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智海寺の奥山のブログ一覧

2016年02月27日 イイね!

パッシブ→マルチ→パッシブ

色々と悩ましいところですねー
パッシブがいいのか、マルチがいいのか
どっちにしろ長所と短所があって、そのうち良いほうを取るだけなんですが、何ともそれが悩ましい

パッシブ&アライメントがとにかく良くて、アライメント無しパッシブの違和感がたまらなく気になってしまいます。
これでいいじゃんと、何か弄ろうとする度に思ってしまう自分がいます。

それともう一点、マルチにするとノイズが乗ってしまいます。ツイーターからヒューンなんて音が、夜になると響いています。
パッシブ接続だと、今の環境ではスピーカーケーブル長が2.5m長くなってしまうのですが、パッシブだと全然出ていないです。
マルチのほうが配線長が短いのに、どういう訳なのかオルタノイズが乗ってしまいます。

RCAケーブルはミッドバスもハイレンジも同じ場所を通っているので配線場所が悪いとは考えにくいのですが、パッシブを入れると出るというのが不思議です。元々ノイズは乗っていて、パッシブのフィルターを通すと除去されているのか、つまりはハイレンジのクロス周波数よりも低いところに、どこかしらから飛んできたノイズが乗っているのではと考えています。
パッシブであれば物理的なフィルターが入っているので安心できますが、マルチではヘッドユニットからアンプへ直結するので、増幅したノイズがツイーターに直接行ってしまう事になります。これはおっかないですね。

ただ、ミッドバスもツイーターもアンプのゲインは同じになっているので、単にゲインの上げすぎで出ているだけかもしれません。
パッシブでのブリッジ接続のために全chを同じにしているので、パワーを必要としないツイーターが入ればそれはもううるさくなるので、こういう基本的なところでミスしている可能性も大いにあります。
でもゲインの位置は9時くらいなんですよね…
そう言えば同じ設定にしていた前のスピーカーの時も出てたなぁ…と。そりゃプロセッサーで10dBも落としてれば、合って無いだけになるよなあ…

でもですねえ、デジタルプロセッサーのデジタル処理というのが実に生理的に嫌悪感があって、どうにも信用できないんですね。
アライメントはまだしも、アナログのネットワークは回路の設計と部品の精度で性能が決まりますが、デジタルはいかにアナログに近い計算結果を出せるかで性能が決まります。
遅延回路だけであれば「メモリに置いておいて遅れて出す」のでまだしも、信号自体を計算で変えてしまうのは…何か気になるんですねえ。
前々回あたりにも同じ事言ってますね。

理想としてはネットワークどころか遅延回路もアナログにしてしまえや…という気分ですが、フェーズシフターなんて滅多に目にしませんから、もうデジタルプロセッサーにするべき時代になってきたんでしょうね。
ヘッドユニットもそのうちデジタルオーディオプレイヤー(DAP)に置き換わりそうですし、24bit96kHzが扱えるほど性能が上がったプロセッサーも出てきていますから、かれこれ10年近くになるP01のデジタル機能は時代遅れになりつつあるのかも知れません。
その進歩が、生理的嫌悪感を吹き飛ばしてくれるだけの性能を持っていることを期待したいものですね。


それにしてもスピーカーの音がまだ良くなっていくんです。
なのに設定はほぼ変わらないまま。変に思って変えても、元の設定のほうが良く感じる始末。
これだけ落ち着いているのはこれまでで初だと思いますが…果たして??
Posted at 2016/02/27 23:11:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2016年02月18日 イイね!

ブリッジ×パッシブ×アライメント

どーにもならない低音不足ですが、暖色系のアンプを使っても暖色系にならないのは何やらおかしいのだと、今回はアンプを疑ってみることにしました。

マルチ接続にしたため、現在は100W×4chの構成です。つまり1chアンプがそれぞれのスピーカーのユニットに一つずつ割り当てられる図式になります。
見た目からすると、スピーカーユニット一台にアンプが一台という理想的な印象を受ける構成ですが、よりパワーが必要なミッドバスに100W、ツイーターにも100W…低域のほうがパワーを要求するけれども、同じだけ高域にも配分する…という、些か「柔軟性に欠ける」、言ってしまえば「融通の利かない」接続です。

