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智海寺の奥山のブログ一覧

2017年11月27日 イイね!

検証/構成4:HRD1+88760+4050+SP79+HP53

検証4回目は、RCAケーブルを自作のBELDEN 88760に交換しました。
構成は以下の通りです。

電源:DIAMOND GZV4000
電源ケーブル:TPC8
DAP:XperiaZ5
DAC:AT-HRD1 (略称HRD1)
RCAケーブル:BELDEN 88760(片ch5m) & アンフェノールRCAプラグ(金メッキ) (略称:88760)
アンプ:LUXMAN CM4050 (略称4050)
SPケーブル:NanotecSysytems SP#79MK2 (略称:SP79)
自作SPターミナル⇔3.5mmステレオミニジャック変換器 (暫定300Ωタクマン5W巻線抵抗)
ヘッドホン:CEC HP53 (略称:HP53)

BELDENと言えば、楽器をやる人にとっては非常に馴染みがあるメーカーだと思います。8412が定番と聞きますが、小生はこの88760を使うまでBELDENの音声ケーブルを使った事がありませんでした。
理由はただ一つ、audiotechnicaのほうが身近だったから。そして無難であったから。理由はそれだけです。

さてこの88760のRCAは紹介頂いて自作してみたものです。とにかく尺を稼ぎたかったので安いもので探していたところ、こちらを紹介頂きました。
その昔は電気街を毎週のように闊歩して面白いものがないか探し回った時分もありましたが、すっかりそんな熱も冷めてしまってからというもの、半年に一度行くか行かないか位になった時もありました。
ところがどっこい、カーオーディオでああだこうだ言い出してからは月に一度くらいのペースで何かを求めて探しに行くようになり、遂に何年かぶりに高架下の店で電線を切り売りで入手。何年も封印されていた安物半田ごてを引っ張り出したら樹脂部分が経年劣化で崩壊したのも今では久しいです。

元々はJBL670GTiの低音が出ないと言って導入したものですが、今となっては低音が出た出なかったは五十歩百歩な気もします。ただシステムとしては相性は悪くはなかったように記憶しています。
全長5mと、ちょっと無駄に長くしてしまった感がハンパないんですが、それでも諭吉さんでお釣りが来るのは魅力的です。

前回はTCHERNOV IC435という定石破りなケーブルでしたが、今回は質実剛健とも言えるケーブルです。取り回しが硬いので、ということは単芯か、縒り線でも太めなので表面効果が期待できないですから固めに出るかという予想でした。

しかし硬すぎることはなく、良い硬さです。特に尖ったところはなく、質実剛健と言うよりも真面目な優等生タイプの音です。なにより嬉しいのは、録音で妙にドンシャリを飛び越えてドンキン傾向になっているような場合でも、丸めてくれるところです。それほどジャンルによって神経質にならなくてもよいのが良いですね。
テクニカも優等生タイプではありますが、モデルによってはハイエンド向けだとかポップス向けとか分かれているところですが、ベルデンは万能人と言ってよいでしょうか。

表現力も十分で、硬い音だからといって音が塊になってしまうこともなく、きちんと分離していますが、時々何故か伴奏が不自然に強調されたりすることがあります。
また超がつくほどの低域は難しいようです。これはもう好みの問題で、特にカーオーディオでは超低域はカットしてしまうことも多いですから、問題ないでしょう。

ケーブルとしては優秀だと思いますが、自分の好みか組み合わせか、真面目な音というのは一歩間違えると硬さが出てくるので、時として曲によっては痛さが出ることもありますが、これはこういう音かと。硬い音を特長とするスピーカーとの組み合わせは注意が必要でしょう。ETONと組み合わせた際には音が硬すぎてしまいました。その意味ではかなり支配力のあるケーブルだと思いますが、TCHERNOVほどにも強い主張ではなく、基準となりうるケーブルだと思います。


これまでの印象からでは、#211とIC435が拮抗しています。長尺ケーブルとしてはIC435と拮抗すると思いますが、HRD1前提だとすると順位的には下がるかなと感じます。ヘッドユニットとアンプ次第ですね。

