2018年10月28日
先日のユニット直留めが好感触だったので、昼間に時間が取れなかったものの夜にやってしまえばいいと居てもたっても居られず、真夜中にバッフルを追加しました。
今回使ったのは、M&M designのアルミバッフルPCD-1です。元々これは、今まで付いていたcarrozzeriaのUD-K612に重ねて使う予定だったのですが、もう一枚重ねないと想定していたような疑似アウターの格好にならないうえ、内張を切らないとスピーカーグリル有りでは付かないことが判明して、結局漬物石になっていたものです。
このバッフルは車種別適合ではない汎用バッフルなので、先のように車種別適合バッフルに重ねて使うのであれば加工は要らないのですが、今回はコレだけを取り付けるので、バッフル固定用の穴を開けないといけません。
先日670GTiのユニットを直留めしましたが、その時点でこのバッフルを入れることも想定していたため、このユニットの取付穴とバッフルの取付穴が一致するところに穴開けをしているので、単純にバッフルを挟めば良いことになります。
なんて「想定内」を強調するかのように格好良く言っていますが、実は結構面倒な問題があります。それは、このバッフルのスピーカー用取付穴がM4サイズで、スピーカーの取付穴がM5サイズ、バッフル自体の取付穴はM5サイズだということです。
普段からM4やM5のビスを使う人にはわかると思いますが、ネジの頭の大きさが違うのでセンターに来ず、ネジ穴が合いにくくなったり、精神的にも固定に違和感が残りよろしくないのです。一応頑張ってM5サイズのネジ頭のM4を探したのですが、見つけられませんでした。本当はそれが一番簡単に付けられるのですが。
そういう訳で、ユニットと車体鉄板の間にバッフルを入れ、M5ビスを貫通させてナットで共締めすることにしました。前回のあの超やりにくいナット留めをする訳です。しかも夜の駐車場で。
一応会社でやったのですが、相当前に車上荒らしが出たことがあり、巡回中の警邏隊にでも見つかれば面倒です。しかも雨も降ってきた。早くやりたいけれども、焦ったらナットをドア内に落とした。拾うのに一苦労して、また締める。それを8か所やるのに、一時間半かかってしまいました。理由はこれ以外にも、暗くてネジ穴が合わずビスが入らないため。
結構苦労しました。
正直なところ必要ないと思ったのですが、車体鉄板が平らなのかよくわからなかったので、バッフルの車体接触側にテクニカのサウンドプルーフウェーブというスポンジテープを取り付けました。これも倉庫の肥やしになっていたものです。本当は戸当たりテープを使いたかったが、最近の勤務時間では買いに行く暇がなかったので、どうせ使う事もなさそうだったので流用。
そんな事をしたもんだから、余計にビスを通す時に難儀したのもあります。
暗闇で一時間半格闘してようやく取付し、鳴らしてみました。
直留めの時のような、振動しまくってる感がかなり減りました。carrozzeriaバッフルの半分の厚さということもあり、制振力はやや劣るようですが、多少制振材を追加すれば何とでもなるでしょう。
気になる低域の量ですが、大分と出てくるようになりました。普段ヘッドホンで聞いているようなキレッキレの低音ではないですが、必要十分な低音が出るようになったのでもうあとはどうでもいいです。
キレが良くない事に関しては、わざわざ貼ったスポンジテープのせいかと思われます。そうだろうなと思ったんだよなぁと思っても後の祭りですが、スポンジテープを介在させてしまうとユニットが鉄板から浮いてしまって、所謂スピーカーユニットを箱に入れずに鳴らしているような状態になって、スッカスカになるのだろうと思われます。それなら、鉄板に剛結して疑似的な無限大バッフルのようにしてしまうほうが良いと思われます。そのほうが、制振材なんかの効果も効いてくるでしょう。
変なこだわりはロクな結果にならないということを、仕事外で思い知らされた瞬間でした。
しかし、本当にユニットやバッフル、車体の接触面は完全に接触するのでしょうか。スポンジではさすがに?ですが、この4点留めではネジ以外の場所はそれほど強固に剛結されないように思われます。
小生が大好きなオイル漏れ止めの紙パッキンのように、何か良いシール材がないでしょうか。
まあ、接触面を綺麗に仕上げれば良いだけなのですが。確かに、バッフルが木材であればこれは気にしなくても良いという利点がありますね。
とはいえ、木材加工は敷居が高すぎます。アンプボードを作る時に非常に難儀したくらいですから、そうそう手を出したくないです。
ただ今回の件で、木材であれば厚さや大きさなど自在だし、できるだけ広くとることで疑似無限バッフルを作ることも可能ですし、利点は多いなあと思いました。しかし、電動ドリルくらいしか置いておく場所がないのにジグソーとかボール盤なんてどうすんだと。自在糸鋸で抑えたい。
本当にやるとなったら発注するしかないでしょうね。
長いこと悩まされた低音不足ですが、結論としてバッフルが厚すぎてキャンセルを起こしていたのが原因とみて間違いないようです。
さすがに、既製品で一択でしかないモノが原因だと思いもしませんでした。ましてや他のユニットでは問題なく鳴っていたので…バッフルの材質を変えてみたものの、バッフル自体の高さはほとんど変わっていなかったのも痛かった。おまけに、代わりになるバッフルも無かった…
