2015年02月28日
特に不調がある訳でもなかったですが、スパークプラグ交換をしてみました。
交換した形跡がなかったものですから…
思えば、自前でのスパークプラグの交換は初めてです。
プラグレンチすら持っていなかったので、結構前に買ってプラグも揃えていましたが…
やはり内燃機関そのものを弄るとなると電装品をいじるのとは話が違うため、なかなか気が引けました。
しかーし、いざ交換を頼もうとすると、プラグ交換自体は1本500円なるもエアクリーナー着脱に5000円かかると言われ、「6500円は高いなぁ」と思ってしまいました。
エアクリーナーなんて自分でも外せんのになぁ、店の駐車場でクリーナーだけ外してやろうと思いましたがそれはあまりに痛すぎます。
これが…間違いでした。
夜勤明け、珍しく目が冴えてしまったので作業することにしました。
天気は晴れでしたがやや風が強いところで寒くはないもののヘッドから埃が入らないか気がかりでしたが、これを逃すともうできないでしょうから、決行してしまいました。
エアクリーナーを外してからダイレクトイグニッションまでのアクセスは先日断念した時に習得したのでここまでは早かったです。
恐らく10分もかかっていません。
そして遂にプラグレンチを突っ込んで回していきますが、何とも固いです。
これが噂に聞く、数万キロ放置のプラグの固さですか。
明らかにこれ、ネジ山に鉄粉噛んでるだろと思いながらガシガシ回していくと、そのうち1本がポロリと外れました。
外したプラグを点検しますが、こればかりはイマイチよくわかりません。
個人的には適正燃焼だと思いますし、多分10万キロまで持ったでしょう。
銘柄はIXU22Cだったので、スズキ純正のものということになりますが、これ、デンソーがスズキに納入しているプラグで、メーカーの設計寿命は2万キロということでした。
全然まだいけると思いますが、折角なので交換します。
精神的にも何かいやなので。
交換するプラグは、NGKのプレミアムRXにしました。
どうせ交換するのですから、パワーがとにかく欲しいので最上級のものを奢って駄目なら諦めがつきます。
これは以前、とある中国人に言われた名言からの教訓です。自分が求めているものが、フェラーリが頑張って作れないなら諦めも付きましょう。
新プラグをセットして手締めでいけるところまで回し込みます。
T字でやると喰い付きで潰す可能性があるうえ、何しろやっているのはこの自分です。何をするかわからないですから、エクステンションを用意してプラグソケット流用で取り付けました。
回せなくなったら、そこから1/2回転して締め付けです。自分は締め過ぎるので、1/2いかない位にしておきました。
我ながらいい出来だと思いました。
…ここからが悪夢でした。
まず、プラグソケットが抜けない。原因は後でわかりますが、プラグホールの奥でプラグにソケットが刺さったままになってしまいました。
仕方がないので、エクステンションを差しては回しつつ抜いての繰り返して抜きましたが…
ようやく抜けたところで、今度はソケットの中の保持ラバーが外れてプラグに残っている状態に。
このままではダイレクトイグニッションが入らないので、どうしても取るしかありません。
ぱっと見、面倒くさいから切ってしまおうかとしましたが、それだと残りのプラグが付けられなくなる。
別にこの状態にしておいて、ラバーだけ取ってしまって、マグネット式のプラグレンチを調達するか?とも思いましたが、さすがにスパークプラグを新旧混ぜて使うのはネット検索するのも気が引けました。
しかもラバーがピンセットでもドライバーでも何を使っても取れないので、最終手段です。
仕方なく、新品装着後すぐに外してしまいました。
外してすぐにわかりましたが、ラバーの締め付けが強すぎるんです。
何かオイルでも塗っておけばいいかと思いましたが、イグニッションを突っ込むので悪さをされてもいかんと思い、ラバーの内側を削って弱めました。
恐らくこのプラグレンチは今回限りで使いません…マグネット式にします。
さて困ったのが再取付です。
使用済みプラグだと締め付けトルクが違ってきます。要は新品だとワッシャーが潰れるため余分に締めないといけないですが、中古だと既に潰れているのでその分締めなくてもいいのです。
これの許容範囲が、1/12回転なのでかなり狭いです。つまり、ネジ切る可能性が高い訳です。
用意さえあれば新品で…という事にもなったでしょうが、それもないし、ましてや車が使えない訳ですから、1/8回転くらいで締めました。ちょっと多いかも。しかし緩いよりはマシかと…