さて、一通りRCAケーブルを聞いたことになりますので、今度はHRD1を400Xと入れ替えてみたいと思います。
RCAケーブルは88760で試しますが、ちょっと硬そうな気もしますので、音次第ではIC435に変えたいと思います。

正直なところ、HRD1とPC&据置DACだとHRD1が完全に負けてしまっているので、400Xのほうがいいや…という結果になってもおかしくないと思います。
ちなみにP01については比較対象にはしません。理由は、ヘッドホンか変換器のエージングのためにたまたまP01にしたことがあって、その時の音が実に残念な印象だったからです。


余談ですが、手持ちの電子部品を漁ってみたのですが、ヘッドホン変換器をバランス接続に対応させるのに必要な3.5mmジャックが一つしかないので、これは少し先になりそうです。
一応変換器には既にアンバランス用として一つ付いているのですが、既に磨耗していることと、アンバランス用とバランス用とで端子を別にしたいので、数が足りません。また、マイナス側の出力を変えられるように、3点スライドスイッチも追加したいので、部品が足りません。
できればバランス接続時の音を確認してからアンプを載せたいので、アンプの搭載はもう少し先になりそうです。

一方でスピーカーについては既にエンクロージャーから670GTiを取り外し、ETON PRO170と入れ替えてみました。ユニットのまんまだと矢鱈邪魔なので、スピーカーだけ先に付ける予定です。
また、今回の取付についてはインナーバッフルをMDFに替えてみたいと思います。理由は幾つかありますが、これまでのcarrozzeria UD-K6シリーズの重量級バッフルに欠点があるのかどうか、わからないからです。元々共振を嫌って重量級バッフルにしていましたが、デッドニングで共振しにくくしてしまった恐れもあるので、試してみようと思います。
車についても吸音材等なし状態から始めて、追加しながら様子を見ていきたいと思います。

なかなか思うように進んでいきませんが、寒いですしぼちぼちやっていきます。
Posted at 2017/11/27 01:58:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2017年11月25日 イイね!

【後悔はしていない】AT-R70X導入 & "Irina Rimes"

我慢できませんでした。
そろそろ車も元に戻したいし、HP20の音にも辛抱できず遂に音を上げました。
一ヶ月で二台もヘッドホンを買ってしまいました。年末までお茶漬けです。

理由は簡単、音が合わなかったからです。

勿論試聴もしたし、当時は、否、試聴時は問題なかった。しかし何かが違っていた。その何かが想像以上に大きく違っていた。それは、全く新しい、決して自分が嫌っていたものではないにも関わらず--寧ろ好きなものだからなのかも知れないが、そうであるが故に、この決断を小生に下させた。
たまに居るだろう、あれほど意気揚々と発表後すぐに買う宣言をして発売後すぐに乗り始めたにも関わらず、一体何があったのかすぐに車を手放す人。あれと似ているのではないか。

TOYOTA86の時はこの手のユーザーが少なからず居たらしい。特に中高年の、国産スポーツカーの全盛を知っている世代に多いらしく、それは86がNAだからという理由が大きいそうである。
彼らは往時のターボ加給エンジンのようなパワー感を期待していたのだ。そうではないと公言されているように、現行86はNAエンジンであり、パワーよりも燃費を取っている。小生にはそれでも十分なのではあるが。

もとい、そんな感情にも似ていると思う。HP53の後継がHP10で、その改良版がHP20、さらに版を重ねたのがHP20-Bであるが、期待していたような変化ではなかった。レビューでもなかなか良い評判を聞いていただけに、これはちょっと残念である。しかしレビューの評価なんて、使っているものは一緒でも、好みが各自違うのだから外れて仕方がない。