まあ最終的に何とかなって良かったです。
今後ですが、低音を稼ごうとバイアンプにしたりして色々とゴチャゴチャしているので、一度スタンダードな状態に戻して鳴らしたいと思います。
平行して、制振材で低音の仕上げと、吸音材も入れるのかどうするのか判断付けていきたいです。
できれば抜きたいですね。
暫く先でしょうが、ヘッドユニットやアンプも替えてみたいですね。それでシンプルなシステムに仕上がったら、言うことなしですが。
とりあえずは暫く聞き込みです。
Posted at 2018/10/28 01:06:36 | |
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2018年10月23日
前回の投稿から随分と経ってしまいました。
理由を申しますと、PC周りが斃死していたためです。回線が完全にアウトで、携帯回線はあるもののとにかく使い勝手が悪すぎて、長文しか書けない小生には死活問題となっていましたが、ようやく先日なんとか解決。
非常につまらないオチになりました。
数字にすれば二ヶ月あったものの、特に大きなシステム変更も無く…
出来なかったというほうが正しいのですが、強いて挙げれば、ツイーターの音量がどんどん下がっていった事くらいです。
ようやくバイアンプ化したのでツイーターだけを音量調節できるようになり、ネットワークのアッテネータ無視で好きな所へ変えられるようになりました。
そこで分かってきたのは、純正ネットワークの設定値だとやっぱりツイーターが強すぎる事でした。どんどんツイーターが下がっていったので、相対的にミッドバスが大きくなって、低音が「出ている」ようになってきたのですが、それでもミッドバスの鳴り方に不満が残っていました。
この折、背圧処理の指摘を頂いたので、インナーバッフルの厚みを変えてみることにしました。
これまでにもバッフルを疑って別のインナーバッフルに変えてみた事はありましたが、ほぼ変化はありませんでした。
今までに使ったバッフルは二つとも高さは同じで、材質だけ違うものでしたが、材質での変化は大きくなさそうだという事と、高さを増す方向は試しましたが下げる方向は試していなかった事から、薄いバッフルを試す事にしました。
幸い、バッフルの高さ増しに使ったスペーサーが使えそうなので、これまでのバッフル高さの半分の5mmくらいにできそうです。しかしこのスペーサーを車体に直付けするには車体への穴開け加工が必要です。
たまたまですが、このスペーサー用に穴を開けると、スピーカー自体も直に取付ができるようになるので、完全にバッフルがない状態での鳴り方も確認できます。
本来はバッフルは付けて鳴らすほうが良いですが、今回はバッフル高さが低音不足の原因であると証明したいので、これ以上は下げられないバッフル無し状態を試すことにしました。
加工は今回の分で終わるので、次回はスペーサーを直接付けるだけですみます。
案外硬いインナーパネルに穿孔して、ユニットをナットで直留め。
なにより面倒だったのが、普段はねじ穴のあるバッフルにユニットを取り付けますが、今回はユニットをナット留めするので、スピーカー背面にアクセスしないといけない事です。つまり、バッフルなら開口部から手を入れられますが、スピーカーの場合はサービスホールから手を突っ込まないといけないのです。
かなーり面倒、次に外す時が恐ろしいですが、とりあえず完了。
軽くコーンを弾くと、この時点でメリハリがないです。
祈りながらカーステを入れると、なんとも晴れないラジカセのような音になりました。
曇っていて、デジタルっぽさがありません。しかしカセットテープのような感じで、ノイズっぽさはあるものの聴けたもんじゃないレベルではありません。
一聴して制振が効いてないのは明らかですが、前のようなつながりの悪さは感じません。メリハリが甘いので下が伸びているのか出ているのかわかりませんが、それでも全体のバランスとしてはこのほうが良く感じます。
少なくとも現状から制振を効かせないと実用には遠いと感じますが、バッフルの高さをゼロにして全体のバランスが良くなりましたからその高さが重要かと思いますが、現状までのバッフルとの間をとれる8mm厚(約半分)バッフルでは丁度良いと思います。
ただ取付面に波があるようで密着しにくそうなので、何か当たりにテープでも貼らないといけないようで、適当に隙間テープでも貼る予定です。
最悪、ミッドバスをETONに戻す事も考えていますが、できればチャンポンはしたくないというのが個人的な気分です。倍の値段したユニットが、半額のユニットに負けているとは思いたくないですが、結構な逡巡をしていますのでそろそろ決めてかかりたいのも現実です。そうなればETONにそっくり戻す事になろうかと思います。
まあETONであれば、バイアンプ用ネットワークも簡単に作れそうですので、ツイーターレベルを落とせば十分にモノになると思います。でもちょっと硬めでしょうから、ケーブル変更は必須かと。
しかし今日の印象からしてはそこまで悪くありませんでしたので、バッフル厚で何とか誤魔化すことができそうです。うん、そうなって貰わなくては困る。
とっととバッフル入れたいんですが、、まーた時間がありません…
Posted at 2018/10/23 02:55:57 | |
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