2018年12月30日
早いもので、もう2018年が終わろうとしています。
いまだに2000年代の映画が新しいと思うのに、気が付けばもう2019年…再来年には2020年代に突入。
世代がバレそうですが、20年ほど前に脳内の時間が止まってしまっているのが明白です。
今日、恐らく今年最後になるであろう車弄りをしました。
5000キロを超えていたので量販店でオイル交換したのですが、折しも寒波が来ているために見事に駆け込みのタイヤ交換でごったがえしていました。わざわざ待たなくても自分でジャッキアップすればタダで交換できるのに、なんて思ってしまうのですが、自分も最初はジャッキアップはおろかトルクのかけ方まで怖くて、ましてや交換しても走りたくない気分でしたから、頼む人も少なくないのでしょう、人それぞれです。
恐らくこれが理由で混雑しているであろう事は予想していたので、作業待ちつつ配線を弄ることに。
と言っても大きな事をする訳ではなく、オーディオ系統のコントロール信号をACC電源からヘッドユニット電源に交換しただけです。
元々これは、エンジンがかかっている間は常にアンプの予熱をしておきたかったので、ACCに連動してオーディオ全てが連動するようにしていたのですが、どうも冬場はバッテリーに厳しいらしく、逆にエンジンがかかっていてもアンプを切っておきたい気分が出てきました。なにせネットワークを弄るのにアンプからコントロール信号を外すのですが、再接続するとかなり負荷がかかるので、やはり必要なければ切っておいたほうがいいんだなぁと感じたのもあります。
ついでに、デッキの音声ケーブルの配線を変えました。何を変える必要があるのかと思われるでしょうが、これまで音声ケーブルはデッキのフロント音声出力をY分岐で二股にしてバイアンプ接続していましたが、これを二股にせずにそれぞれフロント音声出力・リヤ音声出力から取るようにしました。
バイアンプの音声出力を一か所から取らずにそれぞれ別の場所から取るのは、完全にブラックボックスになっているデッキの中で本当に同期が取れているのかわからないため精神衛生上非常によろしくなく、とにかくこの接続をやりたくなかったのですが、余りにトランクのアンプのゲインを弄るので、多少の音量変化には対応できるようフェーダーで操作できるように変更しました。
配線変更自体はものの数分で終わりました。幸いなのかどうなのか、どうも順番が繰り上がったようで、20分もしたところで順番が回ってきました。そこからも実に早かった。
オイルの循環も兼ねてドライブしましたが、まだどうにもミッドバスとツイーターのバランスが上手く取り切れない。
上手くいったかと思うと、やっぱりクロスオーバー周波数あたりでズレる。数日良い感じでも、遅かれ早かれ、どこかに文句が出てくる。妥協点があるのでしょうが、まだそこは見つからないです。
来年はもっと細かいコンデンサー容量で試せるようにするつもりですが、それにしても何と面倒をかけられるスピーカーなのだろうかと、ミッドバスをネットワーク無しでフルレンジとして鳴らしたところ、これでもいいんじゃないのという気分になってしまいました。高域は確かに不満があるけれども、それなら高域だけツイーターで補えばいいんじゃないの、と…
それも一つの手かと思いますが、一時期の完成形と言えたETON PRO160をもう一度入れてやろうかとも思えてきました。インストールは確かに面倒ですが無理ではないでしょうし、ユニットでなくともネットワークはそのまま使えるでしょうから、ネットワークだけ入れるのも悪くない。というか入れてみたら良かったのに。
ETONのネットワークは構造が非常に簡単で、自分で解析してバイアンプのものが作れそうですから、来年早々にやってみたいと思います。660の純正ネットワークよりも一般的な定数ですし、予想では多少高域がうるさくなると思いますが修正できます。
その延長で、スピーカー自体取り換えてやろうかとも。じゃあ何を入れるかという話になりますが、何を入れるのでしょうか。上を入れたら扱いきれずに同じような事になるでしょうし、下を入れたらETONを入れるのと変わりない。
結局今のところ、捷径はETONのネットワークを入れてみることのようです。
まさかネットワークを弄ることになろうとは、今年の始めには思ってもいませんでしたし、恐らくプロセッサーを入れていたか、入れるつもりで終わっていたところでしょう。
バッフルも薄くなってグレードダウンになるとは思ってもいませんでした。
そして抵抗を買い集めていた去年から進化したのか、今度はコンデンサーを揃えようとしています。きっと定数が決まったら高いのを買って半田付けして入れるに違いないのです。そしたらまたボックスやらを揃えてああだこうだして、結局また何か増えるに違いないのです。
おかげ様でコイルとコンデンサーの本なんていうものも買ってしまった。昔、壁コンセントを交換しようとして取ろうとしていた電気工事の資格を勉強しておけばよかったと今更後悔しています。
と一年を回想してみましたが、前回の車検でやはり年式相応にガタが来ていることが判明、今のところ少額の部品交換で何とかなりそうですが、来年4月でもう5年になります。距離も13万キロと大分増えてきたので、色々と考えないといけない所も出てきそうです。