密閉型と開放型とそれぞれのモデルを試そうとしていたので、密閉型のHP20に対して開放型はATH-R70Xを考えていたため、既に候補は絞れていた。あとは買うだけ。しかしこの大きな間違いの後なだけに慎重になって、AD2000Xとか上のモデルのほうがいいのではないかとか、AD2000Xは今安くなってR70Xの2万増しくらいだぞ、AXD5000の1ランク下でこんなに安いんだぞと思い、開放型も数種類試聴。
しかしAD900Xまではどうにも性に合わなかったし、AD1000Xや2000も他店で聞いたが、アンプのせいもあるだろうがイマイチ合わない気がした。正直AD2000Xなら問題ないと思ったが、今正解に思えるのはR70Xだった。
装着感がイマイチなのに?かなり重要なポイントであるはずなのに、音を信じて購入。

早速家で鳴らしてみる。環境はいつもと同じ、HRD1をソースにCM4050で駆動する環境。これまでHP53で使っていたところをそっくり変えただけ。聞くのはいつもの曲。

余談だが、最近よく聞いているのがルーマニアのポップ歌手、Irina Rimesの「Ce s-a intamplat cu noi」である。日本語では「私達に何が起こったの?」という意味であり、サビは「チェ サ ゥンタン プルァトゥク ノイ」を連発するが、日本人には耳慣れないラテン語発音のせいで異国情緒抜群。
この歌手、今年の頭くらいに売れてきたようで、最近は月に1曲くらい発表しているらしく、次から次へと新曲PVが出てくる。まだ女子大生らしく、専攻は生物工学のようで、リケジョ歌手を地で行っている。

ところで小生そんなにルーマニアとつながりがある訳ではなく、ソースはYoutubeである。まあそこそこの音質だし、全く訳の分からない外国語の曲のほうが感性で聞けるから、このほうがいい。

この歌手、先の曲ではなぜか日本のスカジャンを着てPVに出ている。そのインパクトが強烈だったのもあるが、最近よく聞いている。他の曲も主に恋愛について歌ったもので、テーマとしては「二人の気持ちのすれ違い」が多いようである。
歌詞も探せば出てくるけれども、日本語訳してもイマイチよくわからない部分があるのは表現の違いなので仕方ないだろう。

だがそんな事は置いておいて、とにかく曲を聴いてみる。声色がそもそもそういうテーマを歌うのに合っている気がするし、何より感情の込め方が凄い。いや、今の日本の歌手はこういう歌い方じゃないと思う。演歌のような歌い方でポップスを歌っているとでも言うか、でも洋楽ってこうだよなと感じる歌い方。特に2:40~から本番。

特に最近公開された「Cosmos」は冒頭から終わりまで、ぶっ通しで凄まじい。ボーカルがあまり演奏に邪魔されずに来るのだが、主役が完全にボーカル。最近の邦楽にありがちな、何人かで歌ってたりとか、メロディーが主役になってたりしない。
正直ポップスなので音質などを求めても致し方ない部分はあるが、ボーカルについては十分に伝わってくる。というか、CDが欲しい。けど売ってない。

試聴曲の前置きが長くなったが、R70Xの音について。
こんな曲なので、全く耳慣れない筈の言語ではあるはずなのに、巻き舌はその強弱までも十分に聞き取れるし、囁くような歌い方でも十分に鳴らしているところや、ポップスでありながらもそれほど極端な鳴り方をしないところなど、下手な味付けをされていない良いドライバーを使っているんだろうなと感じる。

懐かしの電波ソングなどはともすれば金切り声のように張り上げたりするが、ああいう高域も大人しく、リスニングに最適なレベルになっている。全体的にスッキリと鳴らす傾向にあり、たまにキン付くような高音もあったりするが、こういう音もキッパリと鳴らし、キーンではなくxin(上手く擬音にできないが、シン)という感じにきちんと聞かせてくる。
少々低音が強いような印象は受けるが許容範囲。バランスを崩壊せしめるような鳴り方ではない。

遊びはこれくらいにして、音源にこだわって聞いてみても、その傾向は変わらない。良いソースは良く鳴らす。いや、このヘッドホンはソースの本当の音を出しているにすぎない。なんだかんだで録音が悪いだの圧縮だのと言っているが、CD規格は十分に高音質だし、圧縮だってやりすぎなければ十分聞ける。