低域のほうがパワーを要求するのは、サブウーファーに専用1chアンプを宛がうのが一般的であることからもわかります。無論ユニットの大きさも影響しますが、17cmとは言ってもパワーはあったほうが良い訳です。
なので、1ch100Wから200Wにします。4chアンプなので、ブリッジ接続で200W×2chアンプとして使います。

当然、マルチ接続はできません。ということでパッシブネットワークを使います。
ポン付けでいいので楽です。
ネットワークを介して200Wをかければ、ミッドバスもツイーターも200Wで駆動がかかるということですから(実際は両方を一つの回路としてかけるので直に200Wがかかる訳ではありませんでしょうが)、足りない所へ配分ができる事になります。

ところで、ブリッジ接続には色々な接続方式があって、アンプによって違います。スピーカー交換後にパッシブで使っていた時にもブリッジ接続をしていたのですが、実はこの時に接続を間違えて、100Wしかかかっていなかったようです。
何でもPA2004は、組にする入力端子それぞれに同じ信号を入れないとブリッジにならないそうです。
一時期使ったアンプA4では切替スイッチが付いていて、それを使うと勝手に逆波形を内部で生成するので反転用の信号入力が要らず、結果2ch分入力しておけばいいタイプだったので、PA2004も同じようなタイプかと思っていました。(自動切替タイプで、この方式だと切替スイッチがなく、大体は2chに同じ信号を入れる必要がある)

ついでに、例のアライメントもかけてみました。しかし音声入力のためのY字分岐コネクタがないので、DEH-P01のLOW出力をフィルターPass設定で使う事にしました。なのでミッドバスのアライメントと同じにしてやる必要があり、調整時は少々手間ではあります。
とりあえず設定は、マルチ接続時の値をそのまま使い、少々修正しました。


するとですね、
遂に来ました。不足を感じない低音が、ようやく出ました。
やはり100Wよりも駆動力があるからか、音のある時にはどんどん出て来るのですが、無いときにはとにかく無いのです。非常にメリハリがあり、駆動力が上がったからでしょうか、非常に細かな音もしっかりと出て、目の前に広がるステージの存在感が増したようです。
低音はキレ良くポンポン出ます。多すぎず少なすぎない。
音量を上げると制振が負けるかと思ったのですが、普通の音量より多少大きいくらいは問題なさそうです…けれども、少々制振したほうがいいかも知れません。

100Wマルチだと、打ち込みの一発が「ポーン」という感じで重みがなかったのですが、200Wパッシブではしっかりと重みが加わって、サッと引いていきます。高域はどうなるのかと思っていましたが、余り変化は感じられません。

試しに、タイムアライメントを外してみると、低音は増えているものの少々物足りないところがあります。いくらか位相のずれで減っていた分もあるようですが、出力増で増えた低音のほうが大きそうです。

低音が足りなかった根本的な原因については、出力不足だったようです。
ひとまずはブリッジ接続で解決し、マルチアンプ接続ではないですがアライメントによる補正も良い感じでかかっています。効果としてはほぼマルチ接続の時と変わっていないので、インストールもなかなか良い状態なのでしょう。

音としては、今すぐに何かを替えなければいけないような所は見受けられません。アンプを出力の大きいものに入れ替えて、再度マルチアンプとしてもいいでしょうけれども、今はそこまでしなくとも十分に良い音で鳴ってくれています。
然しスピーカーが良くなりすぎたのでしょう、いずれ向上を目指すとなればアンプの入替は必須な気もします。PA2004はブリッジのままにしておいて、高域用に別のアンプを入れるのもいいでしょう。但しこれだと電源がかなり厳しくなってきますから、きちんとした1ch100W以上かつ4chアンプを入れるほうが良いでしょう。でもそれって、またコストがかかるんですよね…中古で中々出てこない部類になってきます。
音の傾向からすると、アナログアンプよりもデジタルアンプのほうが駆動自体はしやすいかも知れません。


とりあえず目論見は成功したので、暫くはブリッジとパッシブとアライメントでいこうと思います。
音で見る限りは正直、マルチアンプの必要性は薄くなってしまったような気がします。これなら2chアンプでもいいかも知れません。(2chだと、アンプが多少安いですから上が見られるのです)
これを今後の主流としたいところですが、2chアンプで済まそうとすると、インストールが変わってしまい4chアンプが必要になってしまうため、車が替えられなくなってしまいますね。
後付オーディオは車種を選ばず付けられるというのも重要なポイントだと思っております。

さてあぶれたA100をどうしようか…迷ってしまいます。アライメントをかけるのは譲れそうにないので、プロセッサーは考えてみてもいいかも知れません。
どうしても今度マルチアンプにするなら、プロセッサーとポータブルプレーヤーデジタル転送にするのは必須でしょうか。そのほうが今の時流に合っているんでしょうかね…
でも聴く曲のハイレゾ音源がないよ(泣)

いずれにせよ、鳴るようになってホッとしました。
Posted at 2016/02/18 05:57:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2016年02月12日 イイね!

