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智海寺の奥山のブログ一覧

2020年03月15日 イイね!

これがネットワーク

少し前に今年やりたい事として何か言ってたような気がしますが、そのうちの幾つかができてしまったので記録しておきます。

まずはミッドバスのスピーカーケーブルの変更ですが、前回のカキコから暫くして、夜勤明けの妙なテンションの時にやってしまいました。最近どうにも夜勤明けの就寝時間が昼過ぎになってしまって、起きたら真夜中なんて事がザラで、やる事もなければやれる事もない…じゃあドライブでもすっぺ、という流れになってます。じゃ寝るまでに何をしてるのかと言えば、特に何をしている訳でもなく…極稀に車を弄っています。
何かタイヤ交換とか、休日に弄るというのが物凄い億劫になってます。休日に弄るより遠出するのに充てたほうがいい、弄るなら平日にすっぺというのが最近の流れです。

そんな流れで出来たのがこれです。


紛れもなく、これまでのネットワーク弄りの中での最高傑作と言えるでしょう(笑)

なんて言いつつ、ゼロベースで新規に組み上げたものではありません。設定はJBL670GTiのものをそのまま流用してます。
ミッドバスがBRAX6.1に替わってから一旦JBL660のネットワークに戻していましたが、ツイーターレベルを落としたら悪くなかったのもあって、こりゃ素子打ち換えが早いかもなーなんて思ってはいました。
ただ、そのままではネットワークのガワに収まりきらないし、素子も替えたいので、パンチングメタルの上にモールド端子を付けて基盤代わりにしてます。

最大の問題は回路がどうなってるのか調べる事でした。完成形の見た目は複雑ですが、パラってあるコンデンサーは単に容量が足りないからで、ほかはミッド12dB、ツイーター24dBのフィルターになっているだけです(と結論付けた)。
次いで素子の容量を調べる事でした。コンデンサーはともかく、コイルは見た目じゃわからないので(それでも予想は付くようにはなってきた)、とりあえず外してLCRメーターで測るか、あわよくば基板上に容量が書いてないかなぁという期待に賭けることに。最終的には測定しましたが、基盤にも表示があったので、こっちを参考にしました。

この一年半ほどの間に、生来の凝り性で飽きっぽい性格のために買い集めたパーツでなんとか仮組できそうだったので組んでみました。したら、こうなった。
コンデンサーはAudiophilerで、コイルは簀巻きがJantzen、プラコア有りがmundorfです。
Audiophilerは専ら主力にしているコンデンサーですが、何かのネットワークに使われていたmundorfのコンデンサーにaudiophiler MKPの銘があったので、もしかしてOEMでもしてるのかと思って最近はmundorfを増やさないようにしてます。ただどうしても、音の傾向はともかくとして、質はJantzenの青いのに負けているので、そこだけは残念です。
コイルはJantzenとmundorfが混在していますが、高域はともかく低域はJantzenのほうが好みです。もっと言えばmundorfよりJantzenで綜組みしたほうが好きです。低域の出方が好きなのと、mundorfだとフィルターの効果がピーキーすぎて、音のつながりとまとまりがどうも上手くいかないからです。ビタンと合えばいいんでしょうが、小生にはそこまでのスキルもないので。というか、そこまで細かい容量ないじゃん。

この画像とこれだけの情報でどんな回路かわかる人がいたら是非とも師事願いたいものですが、一際目を引く黄緑の100μはミッドバスのインピーダンス補正です。どんだけ低域から補正かけんねんと突っ込みたくなるような設定値です。ここまでお読み頂いている諸兄にはご笑覧頂けるかと思いますが、100μをフィルムコンデンサーで突っ込もうとした馬鹿がいますのでご承知置き下さい。

さて、今回最も扱いに困ったのが、高域に入っている抵抗とコイルです。高域にはコンデンサーが3つ直列、コイルが2つ並列に入っています。え、コイルあともう一つあるやんけと思われるでしょうが、実はこのコイルと先の抵抗が、24dBフィルタの下流側コイルの入り口側に並列で挿入されています。コイルの容量は0.04mHです。
最初、これ36dBカットの六次フィルター回路なのだと思って結線してましたがLinkwitz-Liray式とも合わないし何か違う(ミッド側二次はこの式に近かった)。よく見たら、そうかインピーダンス補正の回路として、ミッドバスは高域側を補正するからコンデンサー、ツイーター側に入っているからコイルで低域を補正するのか等とも想像しました。浅学菲才な小生はそのように結論して、どうせ補正回路なら入れなくてもいいやと思いこれを省いたのです。ところがそれだと、抵抗とコイルは高域のマイナス側に落ちていないと駄目な筈。どうにも高域があまりに高周波数でカットされるもんだから中抜けしてドンシャリになってしまった。
結局もう一度、JBL670のネットワーク回路を追いかけてみたが(これをやるのが億劫で何か月もやらなかったというのに、仮組して音がおかしいとなったら一晩でやりやがった)やっぱりフィルターの二段目のコイル入り口に落ちている。よくわからんがそうしてやろうと試したところ、問題が解決。こんな回路があるんだなぁと思うしかない結果に。