さて最後に、HP53との比較。明らかにHP53のほうが低域は大人しいし、開放感も劣っている。HP53はちょっと音量を稼がないといけないが、音色としては同系だと感じる。
ただ、開放型だからなのかR70Xのほうが繊細な表現がより繊細に感じ、逆に密閉型のHP53のほうはそういう所でやや篭って、いや若干反響しているのか残るように聞こえる。だがどちらがダメというほどの決定的な差を付けるほどの大きな違いではない。

でも聞いていて思ったのは、HP53の低音だと、今ではつまらない音だと言われそうな事。R70Xのように腰の座った音のほうが確かに安心感はある。だが個人的には、R70Xだとピアノ以下の音が太いように感じ、HP53だと細いように感じる。
両者とも想像していた音ではあって微細な差しかなく、凄く僅差なので、寧ろ有意差がないと言ったほうが正しいであろう。ただ、この両者の間にもっと良いところがありそうではある。

但しHP53には悪い知らせがある。HP53ではバランス接続ができないのだ。つまりR70Xと、HP20を使う事になる。
偶然にもこの両者、着脱ケーブル部分のジャックの構造が同じであり、流用ができる。但し構造上、HP20のケーブルをR70Xには使えない。逆は可能である。
本当はR70Xのアンプ側ジャックを切断して加工するつもりだったが、もう一本あれば、スピーカー端子⇔ヘッドホン変換器を改造して3.5mmモノ*2出力にすれば、切断することもないのである。

言葉だと説明しにくいが、R70XもHP53も、LRそれぞれのユニットに対して、1本ずつ2.5mmモノラルジャックを入力している。一方でアンプ側の3.5mmステレオジャックは1本である。
バランス化するには、L+、L-、R+、R-の信号が必要だが、3.5mmジャックでは3極しかないので、L-とR-を合流させてLR-となっている。要はスピーカーをアンプに接続しているのを想像してもらえばいいのであるが、このようにLR-のように合流させずに信号を扱えればよいのである。
見たところ、この2機種では3.5mジャックの内部で合流させているようなので、この手前で切断して先の4信号を取り出せればよい。しかし本当なのかわからないし、途中のY字で合流している可能性も勿論ある。

結論を言えば、片側に対して1本ずつケーブルを当てがえば、このLR-合成は起きない。
この専用ケーブルを加工するため予備を入手して気付いたが、専用ケーブルのヘッドホンユニット側を1本だけ挿しておけば、3.5mmジャックからは片側の+と-の信号しか出ない。同じように反対側のユニットに別の専用ケーブルを挿しておけば、同じく±が得られる。
それぞれの側で2.5mmジャックが1本ずつ余るが、これなら直接配線を加工することも必要ない。但し変換器を、3.5mmジャック2本挿しに対応させる必要がある。でも加工するのであれば、このほうがいい。

結局それには部品が必要になるが、それは仕方が無いので、R70Xのエージング期間ということでしばらくはシングルエンドで鳴らしていく予定である。
しかし思っていたような音がこうして得られた訳であり、バランス化すればCM4050とのバランス接続もできるし、さらにはブリッジ接続でも検証が可能である。いや、寧ろ他のPA2004やR407といったアンプについても比較ができる。既にHP53との検証ができているので、音が似ていることからも先の結果は参考になる。
最終的にはその結果を以て、車載アンプ等を決めようかと思う。


ひとまず今回、一ヶ月に二台もヘッドホンを買い、それも一台は10時間も聞いていない件について。

これはもう趣味の好みの物なので仕方ないと思うが、二台分を考えると中古でアンプが買える。試聴して買ったので最大限の努力はしたつもりだったが、やはりああいう店などに行くと、隣の芝生現象が起きるのだろう。だがそれにしても、HP20もR70Xも似た音だと感じていたのに、まるで違う音だったというのが単なる聞き間違いだったように思えない。今となっては何がどう違ってこうなったのか分からないが、聞かずに買うというのも、ある意味ではアキラメが付いて良いような気がする。

いずれにせよHP53のイヤパッドが5000円もするそうなので、交換用のついでに上を見たと言い訳をしておきます。
バランス化で化けてくれることを願います。
Posted at 2017/11/25 23:02:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2017年11月22日 イイね!