パッシブとアライメントを同時に…

先日マルチアンプ化して、数日経ちましたが、高音がウルサイ…
このスピーカーは高音がとにかく耳に付きますね。スピーカー本体と言うかインストール状態からそうなるのでしょうが、高音うるさい低音出ないと、両極端な感じです。

出すぎは落とせばよい話なので、ネットワークで落としています。基本的にアンプの利得は全チャンネルで同じにしているのですが、ミッドバスに比べて10dBも落としています。
パッシブの時からとにかく耳につき、ツイーターレベルの切替を最低にしてもまだ耳についた位でしたから、元々そういう音か、インストールのせいか、どちらかでしょう。

マルチアンプにすると嫌でも出て来るのが、タイムアライメントですが、例の如く距離を測って入れています。
今回、MH21Sの純正ツイーター位置とミッドバスが偶然にもリスニングポジションから左右それぞれ等距離にあることがわかりました。
スピーカーは箱に入れて使うのが一般的ですが、基本的に、ユニットの装着面は平面にします。そうでないと位相がずれてしまうからですが、車の中ではできないので、タイムアライメントで敢えてずらして元に戻すという事をやっています。
しかし、左右片側のミッドバスとツイーターが等距離に近い場所にあるということは、この二つのユニットから出た音は位相が合っているということになります。但し、運転席から見て運転席側のスピーカーと助手席側のスピーカーとは明らかに距離が違い、其の分位相がずれています。
なので、片側のミッドバスとツイーターは同じ数字になるも、左右ではそれぞれ数字が違ってきます。

タイムアライメントはデジタル処理で演算してずらされているので(実際には0.00は「処理をしない」ではなく、0.00が「目一杯ずらした状態」)、処理としてはただの遅延回路で、特段ものすごい計算をしている訳ではありませんので、負荷は小さく、音に与える影響も小さいとされています。とは言いつつも、できれば処理せずにいきたいのが日本人と言うかオーディオ好きの性でして、どうせなら外したい。

タイムアライメントよりも演算を必要とするのがアクティブネットワークで、これは文字通りの演算をして帯域別に音声信号を分けています。なので負荷も大きく音に対する影響も大きいとされています。実際、ネットワークを使うとそれだけで音が幾分劣化したように感じられます。
それならば、ネットワークは使わずに、タイムアライメントだけ使えば、いくらか音に対する影響は軽減しつつも、かつ音場をより再現できる。

そこで生きてくるのが、パッシブネットワークです。
パッシブネットワークは基本的にアライメントをかける事ができません。アライメントをかけるならばデジタルプロセッサーでアクティブネットワークを使うというのがほぼ決まりですが、何故アライメントがかけられないのかと言うと、アライメントの処理はスピーカーユニットそれぞれで違ってくるため、帯域別に分けた後で処理をする必要があるからです。パッシブネットワークでは分離した後は直接スピーカーに行くため、演算装置をいくつも入れなければならず、今のプロセッサーはそのような接続ができないものばかりで(一部にできそうなものもあるが)、「1台のプロセッサーの内部でネットワークをかけてからアライメントもかける」のがセオリーになっています。

けれども、左右片側のミッドバスとツイーターが最初から等距離にあるのだとすれば、全帯域をあらかじめずらして置いて、それをパッシブで分けたら、同じだけずれる事になります。
プロセッサーによる音質劣化を抑えながらアライメントをかける方法として、良いのではないかと思います。
本当はパッシブネットワークのような、ハード的な処理でも音質劣化は発生しています。寧ろ回路を通すと信号にずれが出るそうで、デジタルのほうが理想的だという意見もあります。しかしこれくらいのレベルのスピーカーともなると、ネットワークにもなかなかにコストがかかっています。また、パッシブネットワークはメーカーが作り上げた模範解答でもあります。できればこれをそのまま使ったほうが、生みの親の理想をリアルに再現できるということでもあります。それならば、ハード的な劣化は織り込み済みだとも言えましょうから、別にそれも、そのスピーカーの音である訳です。