そんなこんなで1本を交換すると、2本目はものの5分で交換できました。やはり、こういうものは按配が重要なのです。
最後の悪夢は3本目、一番右端のプラグでした。猛烈に固いです。
ネットでの事前情報でもここは固いと書いてありましたが、もう、既にねじ切った後じゃないかと思いたくなるほど固いです。途中でやめたくなりました。
プラグレンチじゃ回せず、手持ちのラチェットでないと回せませんでした。
もう既に緩めてしまい行くしかなかったので、何とかして強引に回しましたが、これは固いです。
幸い、取り付けは難なくできました。
プラグ交換はトルクレンチを使うべきという意見もあれば、角度で見ればいいという意見もあり、今回は角度で判断しましたが、中古を締め直す時は欲しいですね。
新品は多少気をつければ締めすぎなのかは感覚でわかりそうですが、いきなり締まってくるとなかなかわかりません。既に気がついたら締めすぎ、という事にもなりかねません。
しかし問題なのは、プラグを締めるのに使うような、15~20Nmのトルクレンチが殆どないことです。
怖かったのでトルクレンチ探しもしたのですが、案外このような小さい値のものがなく、結局使いませんでした。
そこまでしてやってみたプラグ交換ですが、激変はしませんでした。
ただブリッピングの時に回転までの息継ぎが短くなりました。アクセルレスポンスが良いです。
トルクも少々良くなった感があります。
意外だったのが、ステレオの音がよくなったことです。
定位がしっかりと出てきたんですが、恐らくダイレクトイグニッションとの接触面の抵抗が影響しているのでは、と思われます。これが一番効果があった気がします。
暫くそろそろと走りエンジン音を聞いていますが、とりあえず緩みはないでしょう(締めすぎの方が有り得ます)。
今のところ異音もしません。
今度替えることがあるのかどうか???
まあ、燃焼ぐらいは確認してもいいでしょうか。
Posted at 2015/03/01 01:10:13 | |
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2015年02月21日
世界最大の漢和辞典をご存知でしょうか。
漢字の本場はご存知の通り漢、つまり中国ですが、中国にも「全部の文字を収録した漢字辞典」は存在しないそうです。
ではどこに、世界最大の漢和辞典があるのでしょうか。
答えは日本です。
百科事典などでもそうですが、その分野の全てを載せているからにはその最高峰を望みたくなるのは、そもそも辞典というものの性質上仕方のないことでしょう。
日本語の単語を集めに集めた辞典も勿論あるのですが、単語と言うとこれはもう随時増えていくものですから、完全に纏めるとなると「完全無欠のもの」は日本語の進化する限りは実現不可能ということになります。
その意味では、漢和辞典は完成されたと言っても過言ではありません。
数十冊組の百科事典は珍しくありませんが、漢和辞典で組物というのはかなり珍しい部類にあります。
大体の漢和辞典は1冊完結となっており、そもそもまず漢和辞典の用途としてはこれで足りるので、誰も作ろうとしない訳です。
しかしこれを完成させた人物が居ます。諸橋轍次博士です。
諸橋博士は漢詩を読むために用いる漢和辞典を作ることを目指し、大漢和辞典編纂を始められました。
故に日本では使われない字も含まれており、加えて異字体(例えば、渡辺の辺と邊と邉)を含んでいます。これにより他の漢和辞典を圧倒する収録数となっていますが、逆にあくまで「漢詩を読むための辞典」ですから、所謂国字と呼ばれる字などは含まれていないため、本当の意味で「全ての漢字を網羅した辞典」ではありません。
これはこの辞典の本来の用途を考えれば仕方の無い事です。
元々は戦前から計画されていましたが戦火により最初の版が消失しています。
現在のようにCDやらにバックアップを取ってプリンターで印刷という訳には行かない活版印刷の時代ですから、わざわざ版を作っていたところそれが消失するという絶望的な状況に置かれながらも再度作成し直されています。
その後一旦完成し、合計十三巻で出版されました。ですがその大著故に次第に収録漏れなども見つかるようになったことで改定が行われ、二巻が追加されて十五巻となりました。広辞苑も真っ青です。
何と収録文字数は五万字もあるそうです。
中国語話者が日常生活を送る分に十分な文字数は幾らか気になりますが、恐らくずっと少ないでしょう。
これだけの規模ですから、中国でもやろうにもやれなかったのでしょう、中国が大漢和辞典を購入しています。
これだけあると結構変わった文字も出てきます。