HP53のパッドが綺麗になりました(笑えない)

あれほど悩んで決めたというのに自分の判断に文句が付けたくなるというのは、何とももどかしいものです。
遂に、SW-HP20のイヤーパッドが、HP53に移動しました。

50時間以上エージングを続けても全く傾向が変わらず、二曲も聴けばHP53に替えてしまう。
結局そんな状態なので、内心悔しいですがイヤパッドをHP53と入れ替えました。
おかげで一週間も経っていないSW-HP20がボロボロになってしまいました。

とにかく、現在手持ちのどのヘッドホンやスピーカーと比べても異質な音なのです。
全く反りが合わないと言っても好いかもしれません。
ただJBL 700 ELETEが一番近いように感じます。最近のヘッドホンはこういう方向への音作りが中心なのでしょうか。
ポタアンifi iDSD nanoとの組み合わせで幾らか和らぐというのもあるにはありますが…

あまりにも外見は似ているというかほぼ同じようなものなのに、何でこうも違ってしまったのか。
似すぎていて、眺めていると、ケーブル部分だけをHP53に移植してやろうかとさえ思えてきます。
どうせ中の構造はシングルエンド接続ですからヘッドバンドの中を通って、コードの出ている側でマイナスが結線されているだけでしょうから、HP20からコード接続部分を取っ払ってHP53へ移植、適当に結線してやれば済む話です。
こんなにも早くこんな話が出てくるとは思いませんでした。

唯一のラッキーといえば、このHP20に付属しているケーブルが、ヘッドホン側ジャックからイヤホンジャックの部分まで並行二芯になっていることです。これならほぼ、ジャック部分でシングルエンド化されていると見て間違いないでしょう。なのでこれを直接加工してもよいかと。
一応純正でキャノンタイプのケーブルも出ているのですが、この音について投資する気になってきません。

もう一つの可能性として、そのあたりで売られている安いモノラル2.5mm端子の接続ケーブルを二本使って、丁度端子台がありますのでこれを使って抵抗を挟んでみればバランス化できるじゃない…なんて思っていたのですが、案外2.5mmジャックはないみたいです。寧ろ純正スペアパーツを買ったほうが安いという…

もっと言ってしまえば、CM4050に直接接続しても良いかもしれません。なぜならパワーアンプの出力レベルが変えられるからです。ヘッドホンに対してそこそこの出力にしてやれば問題ないでしょう。

そして手っ取り早いのが、テクニカATH-R70Xを手に入れることです。一番コストはかかりますがどうせやるならいつやるの、今でしょとまでは言いませんが、これも一考です。
本当にそんな話が真面目に出てくるレベルの音だということです。

しかし建設的なところで考えると、バランス接続を試すことでしょうか。少なくとも安くあがるでしょう。
バランスとシングルエンド接続でそんなに傾向が変わるとは思えないのですが、先日秋葉原で手に入れた抵抗が何種類かありますので、うちパッとしなかったものを使えば、幾分マシになるのではと思います。


いや何でこうも、あんなに試聴したのに家に来ると違ってしまうのか。JBL 700 EVERESTの時とは正反対です。あの時はさっくり試聴して決めたのに、じっくり悩んでしまったらこれです。
まだFOCAL Spirit classicのほうが諦めがつきました。

悔しかったので再び電器店へ行って眺めていると、どうもこのモデルには「SW-HP20」と、「SW-HP20-B」というモデルがあるようです。うち小生が買ったのは-Bモデルになるのですが、付属品が違うという事くらいしか違いはないらしいのですが…もしかしたら変えているのかもしれません。
そうだったとしたら非常に悔しいです。

その行き付けの店はHP20を置いているようなのですが、これがどうも在庫上では-Bモデルとして上がっているようで、小生が試聴したのはHP20だったのかも?という疑問が出てきています。
いずれにせよミスったことは間違いありません。ということで、随分と高いイヤパッドになってしまいました。
さすがに一ヶ月の間に同じようなモデルを買い直すのは負け決定ですから気が引けますが、はたして…
我慢できそうにもないのですが。
Posted at 2017/11/22 17:48:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2017年11月19日 イイね!