不思議と言うか偶然なんですが、たまたまアクティブネットワークに設定した数値を見直していて、クロスオーバー周波数にパッシブネットワークのローパス、ハイパスフィルターのスロープ設定値を確かめてみたら、自分が設定した数値と一緒だったため、「あーやっぱりw」と、設計者の考えが分かったような気になってしまったというのもあります。
アクティブネットワークに設定した数値は、あくまで聴感上で決めたのであって、パッシブと同じ数値を入れた訳ではなかったのです。後になって数値が気になって(と言うか本当はツイーターをぶっ壊す恐れがあるので真っ先に確認すべきなんですが)調べたのですが、このスピーカーが今一つ不親切なのはスロープがぱっと見でわからず、グラフを見て判断せねばならないという事です。
スロープは大抵はdB/octという単位なのですが、グラフは縦軸dB、横軸Hzです。どうやって見たらいいのかわかりませんwww
何とか調べてわかったのは、「周波数が倍(1oct)になった時に変化したdB」ということで、グラフから読み取ったらアクティブの設定値とピッタリでした。
どうせアクティブでも同じ数字を使うのだし、距離もそんなに変わらないならパッシブで行ってもいいよね…という考えが頭を過ぎった瞬間でした。

パッシブネットワークは所謂「家のスピーカー」の中に組み込まれたネットワークのことで、家用のスピーカーをよーく聞いてみると、ユニットは3つもあるのに全ての音は1箇所から聞こえて来ます。
これがポイントソースと呼ばれるもので、カー用スピーカーを買うと付いてくるパッシブネットワークはそのためのものです。
但し、ミッドバスとツイーターが等距離にないといけません。両者の垂直二等分線上で聴いている限りは有効ですが、あまり距離が離れすぎるとこの二等分線上から外れてしまいます。別にユニットが3つ以上になっても同じですが、3つ以上になると若干距離がずれるので、設計段階で計算して作られています。
平面上にユニットがないといけないのは、このポイントソースができないからです。家のスピーカーの前でこれをやってみると、大体どのスピーカーからも同じ距離に居ると思いますが、正確には、高域になるにつれて指向性があるので、やや高域ユニットのほうが近くなります。

基本的なインストールの考え方としては、家用でも車用でも変わりません。ですが助手席側と運転席側のスピーカーは距離に差があり、どうしても運転席側のほうが近く、減衰しにくいので、大きく聞こえてしまいます。
単に近いから大きく聞こえるというのもありますが、音というのは思ったよりも「遅く」、遠くの花火の光と音がずれてしまうように、距離による影響を大きく受けます。
つまり、運転席側が50cm、助手席側が150cm離れているとすると、同時に音が出たとしても、運転席側の音が届いた頃にはまだ100cm離れた所にいるのです。これが位相差です。

光は1秒間に地球を7週半するというので十分に早いため差がわかりませんが、音は1秒で360mしか進みません。この遅さは花火を見ていればわかります。
案外この位相差というものは気になるものです。ものすごい人数でマスゲームをしても、一人だけ多少遅れると物凄く目立ちますが、ほんのちょっとの遅れがやたらと気になるのが人間なのです。
なにげに人間の嗅覚は、工場で何か漏れたりすると検知器よりも先にわかるのだそうです。

音の場合、波なので打ち消しあって「低音が消えた」とか、余計にわかりやすいものです。
さらに波なので、本来は波の頂点を聞くのが理想ですが、少しずれるとそうではなくなり、音量が小さくなったりします。
故に、単にスピーカーとの距離が違うから音量だけ何とかすればいいという訳ではなく、根本的な原因としては位相差であり、位相を直せば音量も元に戻る筈なのです。

昔はアナログなフェーズシフターというものもあった様ですが、今や殆ど見かけません。汎用性がなかったからでしょう。アナログ機器として作ってしまうと、その機能しか持てませんが、デジタルであれば基本はコンピュータなので、好きな機能を入れたり変えたりできますから、専らこちらが現在の主流という訳です。
強引に、スピーカーケーブルを長-くすれば、いずれは合うはずですが、ケーブル内での内部損失だとか、そもそも導体中では光の速さで伝播するらしいのでとんでもない長さが必要ですが…それなら、スピーカーユニットの取り付け位置をずらしたほうが良いです。

なので、和洋折衷と言うか温故知新と言うか、今ある中で最高と言うと、パッシブとアライメントのコラボなんてのもいいかなと思っています。勿論、アンプはブリッジで200W×2chです。最悪、アンプをA4にしてみても良いかなと。買い替えは…結構するので、できれば避けたいところです。
それで音が良ければいいんですよ、オーディオなんて…オーディオで一番困るのは、変わらない事です…。
Posted at 2016/02/13 01:05:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2016年02月11日 イイね!