それにモノを言わせてやりたい放題やってしまうのも良いかと思いますが、他を取るのか。思ったよりも長い一年、思ったよりも短い一年、どこかでいきなり全然違う事をやるのか。まあ、それを考えだしたら今からお茶漬け生活になるんですが…
という訳で小生は今年も思っていたようには全く進まず、全く思ってもいなかったような状態で終わる事になりましたことを報告させて頂き、今年の締めとさせていただきます。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いできますと幸いでございます。良い御年を。
Posted at 2018/12/30 00:46:46 | |
トラックバック(0) | クルマ
2018年12月16日
一気に寒くなりました。
放射冷却でフロントガラスがバッチバチに凍り、解氷スプレーを吹いたら余りの便利さに感動したものの、車の吸気口から吸い込んでしまうので車内が非常に「灰皿に入れてあった芳香剤」みたいな匂いになってます。嫌いじゃない。
そんな中、雪の予報が出たのですが結局雨で終わりました。個人的にはちょっとだけ期待していたのですが。
雪が降ると意外に乾燥しますが、雨だと当然ながら湿度が上がります。何が言いたいかと言うと、雨が降った時こそネットワークの調整をしやすいという事です。静電気が起きにくいのです。
前述の通り、ネットワークを作って頂いたのですが、コンデンサやコイルを交換できるようにして貰っていたので、設定を変えてみることにしました。
どうもボーカルが厚く中域が主張するので、ミッドバスのローパスフィルタのクロスオーバー周波数を下げるか、ツイーターのハイパスフィルタのクロス周波数を上げるかしたいところでした。
ミッド側を変えるのであれば12dB減衰ですからコンデンサとコイルの容量を上げて、ツイーター側は6dB減衰ですからコンデンサ容量を下げれば良さそうです。
今使えるコンデンサが6.8μFが1、0.3が3、0.1が2、3.3が1個なのですが、組み合わせを変えてみました。
まず、とにかくミッドバスのクロスを下げたかったので、こちらは6.8+0.3*3で7.7Ωになりました。
最初にツイーター側に入っていたコンデンサーがミッドバスへ移動してきました。
対してツイーターは3.3μF一本だけになりました。元の設定からクロスが上がった格好です。個人的に高域ユニットから出る音というのは変に癖がある気がして余り好きではないので、余分なところは切りたいというのが正直な考えです。
こうして見ると、なるべくミッドバスとツイーターのクロスオーバー周波数を離したほうが良い結果になっている気がします。
まあ考えてみれば、クロス周波数から減衰していくもののラップした部分は足し算になる訳ですから、余りに近いとそりゃそうなるのは道理です。
周波数ごとに記録された信号を流して音の音量を確認したのですが、ピークやディップがあって、よくわからなくなりました…
教えていただきましたピンクノイズを流してマイクで拾いスペクトル表示させる方法ですが、マイクのせいなのかスマホのせいなのか、ノイズを結構拾って細かくは解析できませんでしたが、ハイパスやローパスの減衰が結構離れた周波数まで下がっていく傾向が確認できました。
思っていたより、いきなり減っていくのではなく、結構なだらかに長ーく減っていきますね。
これだと、周波数は離しておくのが猶更良いでしょう。
これで数日聞いていますが、調整後よく起きる翌日のなんじゃこりゃ感も発生していません。高域がちょっと強かったり弱かったりと評価が安定しませんが、概ね強めに感じます。
大体の設定は掴めてきたと思うので、試しにネットワークの部品を(音響用でないのを使って←これ重要)入手してみようかなと思います。普通の電子回路用なら安いですし…
今と同じものは多分買わ(買え)ないです。作っていただいたのを見た時から、何だこのMCAPとかいうコンデンサはたまげたなあと思っていたのですが、かなり優秀かつ高級なコンデンサーで…値段を見て驚きました。
今は製造終了しているようで…ある意味安心ですが。
まあ自前でやろうとするのにも理由があって、果たして電子回路用のフツーのコンデンサーと、音響用と、ムンドルフではどれくらい違うのか興味が湧いてきたからでもあります。
ある意味一番やってはいけない実験をしようとしている訳です。しかし、どうせ結果は「違いはある」という一点に収束するに違いないのですけれども。
そしてきっと、「高いのは良いのはともかく、安物でも定数を合わせるとかすれば使えるはずだ~」なんて変に拘りを見せて、コンマ一桁単位まで出そうとするんでしょうね。そして使わないコンデンサーの山ができる。なんなら、キャパシタ代わりに使ってやろうか。
イマイチ理解できてないのがコイルです。
今回はコンデンサーだけ交換しましたが、ミッドバスに関してはコイルを変える方法もあったのですが、どういう訳かコイルを変えると好みと逆に動いてしまい、元に戻しました。まあ細かいことは気にしないようにします。
どうせユニットのインピーダンスもわからない訳で、計算したところで合わない公算が大きいので、気にしても仕方ないのかと。積極的アキラメです。
正直手を出すのが恐ろしかったネットワークですが、ひとまずの結果が出せて良かったです。
おかげでネットワークの構造も簡単なものなら理解できるようになりました。同時に、気になってしまうところが増えた瞬間でもあります。