リヤドア遮音・冬タイヤ交換

今期最強の寒波が来ているらしく、北海道では雪が降ったそうで、ドライブ中に北方の山々が雪化粧しているのがよく見えました。乾燥しているので光がよく通るのでしょう。夕方になれば富士山も見えるかもしれません。

今週は早朝に起きる羽目になるので、週末ですが夜も明けない内に起きました。しかしやることも無いからと早朝ドライブに行くと車内が寒い寒い。とにかく寒いので早くリヤドアを仕上げてしまいたい衝動に駆られました。
それと、走行音は内張りを外したリヤドアから入っているようで、フロントについてはそれほど問題とは思えませんでしたので、さっさと塞いでしまいたいと朝から作業に入りました。

スポット制振は既に終わっているので、軽く掃除してからオトナシートを全面貼り、その上からSTP NG04を全貼りしました。
リヤは鳴らすつもりはないので、このくらいにしておきます。

ただ防水シートが外れているので、サービスホールをどうしようか考えているのですが、制振材で塞いだほうがよいのか、それともまだ余分のあるNG04で塞ぐくらいでよいのか、どちらにも決め切れなかったのでそのままにしました。
また、さらに静粛性を高めるためにテクニカのサウンドアブソープウェーブを入れる予定ですが、これはフロントで吸音材として使ってみて、結果が出てからにしようと思っています。
ということで今回もひとまずリヤドアについては終了です。

少なくともエンジンを切っている状態では、妙に静かになったと感じます。こんなに静かになるもんなんだなあと思いました。
走行中も風切り音がほとんどせず、環境音の静粛性なら下手な普通車くらいにはなったでしょうか。
然しエンジンをかけると、エンジンの音だけはダイレクトに入ってきますので、ここはもう少し何とかしたいところ。そこでのゴムシート作戦ですが、分解自体は難しくないものの寒すぎて今日は断念。
代わりにタイヤ交換をしました。

スチールホイールなので錆がきてますが気にしません。どうせ錆びますので、軽く落として取り付けて終了。
ここへ越してきてからというものタイヤ交換だけは早くなりました。未だにブースターケーブルのつなぎ方はよくわかりませんが。
ひとまずこれで、いつ雪が降っても問題なくなりました。何か今年は降るよりも凍ることが多そうな気配がします。

コンパウンドが柔らかいせいか、スタッドレスのほうがタイヤの走行音が小さい気がします。おまけに乗り心地も良く、足回りが軽くなったのか加速も良い感じです。
半年振りということで空気も入れましたが、いつも240kPaのところが180くらいまで下がっていました。空気を入れてからはハンドル操作が素直になり、狙ったところへピッタリと向くようになりました。

12月に入ると奥日光の金精峠が通行止めになるので、スタッドレスの効き確認のためにも、それまでにまた一度行きたいですね。


何だかんだで半日ずっと作業していたので、日曜なのに仕事に戻ったような気分になってしまいました。おかげで日曜だと言うのに疲れてしまったので、来週は何をするかの頭脳労働をしてから、とっとと寝ることにします。
しかし、これから先に車いじりがしやすい日があるのかどうかが一番疑問です。シート外して内張り外して、現物加工…今から心が折れそうです。
Posted at 2017/11/19 16:37:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2017年11月18日 イイね!