ワー(´∀`;)オゥ…

マルチアンプ化してみました。
何をやっても低音不足が解消されないので、ひょっとしたら位相のずれで左右ミッドバスの音が打ち消し合っているかもしれないと思い、それならアライメントで合わせれば解決するはずとの考えから、ようやくマルチアンプ化してみました。

前のスピーカー、PRO170でこれでもかと言うほど調整の練習をしましたが、より変化が分かり易くなりました。これが繊細な表現の向上につながっているのでしょう…
案外、アライメントの0.7cmって動いているんだなーという実感と、上手いこと合わせたように思えても微妙にずれてるもんだなーという新しい発見がありました。
何とか妥協して合わせましたが、やはり実寸で殆ど何とかなります。

今回の新スピーカーの導入で、寸法上これまで使っていたAピラーへの埋め込みが不可能になったため、ワゴンR MH21S純正のツイーターポジションをそのまま使う事にしました。
若干加工が必要ですが、スピーカー付属の取付マウントが丁度入る大きさです。おまけにこのMH21SはFXモデルなので、最初からツイーターが付いていません。若し失敗してもそのままカバーを付ければ万事解決です。

しかし、純正ツイーターを見ればわかりますが、思いっきりフロントガラスに向かって座っています。
これでは直接音が来ないので、アライメントだろうがナンだろうが意味が薄れてしまいます。
ところがこの付属マウント、最大で30度くらいまで振れるようになっています。その間の角度は自由に設定できるのですが、元々ダッシュボード自体に傾斜があるので、ルームミラーに向けて最大限振ってあります。
物凄くシンプルにインストールできるというのもこのスピーカーの良い点ですが、据え置きなどの使い方ができないのは結構痛いです。即ち、インストーラーでインストールすることを前提に作られたユニットということで、ここまで来ると素人の付焼刃ではポテンシャルを完全に引き出せない…という事なのでしょう。
しかしなにげに、MH21Sでは簡単に取り付けられます。手っ取り早くhifi化するならオススメのユニットと言えるでしょう。

で、タイムアライメントをかけるには、運転席からユニットまでの距離を測るのですが、意外にも左右いずれもミッドバスとツイーターまでの距離が同じです。
この車を設計する時にそこまで計算しているのかわかりませんが、ツイーターはもう丸見えで取り付けられているので、ミッドバスをアウター化してやれば、片側のミッドバスとツイーターの距離が等しくなるという何とも理想的な状態です。とはいえ、ミッドバスが低すぎるという立地の悪さは如何ともし難いですが。
アライメントも殆ど微調整する必要がありませんでした。

肝心の音ですが、これはもう言うまでもないでしょう。これまで聴いていた傾向に、さらにアライメントによる音場感がプラスされて、もうこれでいいですと言ってしまえそうです。
もう少し設定を追い込めば、「目の前で歌っているかのような」表現ができそうな感じがしますが、今のところは「クネクネしながら歌っている」ような感じです。

残念なことに、低音はそれほど変化がありませんでした。多少は改善されましたが、解決はしていません。
恐らくこれがこのスピーカーの音なのでしょう。
マルチにする前に、パッシブネットワークを使ってアンプを2chブリッジ接続して200W×2chの出力で鳴らしてみましたが、それでも足りません。それだけ鳴り難いスピーカーなのでしょうか。
もしくはドア内部で何か起きているとか。前のPRO170の時は十分に鳴っていましたから問題ないとは思いますが、可能性としてはあるかも知れません。

スピーカーとしてそういう音だとすると、アンプで何とかするしかありません。いきなり、PA2004メインの計画が狂ってしまいます。別にいいんですが、決して駆動力のないアンプではないという印象があるので、これよりも駆動力があるものと言うと思い浮かびません。
これ以上に駆動力があるものとなれば、アナログアンプではなくデジタルアンプのほうが良いかもしれません。デジタルでもJLaudioとか、無味乾燥としたあたりが良いかもしれません。