例えば、画数一画の文字は案外沢山あることに驚きます。
また誰もが一度は気にした事があるであろう最大の画数は二字あって、六十四画の文字です。龍を4つ並べたのがテツ、興を4つ並べると確かセイと言う字です。
画数と言うと「たいと」が話題に上りますが、あれは記号と言うか印のようなものの性格が強いので、純粋な最多画数の漢字はこの二つでしょう。
索引も1冊丸々当てられており、通常の画数索引もあれば読みからの索引もあり、他にも大漢和辞典の独自コードによる索引や、漢字の四隅の形状から探すシカクゴウマ索引なるものもあります。
ゲームソフトの裏技を収録した雑誌「広技苑」というものがあり、十数年前にそれまでのテレビゲーム機全機種の裏技を載せたものが出版されました。
この雑誌が非常に分厚く、10cmにも迫るものでしたが、その序説に「製本技術の限界からこれ以上の総集編を発行するのは不可能云々」と書かれていました。
大漢和辞典は1冊ずつがこれに匹敵する厚さで、しかも1頁がかなり厚手の紙です。
広辞苑などの文化的価値の高い書籍は特に保存性が重視されており、頁の紙も特別なものが使われています。
紙はチタンを含んだ中性紙を用いており、非常に丈夫であり変色などの耐久性も高くなっています。但しチタンを含むことで重量が増加しています。
大漢和辞典は現行版からこの紙が使われています。
ちなみに上記の広技苑は厚みを抑えた藁半紙でしたが、頁密度は半端ではありません。
私と大漢和辞典との出会いは、中学の図書室でした。
元々漢字に興味があったことや、嗜好のせいで旧字体を好んでいたという事もあり、「そんなのが載っていそうな、とにかくデカイ漢和辞典」を探していたためにたまたま見つけたというのがきっかけです。
恐らくアレを開いたのは自分が初めてだったでしょう。
ちなみに暫くして倉庫に仕舞われてしまい、閲覧不可能になりました。何で片付けたんだと文句を言ったら「高い本だから」と言われ納得、ついでに「言えばいつでも見せてやる」との返事を取り付けて、心置きなく引き返しました。
この大漢和辞典は黒表紙のもので、恐らく第二版です。
次いで高等教育自分の頃、私は「図書館予算を使い込ませた生徒」になってしまいました。
私の学校はそれなりの規模ではありましたが、勿論古文や漢文を研究対象にしている教授もいたのですが、図書館に大漢和辞典がありませんでした。
しかも閉架書庫にもないと言うのです。
幾らなんでも、研究している人間までいるというのに図書館にないというのは如何なものかと、それはもう凄い勢いでした。
面白いことに随分と器量の良い図書館で、希望すれば何と言う本も入れてくれるとのことで、「購入希望図書申込書」なるものがありましたからそこへ此れ見よがしに
「大漢和辞典 計十五巻 三十万円也。 研究の拠点であろう所に此れが無いと言うのは如何なものか」
と書いて放り込んで置きました。 ↑本当に書いていました。
当然ながら却下が至極当然と思い、「申し訳ないが」悪戯にやってみたのです。
しかし悪戯にはなりませんでした。
ある日突然図書館から呼び出され、何か悪い事でもしたものかしらと言ってみると、希望図書が入ったとの知らせでした。
私が希望を出したのは、半年も前の大漢和辞典以外にありませんでしたから、恐る恐る友人を連れて行ってみると、棚一列に此れ見よがしにでーんと、大漢和辞典新装版が十五冊並んでいたのであります。
司書は笑っておりました。私は笑うしかありませんでした。
その後、私は文芸部でしたので何かの時に在庫書籍を紹介する機会があり、至極自然に顧問をしていた古文の教授にも存在を知られる事になりましたが、興味深そうにされていました。
紹介文にはこのような事を書いておりました。
「第二次大戦の戦火を乗り越えて完成された、漢和辞典の金字塔の栄誉に浴す大著。漢字の本場、中国も購入したというこの辞典はその規模はもとい、冒頭の編集記からもその編纂の苦労が垣間見られる」
中学時分、大漢和辞典を倉庫に隠した教師が「高校の時に大漢和辞典を買うためにアルバイトをした」と言っておりました。
いつかはこの名著を手に入れんと思っております。
果たしてそんな日は来るのか、それより開くことはあるのでしょうか。
Posted at 2015/02/22 02:09:30 | |
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2015年02月14日
去年の正月に、久しぶりに古い知人と飯を食った時の事です。
かねてから噂していたロシア料理屋で食べたのですが、一杯目はウォッカではなくビールにして正解だったと、今は思います。