検証/構成3:HRD1+IC435+4050+SP79+HP53

検証3回目は、RCAケーブルをTCHERNOV AUDIO IC435に交換しました。
構成は以下の通りです。

電源:DIAMOND GZV4000
電源ケーブル:TPC8
DAP:XperiaZ5
DAC:AT-HRD1 (略称HRD1)
RCAケーブル:TCHERNOV AUDIO TAC-Special IC435(cm) (略称:IC435)
アンプ:LUXMAN CM4050 (略称4050)
SPケーブル:NanotecSysytems SP#79MK2 (略称:SP79)
自作SPターミナル⇔3.5mmステレオミニジャック変換器 (暫定300Ωタクマン5W巻線抵抗)
ヘッドホン:CEC HP53 (略称:HP53)

近くて遠い国ロシアのオーディオ製品です。それだけでもかなり楽しみだったのですが、未だに真空管を作っていることからオーディオ愛好家にとっては馴染みのある国でありながら、軍事技術はかなり発展しているのに民生レベルの電子技術が低いという国でもあります。芸術の分野は世界有数の高さとレベルを誇るのに、オーディオ機器となると全くと言っていいほど聞かない国もロシアであります。
未だに尾を引く経済混乱から次第に脱しつつありますが、自由市場ではなかったことから高級音響機器産業自体の素地自体がなかったこともあり、まだロシア製高級音響機器というのはなかなか目にしません。

そんな中で、まさかのカーオーディオ分野で登場したのがTCHERNOV AUDIOです。元々の開発自体はホーム用途にも使えるように設計されているようですので、カーオーディオ専業という訳でもなさそうですが、バッ直用の2AWGケーブルを揃えてくるのも不思議な感じです。

何と言ってもTCHERNOV AUDIO、キリル文字ではЧернов аудиоになりますが、最大の特徴はやはり「導体の高純度化の流れに反したケーブル作り」に他なりません。まあこの手の話を始めると長くなってしまうので割愛しますが、現在の音響技術においてケーブルの基礎であり基本でもある銅という素材は、純度は高いほうが好ましいとされています。そのほうが銅原子だけが規則正しく配列し、音楽情報という電子の流れを正確に伝えられ、かつ邪魔するものが無いと考えられるからです。
だから音響用途ケーブルを製造するメーカーというのは、高純度で結晶の粒が少ない素材を使うのですが、同社はやや異なった思想のもとに開発しています。それは、あくまでもベースは高純度な銅線としつつも、他の余分な成分全てを除く訳ではないということです。

例えば白米を炊くにしても玄米を精米しますが、精米でどこまで精米するのかや、米の研ぎ方によっても味は異なります。精米しすぎた米を研ぎすぎると味気なくなってしまいます。同じく音響では唯一無二の導体と言われたPCOCC(単結晶無酸素銅)もそのままでは高域が強い傾向にあり、音響用に改良したPCOCC-Aが使われていました。単純に純度を上げれば良いものも勿論ありますが、それが全てにおいて完璧な結果になるとは限らないということです。
水も微細な成分の変化で味が大きく変化しますが、ケーブルにしてもこの微細な成分の変化で音が変化するという考えのもとに音作りをしているのが、TCHERNOV AUDIOになります。ですからこのケーブルにおいては不純物は意図的に、制御されて添加されたものなのです。

ケーブルの音作りには構造や素材も関与しますが、「純粋な単一結晶の銅が最高の素材である」と決まった訳ではなく、実際に銀線やコート線というものもあり、ビンテージケーブルというものもあります。つまり「超高純度の銅」というのは単なる流行だけでしかないのです。
しかし「あえて不純物を入れた」製品を出して来たのはTCHERNOV AUDIOが初でしょう。
往々にして、何故導体は高純度でなくてはならないのか、そもそも銅でなくてはならないのか、いや銅でもいいけど高純度なのがいいのか、まるで漢方薬の如く最高の不純物の配合比率があるのではないのか…そう考えてきた小生にとって、これは朗報でした。

そうした中で初めて出会ったのが、明らかにカーオーディオ用にしか見えないIC435です。メーカーが標榜するにカーオーディオ向けとのことだったので、長さも丁度良かったことから、普及帯であるspecial MKIIシリーズにしました。