ただパッシブで聴いていると、あまり味のないアンプよりも、多少温かみのあるアンプで鳴らしてやったほうが良さそうなスピーカーにも思えます。
でもホーム用として出しているアンプのリファレンスには、デジタルアンプを挙げているメーカーですから、そのほうが合うのかも知れません。

聴いていて決して悪くはないものの、もう少し何かが足りない、妥協するにも何とももどかしくて譲れない、一番嫌な状態になってしまいました…
Posted at 2016/02/11 23:34:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2016年02月01日 イイね!

その後

よりホームオーディオのスピーカーに鳴り方が近付いてきましたが、まだスピーカーのエージングが進んでいます。
先日、結構進んできたような感じもしていたのですが、毎日車に乗るたびに音が良くなります。
早く評価したいところですが、ケーブルやらは割りと早くエージングが終わりますがスピーカーだけは時として長く激変していく場合もあるので、まだ最終的な評価は控えています。
しかしそれにしても低音が出ません。

現状において、DEH-P01はRexat電源ケーブルでバッ直していますが、DCT-A100にはTPC12でバッ直しています。
この週末に聞き比べてみると、P01がなかなか良い感じで鳴ってくれています。硬さを感じるようにも思いますが、カドをしっかり残しつつ硬すぎず柔らかすぎずの音になっています。繊細さや細やかさというネガティブな印象ではなく、かと言って元気というほどにもアクティブでもなく、解像度は高く、とても素直で真面目な音に思えます。
一方A100は低域が出ません。全く出ていない訳ではありませんが、非常に控えめになっています。前は低域が出ているように思っていましたが、アレコレした結果P01のほうが伸びるようになってしまったようで、どうにも出ていないように聞こえるようです。

A100を考えると、ちょっと勿体無い状態です。P01の電源には余裕があるので、分岐させてA100に持っていったほうがいいでしょう。
この電源ケーブルのRexat、AT-RX09ですが、中々良い感じのケーブルです。PC-tripleCと金クラッド無酸素銅の音が気になっていましたが、そう言えば電源プラグをロジウムメッキのものに替えて大失敗したことがあってからずっと金メッキプラグを使っており、それからすれば全然問題はなかったように思います。

安定化電源を入れたことで、よりその変化が分かり易くなったようです。
より出音が洗練されたような印象で、明るくなったような感じもしますが、メリハリがしっかりしたためでしょう。
曖昧さが消えて、的確に音の一つ一つが出て来るようになりました。これこそ求めてましたという音です。
一度は天井が見えていたP01でしたが、まだまだ行けそうな印象です。その音の晴れやかさと言ったら、天井がなくなってしまったかのようです。音に全く曇りが感じられなくなりました。勿論相性などもあるでしょうが、普通にUSBで聴いていても全く音質の悪さは感じません。

ここで悩ましくなったのが、ネットワークです。現状ではスピーカーのネットワークを使っているのですが、安定化電源を入れる前にはいくらか定位に不満があったものの、より音がはっきりとして来るにつれて音量バランス調節だけでも結構な定位が出るようになりました。
早くマルチ接続にしてアライメントをかけたかったのですが、音を聞いている以上、ステージングに若干の不満はありますが音色は全く文句がありません。別にこのままでいいだろうと、アライメントを使い始めてから初めて思いました。
逆に、調整で同じ音を維持しつつアライメントをかける事ができるか、自信がありません。

何はともあれ、今のところ調整を繰り返して音を良くするよりも、ただ黙って聴いている時のほうが増えています。
それもいいかと思いつつ、今はただ音に浸っています。でも何かまた弄りたい気持ちだけは変わらず残ってしまっています。
Posted at 2016/02/01 02:03:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「そろそろ六十里越の閉鎖解除で新潟方面解禁されると思っていたらの、雪崩で橋流出して再開未定… 檜枝岐側の国道352号は動線には使えないので、49号まで上がるしかないかな 八十里越が2年後に開通するらしいのでこうなりゃ期待」
何シテル?   04/20 22:52
智海寺の奥山です。2014年4月からMH21S(NAマニュアル)乗っています。主にオーディオばかり素人作業で自己満足グレードアップ中です。 基本的に整備は...
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