珍しく二次会まで行ったのですが、その時のこと、チェーンの居酒屋でウイスキーのロックを飲みながら刺身を突いていたのですが、余りに醤油が甘いのです。
そう言えば、九州のほうでは醤油が甘い等と聞いたことがありますが、成程全国チェーンはそれを真似て来たのだな等と考えていました。
なにせ社内では、九州の人間は出張に醤油を持っていくとまで聞いていたので、甘い醤油はいいものなのかと思っていましたが、
私には合いませんでした。
おかげで店員に「店にある醤油を全部くれ」と頼んで全部持ってこさせようとしましたが、結局これしかないというので、仕方なく甘醤油で我慢しました。
…という事があったのですが、そもそも私の地元では「おさしみ溜り」というものがあって、刺身だからと醤油を使うことが余りないのです。
この刺身溜りというのは、色味と風体は濃口醤油のようですが、あれほども大豆の利いたような感じではない、粘度の高いこってりな刺身専用溜まりです。
少々付けすぎなところで茶碗の御飯の上に一置きするのが堪らないのです。
これがとにかく関東圏ではまず見かけないのです。まあ地方限定なんでしょうが、昔から刺身にはコレだという教えを受けてきた私にとっては、刺身には醤油ではなく「おさしみ溜り」でなければならないのです。
似たようなものとして、各社から「さしみたまり」が出ていますが、どれも合いませんでした。
私の中には、刺身というシルエットの横には赤いキャップのイチビキ「おさしみ溜り」しかないのです。
居酒屋では「こんな醤油で食うのか」「こんなのさしみたまりじゃねえ」等と文句を言い、挙句の果てにはすっかり酔いも回り「コンビニで買ってくる」とまで言い出しましたが、結局その醤油で食べました。
三次会でもまた刺身を頼み、「今度こそはまともなさしみたまりが出てくるように」と祈っていましたが、系列が同じでは何にも意味がありません。
結局同じ醤油でした。
同じ日本でもやはり地方が違うと、こういう「通じないもの」が出てくるようです。
同じ、この手の話になるのが「餃子のたれ」です。
関東では酢醤油が多いようですが、私は関西圏(から微妙に外れますが)の人間なので、餃子と言うと「餃子の王将の餃子」なのです。
なので餃子の王将スタイルで、餃子を食べる時には酢醤油ではなく「餃子のたれ」なのです。
この「餃子のたれ」も、なかなか見つかりません。以前ドラッグストアで売っていましたが、なくなってしまいました。しかもこれがまだ見つかりません。
なぜでしょう。刺身は刺身、餃子は餃子、メインは同じであるのに、付け合せでこんなにも好き嫌いと言うか別物になってしまう。
相方がどんな人間かでどんな展開になるのか変わるというのは、ある意味で人生のような気がしないでもありません。
しかし今は心配はなくなりました。何故なら遂に手に入れたからです。地元から送られてきたのですが、しかし残念すぎるのは、一人暮らしでは一瓶使い切るのも至難の業なのに、二本も送られて来た事です。
Posted at 2015/02/14 03:40:17 | |
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2015年02月08日
初自作したPCが不調です。というかこのPCです。
現在私のメインPCとして鎮座しておられるこのマシンは、何を血迷ったか既に自作のコスパが落ち始めていたところで、初めての自作として組んでしまったものです。
発売から1年というモデル更新の折り返しにあった4770Kを、ゲームやら動画編集をする訳でもないのに初心者には奢りすぎのZ87系のAsrockマザボに乗せてしまいました。
おまけにSSDです。そこまでやっておきながら、やるのはネットと茲への書き込み位。
全く、私の中の人は何を考えているんでしょうか。
でですが、そのPCが不調です。
4回目の起動で画面が映らなくなります。
CMOSクリアしては起動で画面映らず、強制終了して映るまでトライすると、3回までは普通に起動します。
しかし4回目で画面が映りません。
どうにも、BDドライブかHDDを増設した頃になり始めた気がしたため一旦ストレージを全て取り外し、使っていなかったグラボも外し、メモリも4Gの4枚差しを2枚差しの最小構成にしてみました。
元々500Wの電源を積んでいるので不足はないと思いますが、最小構成でも変わらず。
試しにCMOSの電池を替えてみても変わらず。メモリの抜き差しもしてみましたが、抜き差ししすぎたかエラーを返すようになってしまいました。(ソケット側の問題?)