カーオーディオで暫く使っていた感想では、このケーブルは本当に受動的ではなく能動的なケーブルだということでした。とにかく主張が激しく、ケーブルらしからぬ音の変化を見せます。普通はこのようなケーブルは逆に敬遠される傾向もありますが、追い込みや既に素性が分かっている場合は問題ないでしょう。
とはいえ、ケーブルはケーブルですし、ケーブル選びで失敗してしまった時の銀線のような音とまではいきませんから過度な心配はありません。

とかくこのケーブルの音というのは、銅という素材を生かした音ではない…と言うと語弊が出ますでしょう、組成を生かした音であるということです。
ぱっと聞いてみるとよくある音かなと思うと、何だか思っていたような銅線の音ではない…というポイントが出てきます。次第にいつもと異なる音の変化に気が付き始めます。いやそこをそう鳴らす奴は初めて…それが積み重なって、TCHERNOV CABLEの音が次第に理解されていきます。
そして積極的に整えられた音を(ともすれば人為的に整えられているという潜熱を伴って)主張してくるという、何とも難儀なケーブルであります。

HRD1との接続ではRA5000よりも格段に音楽性が向上しました。ある意味これは、指揮者が変わる、楽器が変わるといった変化に近いかもしれません。
繊細さやステージングの点では、細かく広くといったところで、温かみを感じるように思います。最近の録音は正確さや再現性を重んじてか、ともすれば冷たい、下手をすれば硬い音に感じられますが、IC435では上手くこれを均してくれます。これはこのケーブル特有の、この「濃厚」とも言えるほどの味の強さが原因で齎されるのでしょうか。

モニターライクな音としてはNanotec #211が好印象でしたが、IC435は全く正反対で音楽性を高めてくれます。両者は対極の関係にありそうですが、好き好みで言えばどちらもアリだと感じます。ただ、現状聞いている限りではIC435のほうが好みに合っているのか、好く感じます。
ここまでの性能だと上位ケーブルも試したくなってしまいますが、これ以上は手が出せませんし、一度試聴会でハイエンドカーオーディオシステムに使われていたリファレンスモデルの音を聞いたのですが、どうにもあの時の音はかなりケーブルが影響していそうに感じまして、そうするとちょっと濃すぎるのではとも感じます。担当の方は特にケーブルには触れておられませんでしたが、触れなかったのかも知れません。

また音像はクッキリとは出ませんが、ぼやけたりする訳ではなく、芯の部分はまとまる所にまとまっているため、ピンボケに悩まされることはありません。非常に上手いぼかし方で、劇場という文化が根付いているロシアらしい音という印象を受けます。
そう思うと、欧州は楽器の音を大切にする傾向の音作り、日本は良くも悪くも原音志向というか科学的アプローチ、そしてのロシアは演奏に重きを置いて音を作っている気がしてきました。

そして今のところの評価ですが、IC435と#211が拮抗しています。音作りの違いと考えればどちらもアリです。ただ400Xをヘッドユニットにするならば選択の余地はありません。

しかし、こうにも長尺でありながらも想像以上に音の鮮度が下がらず、案外ホームでどんな機器と組み合わせても音を上げないポテンシャルの高さには驚きました。使いこなしは難しいと感じますが、値段からするとコストパフォーマンスは高く感じます。


さて次は、自作した88760を試してみたいと思います。自分にはちょっと硬めの音になりすぎそうな気もしますが…


(お詫び)下書きが投稿扱いになってしまったため、再投稿いたしました。
Posted at 2017/11/18 01:57:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「そろそろ六十里越の閉鎖解除で新潟方面解禁されると思っていたらの、雪崩で橋流出して再開未定… 檜枝岐側の国道352号は動線には使えないので、49号まで上がるしかないかな 八十里越が2年後に開通するらしいのでこうなりゃ期待」
何シテル?   04/20 22:52
智海寺の奥山です。2014年4月からMH21S(NAマニュアル)乗っています。主にオーディオばかり素人作業で自己満足グレードアップ中です。 基本的に整備は...
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