また、わざわざバイアンプ用ネットワークを買うという手間をしたのが余程小生の中の人は気に入らないらしく、どうせならとあのネットワークを流用して、ツイーター側だけどうにかしたいようです。
ミッドバスは同じ12dB設定なので、恐らくツイーター側が悪さをしている(という見込みで特製ネットワークを作成して貰ったのが正しかったと思われる)ことから、ミッドバス側の設定は純正ネットワークでも問題はなかろうと。
当然そうなればツイーター側の設定も出し直しですが、ツイーター側のみを攻めるので余り大変ではないかと。
問題は、ネットワークを設置するスペースが最早ないこと、これに尽きます。どうせトランクの底が上がったところで気にならないだろうと割り切ってアンプボードを二段重ねにし、アンプ二枚駆動、さらに安定化電源を移設して電源ケーブルもグレードアップ…なんて理想を考えたりしましたが、まあ夢物語ですね。金もなければスペースもない。割り切りが肝要…現実はそんなもの。
まあ、どうせならそんなふざけた構造を試してみるのも面白いかなんて思いながら、又しばらく微調整していこうと思います。
暫く鳴らしていないアンプなんかを試してみるのも面白いかもしれません。
Posted at 2018/12/16 05:45:51 | |
トラックバック(0) | クルマ
2018年12月02日
早いもので、もう12月になりました。
朝方は暖機しないと車を走らせたくない時期です。それはともかく、最近は自分の人間本体も、どうにも寒いと動きが悪く、エアコンではなくストーブでないと、少なくとも油を燃やすタイプの暖房でないと満足できなくなってきているのがたまりません。
ネットワークを載せ替えてからというもの、部品定数を手探りで色々試しているのですが、よくわかってません。
ネット検索すると、スピーカーネットワーク関係のサイトが山ほど出てきます。
とりあえず、コンデンサーとコイルと抵抗があれば作れるくらいの感覚はできました。
困るのが、スピーカーユニットのインピーダンスがわからない事です。
自作用スピーカーであれば、まずユニットのインピーダンスが公開されていますが、カー用コンポーネントスピーカーのユニット単体でのインピーダンスはまちまちです。少なくともコンポーネントとしてのインピーダンスは大抵公表されていますが、ユニット毎になるとメーカーの宣伝次第です。
何故にユニットのインピーダンスが必要か、理由はネットワークのクロスオーバー周波数の設計に必要だからです。
正直なところ、ミッドバスであればどんな定数を放り込んでも壊れることはないでしょうが、ツイーターは簡単に御陀仏になるので、これでいいや~と入れたのが1kHzクロスだったりすると非常にまずい事になります。
そのあたりが気になってツイーター側の素子を弄るのは気が引けていたのですが、時々ですが見かけるような1Ωツイーターの場合で、670GTiの純正クロスオーバー周波数・6dB減衰だと、計算上では30μFが境界のようです。
素子の容量を上げるとクロスオーバー周波数が下がっていくので、ツイーター保護のためには30μF以上のコンデンサーを突っ込まなければよろしい…という事になります。インピーダンスも、もし2Ω以上であったとしても容量は減っていく方向ですから、この数字さえ守れば安心です。
しかし変化がよくわかりません。聞いていてどう変わったか…ではなく、これを替えたらどう変わるのかが推測できません。聞いていて中域が強いと分かってはいますが、じゃあツイーターのハイパスを下げてみようと下げてみても思ったように変わっていかない。
この位かなと思って音量を合わせてみると高域が強すぎたり、ボーカルが弱くなりすぎたり、イマイチ上手くいきません。
このあたりはトライアンドエラーしかないと思いますが、さすがアナログです。プロセッサーだと何も気にせずに聴いて出来たものですが、一回一回車を降りてトランクに行かないといけないので、今の時期は静電気が半端ないです。
気が付くと殆どミッドバスだけが鳴って、ツイーターが鳴っていなかったりします。昔はスピーカーはそんなもんだろうと思っていましたが、響きの多いいかにもミッドな鳴り方をするのですぐにバレます。
今度は成功かと思ったら、次の日に聞いてなんじゃこりゃ状態もよくあることです。
結果的に弄りたくなる頻度がやたらと増えてしまい、一番の問題はプロセッサーと違ってトランクでガサゴソといかにもな姿で作業しなければならないため、特に深夜は怪しさが半端じゃないという事です。プロセッサーだと単に座っているだけなのでまだしも、これは非常に高確率で周囲に対して不審な印象を与えること必至でしょう。
ついでですが、今までツイーターの減衰用に巻線抵抗を使っていましたが、巻線抵抗はその名の通りに巻線なので、コイルの作用もあるそうです。言われてみれば確かにその通りです。
もしかしたら巻線抵抗を入れたことによる影響が何かしらあったのかも知れません。ちょうどうまい具合に音が丸くなるとか…
アッテネータとしての役割はアンプのゲインで何とかしようとは思っていますが、もしかしたら最終的にまた抵抗を使うかもしれません。
未知の世界なので、よくわかりませんがちまちまやってます。
Posted at 2018/12/03 02:44:00 | |
トラックバック(0) | クルマ