モニターを替えても症状は変わらず。オンボードのモニタ出力がダメなのかとグラボ出力にしても変わらず。
一時、なぜかUEFIでのグラボ設定がオンボードで使っているのに、挿してもいないPCI-Expressに設定が変わっていたりしていたのですが、これはCMOS電池交換で解決しましたが症状変わらず。
マザーボードから電源まで、総じてケーブルの抜き差しとマザーボードの清掃をしても変わらずで、症状の始まりが冬の頭頃だったのですが静電気が原因と言う訳でもなさそうです。
試しにこの方面に詳しい同僚に相談してみましたが、何かがおかしいという某アニメの夏休みストーリー回のような感じのループを繰り返すようになったため諦めました。
今のところはもうマザーの交換でしょうか。
CPUとSSDはとりあえず置いておきましょう。症状からしてSSDは問題ないかなと。
幸い、組んだのが去年の正月明けだったためOSの再インストールも簡単ですし、あろうことかこの人は余ったパーツでもう一台組もうとしているとか。
どうせならDSP-PROも出た事だし、将来的にナニをするんだろうからラップトップにしろと言う声も首脳部あたりから聞こえております。
次マザボもAsrockにしそうな気がしますが、どうせならASUSやGIGABYTEでもいいかもしれないと思ってます。
そもそもこのZ87にした理由は見た目だけだったのですが(どうせ見えなくなるのに)、なにげにHDMI-INが便利で、360をマザボに接続できるためモニター数を節約できるというのが一番のお気に入りでしたから、これと同じ機能が欲しいところ。
しかし、この機能が次番のZ97系に付いていないのです。
どうにもこのHDMI-INも怪しいんじゃないかと思ったりしています。
PCの電源が入っていなくても(と言うか電気が通っていなくても)切り替えるというものですから、何なんだその無電源スイッチングはと不思議だったんですが、機能削除されているのを見るとどうも信頼性が低いのか見切り発車だったんではないかと。
うーん新機能ってこういう事多いですよね。
いずれにせよ、マザボでしょうか。
安いので試してみることにします。
Posted at 2015/02/08 12:40:29 | |
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2015年02月02日
既に乗換から20000km近くになってきました。
そろそろプラグ交換の時期です。
プラグと言われれば最近は廃車まで無交換タイプのものが付いてるもんだろうなどと思っていましたが、何でもスパークプラグには片白金などという、所謂電極の片側だけが白金というプラグがあるそうで、仮にこれであると持ちは20000kmがオススメなのだそうです。
同じくイリジウムプラグにもこういうのがあるそうで、結局両極がそうでなければ、持ちはよろしくないんだそうです。
ワゴンRは純正でもイリジウムなんだそうです。確かKA7EIなるプラグだったように思いますが、まあ広く使われているもので、残念ながら両極ではないようです。
スパークプラグというものは、ガソリンエンジンという内燃機関方式において、必須のものです。
ガソリンエンジンは豫混合方式と言い、予め燃料と空気を適正比で混合しておいてシリンダーに吹き込み、そのシリンダー内でスパークプラグで点火して燃焼させるものです。
ところがディーゼルエンジンはこのプラグがありません。では日が着かないではないかと言われるでしょうが、代わりにディーゼルエンジンは高圧力状態を作り出して、燃料自体に自己着火させます。
状態方程式 T=PV/nR からもわかるように、圧力Pが上がれば温度は上がります。
故にディーゼルエンジンではスパークプラグは必要なく、強いて言えば高圧フュエルポンプのようなものがそれにあたるでしょうか。
この分、ディーゼルエンジンは丈夫に作るために重さが嵩みますが、ガソリンエンジンはプラグのおかげで軽く小型に仕上げることができます。一長一短があるのです。
では、スパークプラグはエンジンの稼動にどのような影響を与えるのでしょうか。
前述の通り、燃料に着火するためにスパークプラグは火花を飛ばします。
スパークプラグには電気が流れるようになっています。点火するべきタイミングでうまく電気を流し、二つの電極の間に放電を起こさせることで、点火するための火花を作ります。
早い話が、雷を狙って起こすようなものです。
雷は膨大な電気の流れですが、雷は雲から地上まで、電気が流れ易いところを最短距離で通ってくるという性質があります。