その後、ミッドバス側のコイルはmundorfからJantzenに変更。0.82mHがなかったから自分で合わせて作りました。そしたらつながりも柔らかくなって、低域も思った通りちょっと出やすくなった。小生にはやっぱりモールドコイルのほうが向いているようです。

多少音量は上げ目で、高域は余分に落とし気味ではあるけれども、まあこれならいいかなと思えるようにはなりました。本音はもっと低域を出したいですが、これをネットワークだけに求めるのも野暮というものでしょう。
あとは、コンデンサーをJantzenの青いやつに替えたい。Audiophilerも悪くはないと思うのですが、以前にAudiophilerからJantzenの同容量に替えたことがあり、青いのでもなかなかの性能で驚いた覚えがあり、Jantzenショックとも言える体験をしております。あれが忘れられない…
どうせなら、赤いのにしたいですが。赤いの、高いんですよね。数字をキッチリ合わせようとすると高くなる。妥協するならまだいけるかなと。でもここまで来たら絶対に後から後悔するんですよ。4μを3.9ならまだいい、合成抵抗でも許容範囲だから。これが、6μを5.6μでとなると…と思いませんか。
まあ想像は膨らみますが、いずれやってそうで怖い。

今の仕上がりを見ると、高域の素子の容量を半分、1/3ずつ変えてつながりを見る…という方法もあるにはありますが、正直そこまで…という感もあります。コイルを用意するのも大変ですし、第一そうまでして調べた設定が…聞いていて美しい、おかしいと思った設定が本当にフラットに近い状態で出ているのかがわかんないのです。ここまで行ったら、余程の測定機器で測るしかありません。
それを思うと、JBL670の純正システム内容だとフラットが確認されています。少なくともユニットとしてはフラット出てるよと。あとは使う場所が悪いか、設定が悪いかだよと。実に最もな意見であり、それ以上も以下もない情報です。
まあ1/3高め/低めくらいは考えてもいいかもしれませんが、これ以上の設定を試す必要性がどれほどあるのかと考えると、手間暇を思えば他の手段を取りたくなってしまいます。ついでにそれは、必然的にフラットからはズレてきます。
そもそもフラットであることを気にする必要があるのかもよく言われるところですが、余りにずれた音を聞いているのも何だか時間の無駄ですし…できれば避けたいのです。避けたくなってきたのです。

地元の古い知人が新車を買って(早速ぶつけたようですが)、小生がルーフに制振と断熱材を入れたのを知っていたので、同じような事をやりたいなんて言い出したのですが(そいつはオーディオなんて全く関心がないですが)、材料あるから手伝ってやると言ったら、やるなら店でやってもらうと断言していました。元々守銭奴でもないですし無駄面倒を嫌う奴でしたから自然なのですが、最近になって、その手間をかけなくていいなら外注するよなと思えてきました。まあこればっかりは、業界が業界なだけに出したら出しただけの結果が返ってくるとも限らないので、だから未だに自分でやっている訳ですが、完全に信頼できるならば納得できる対価でお願いしたいのも本心ですね。彼の言う事も分からんではないです。

仕事が忙しくなったのもあるのですが、いかに時間を生み出すか。時間の中で、どうやって結果を得るか。そのためにはどうすれば確実な結果が得られるか。そのためにはどのくらいの完成度でなければならないか。そしてそのためには、一体幾らかかるのか。
小生にとっては最終的に金の壁という難関があるので、当分外注することは選択肢にないのですが、次第に自由に使える時間がなくなっていくとなれば、そういう考えも自然だなぁと思った次第です。
今のところまだそういう時間があるので良いですが…次の車を買ったら、どうなんでしょうか。いっそのこと外注できるだけの金がないことを祈るばかりです。


まあこんな感じで、かつてない位に年度計画が進んでいる気がします。目標が現実に即していたからでしょうか(笑) 仕事でこれをやると目標のレベルが低すぎるんだと絶対に言われるんですが。
次の車検…予定では迎えない筈ですが、それまでに完成形にしたい…理想では既に次に移っている予定ですが、それまでに完成形にしたいところです。
Posted at 2020/03/15 13:36:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「そろそろ六十里越の閉鎖解除で新潟方面解禁されると思っていたらの、雪崩で橋流出して再開未定… 檜枝岐側の国道352号は動線には使えないので、49号まで上がるしかないかな 八十里越が2年後に開通するらしいのでこうなりゃ期待」
何シテル?   04/20 22:52
智海寺の奥山です。2014年4月からMH21S(NAマニュアル)乗っています。主にオーディオばかり素人作業で自己満足グレードアップ中です。 基本的に整備は...
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