殆ど音に違いが出そうにないですが、光伝送と同軸伝送で全く低音の出方が異なります。不思議です。
2012年式では本当にSACDはポン付けしただけだったので、今回はプリアンプ直結としてみました。
以前は音が密すぎて逆に悪く聞こえるという贅沢病を発生させていましたが、今回は電源のアナログ・デジタルの分割、電源コードの交換を経て、「SACDのほうがいいかも」という雰囲気が出てきました。

今回、これまでのB-1に代わってシステムインするかと思われたKYOCERA B-910ですが、途中までの視聴でB-1優位という評価となりました。
殆ど違いはありませんが、言ってみるならばB-910のほうが「雑な」駆動に思えました。B-1は全域において均等に駆動力がかかったような印象です。
アンプ部の電源は、オヤイデの金メッキプラグ+無酸素銅線を電源コードにした、電源ボックスAT-PT1000で分岐させています。
上流からパワーアンプ、プリアンプ、イコライザー、映像と分けてあります。
この電源ボックスの電源コードで全体の音質が大きく変化し、手持ちの中ではロジウムメッキ系がメリハリ強調の音に、金メッキのほうが厚めで低音の伸びが良くなる傾向になります。
今回は低音への影響を重視して金メッキ品を使用しています。
プリアンプはセパレートアンプの音決定の一番重要なファクターですが、今回は「YAMAHAサウンドに低音を足す」ことをメインにしていたので、CA-F1は外しました。
CA-F1+B-1で鳴らすと低音不足は簡単に解決できますが、どうにも中高域がモッサリしてぼんやりした印象になるので、C-4の再登場となりました。
C-4+B-1の組み合わせでは低音が不足することへの対応として今回の電源系の分離がありますが、実のところは全く目的が違っていて、「PCからハイレゾ音源再生する『予定』があって、PCだけでも分離したかった」ところ、アナログだけ電源ケーブルの交換ができたのでやってみた、というだけの話です。
結局はノイズフィルターをかましてCDプレイヤーと同じ場所から電源を取っています。
理想としてはパワーアンプを壁コン直取りで、デジタル系は離れた場所からと考えていましたが、今のこの環境では無理です。
スピーカーケーブルも今回からvandenHulにしてみましたが、どれだけ効いているのかわかりません。少なくとも「間違いなくスピーカーケーブルが悪い」とは思えていないので、しばらくはこのままでいきます。
(電源ケーブルはやたらと違いがわかるのですが、スピーカーケーブルは何故にこうも違いに鈍いのでしょうか。笑)
ただ、傾向としては、元気な鳴り方をする方向から逸れてはいないと思います。
***
今回、色々と手を加えてみましたが、これまでになく音は良くなっています。
次第にGRADO RS1iに近い音になってきている感はありますが、まあそれでも最近の個人的ヘッドホン事情からすれば、ヘッドホンに分があると感じます。
試しにC-4+B-1でヘッドホンを直結して聞いてみましたが、全く期待外れの音でした。CA-2000+B-910では豪快に、過去に感じたことのないような臨場感を再現してくれたのに、全く期待はずれの、面白みのない音でした。もっと繊細に優雅に再生してくれると期待していたんですが。
ですが、この音をCA-2000でスピーカー駆動から出せるかと言われると疑問です。
これほどにも、ヘッドホンとスピーカーでの違いがあるというのは、単なる再生環境やユニットの違いなんでしょうか。
何か見落としている気がします。
残念ながら、PCOCCの製造が中止になるらしいので、低音系に効くと聞いたからには次に試したいとか思ったりしています。
それよりも、電源コンセントが古すぎて殆ど固定しきれていないので、安いものでも交換したいです。
というか、それよりも、この電源部のすぐ上に馬鹿みたいに電気を食うエアコンがあり、これが単なる分岐で分かれているため、電圧変動に無茶苦茶弱く、おかげで冷えません。
そもそもの環境が、やればやるほど裏目に出てきています。
Posted at 2013/08/19 21:35:02 | |
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