高い建物には落雷を防ぐための避雷針が付いているように、高いところには落ち易いのです。それは雷が最短距離を通りたがるからです。
スパークプラグの先端は、言って見れば雷雲と東京タワー(避雷針)のようなものと言う事ができます。
東京タワーには年に数回は雷が落ちているでしょうが、スパークプラグとなればとんでもない回数の雷が落ちる訳で、そうなるとやはり損傷してしまいます。
これがスパークプラグの寿命ということです。
スパークプラグを使っていると、雲と避雷針のうち、針のほうが減ってきます。
すると雲の端子との距離が次第に広くなり、火花が飛びにくくなります。
雲のほうも減ってくるようです。
こうなると、適切なタイミングで火花を飛ばす、つまり着火することが難しくなり、適切でない点火はエンジンの出力低下につながり、最悪の場合はエンジンの故障にもつながりかねません。大体はエンジンが止まってしまうと思います。
これを防ぐためにスパークプラグを交換するのですが、作業自体はそれほど難しいものではありません。
昔は自動車のメンテナンスと言えばまずプラグの点検でした。
しかし最近の車は構造が複雑になりつつあり、特にエンジンの上に他の部品が乗っている構造も珍しくありません。
このような場合は部品を一旦外す必要があり、これがプラグ交換を難しくしている要因の一つです。
そしてもう一つの要因は、取付にあります。
スパークプラグは基本的に、ねじ込んで取り付ける方式をとります。
例えて言えば、単にボルトを締め込んでやるようなもので、それ自体は難しいものではありません。但しプラグは、ボルトのように全て金属でできている訳ではありませんし、色々な部品を組み合わせて作られています。
ですから締めすぎたりすると破損させたりする恐れがあります。無論、逆にゆるくてもいけません。
また、プラグを取り付けるにはネジを回して取り付ける格好になりますが、よくネジを回そうとして先端が潰れたりするように、また斜めに入ってしまったりと、色々なトラブルが起きる可能性もあります。
ただ、プラグはエンジンオイルなどとは違い、燃焼状態を確認するための一番簡単な方法です。
適切な減り方をしているのかどうかをチェックすることで、点火系のトラブルを確認できます。
エンジンオイルやエアフィルターなどはあくまで潤滑系と吸気系だけなので、点火状態は全く確認できません。
加えて、ワゴンRなどの軽自動車はとにかく高回転ユニットなので、それだけプラグも酷使されているために劣化しやすいものです。
つまり燃費やパワーにも直結してきます。
軽自動車乗りの人であれば、エアコンを入れるとコンプレッサーが回ってパワーが落ちるのがよくわかると思いますが、言い換えればエアコンの効きや電装品にも影響が出てきます。
単に燃費が悪くなるだけではないのです。
昔の車に比べればプラグの点検は車検の時だけでもOK、両極白金プラグであれば交換自体そもそも不要であったりもしますが、電極で火花を飛ばすという方式自体は変わっていませんから、プラグが劣化することに違いはありません。
ましてや、軽自動車ですから維持費の面からもそんなに高級なプラグを常用するより、年に1回もしくは車検のたびに一番安いプラグに替えるだけでも理想的と言えます。
昔は車載工具にはプラグレンチが付いていて、外そうと思えば簡単に外せたのですが、今はプラグレンチが付いた車なんて軽トラくらいしかありません。
そもそもオーナー作業を考慮していません。
とは言っても、昔は広く誰でもやっていた事ですし、一番おっかない締め付けも手で取り付けて最後はトルクレンチを使えばよく、メーカーもそう推奨しています。
未だにメーカーが手締めの方法を公表しているくらいですから、それでよいのでしょう。
ということで、今までやったことがありませんでしたが、チャレンジしてみる予定です。
本当はプラグは買ってしまったのですが、空いていれば取り付けて貰おうと思ったら案の定1時間待ちだったので、工賃が基本工賃900円のエアクリーナー取り外しで4000円というので、ではトルクレンチもといプラグレンチを買ったほうが安いと思い、折角なのでやってみることにしてしまいました。
メーカーも交換すると「低速トルクが感じられます」と言っているくらいですから、出足の向上と登坂性向上、燃費向上に期待しています。
Posted at 2015/02/02 04:35:41 | |
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