2024年08月03日
又しばらく間が開きましたが、いいねを沢山付けていただきまして、段々マークが「やっちまえ」マークに見えてきました。そのせいでここ数年無かった弄りの焦燥感が出てきたので、冷めない内に色々やりました。
スピーカーはETONからBRAXになり、JBLになりました。BRAXにするにも配線が行方不明とかで結構面倒だったのですが、替えたら替えたでやっぱり音が前のようなボーカルうるさい傾向から変わらず、ルーフデッドニングも余り効果がありませんでした。
普段、車から下ろしてある間は、こんな高いのに勿体ないということでPCスピーカーとしてエンクロージャーに入れているのですが、これでも相当ボーカルがうるさく、イコライザーがかけられるfoobar2000とかで音楽を鳴らしている間は良い感じですが、youtubeなどをイコライザー無しで垂れ流している時はやっぱり「やかましい」です。
不気味なぐらい定位が中央に出てるのが気になりますが、最近アンプの接点がやられてきて、音量上げないと片チャンネル鳴りません。諸々接点に復活剤吹いたけれども、だめでした。
結局、車では一か月も耐え切れずにJBLになりました。例の如く、低音が出ないJBL670GTiです。
家で箱に入れて鳴らす分にはJBLは覿面に良いのですが、車に入れるとフラットな設定が裏目に出て低音不足になるといういつものパターンを地で行くモデルです。気が付けばJBLもカーステ撤退してるし、ヘッドホンもパッド止めてるしで、色々と言いたいことはありますが、670はまだ鳴るからいいとします。最悪アメリカに旅行に行って買ってくる事はできるでしょう。てかamazonでいいのか。
逆に言うと、670は低音さえ何とかなれば良いのです。BRAXのヤンチャ振りに、最近では670にサブウーファーを足せば一番良いように思ってきました。幸いか、近い店でJBLのウーファー売ってるらしいので、いずれはそれを買えばいいのです。
が、最近諸般の事情で、長野へ行くにも250キロを下道で、碓氷峠旧道を抜けて行ってしまう程に高速代をケチりたい懐事情なので、できれば二万を超えてくるウーファーは避けたい。というか物理的に、あの車のどこに置くのか?いずれにしても、低音を増やせば問題は解決するのだという事を確認するために、もうちょい今ある物で試してみることにしました。
で思いついたのは、デッキのトーン回路でした。トーン回路ならnakamichiでもSoundmonitorでも積んでます。それならばマイリファレンスのサウンドモニターCDT-400X一択です(最近CD700Ⅱが調子悪いのもありますが)。
正月の鹿児島ドライブの時も思っていましたが、ラジオがない車というのは結構心細いもので、山奥を走っていればなぜか無性に点けたくなり、高速を走っている時はずーっと同じ事を言っている気もしますが1620kHzを聴きたくなり、帰省で高速を走りながら追っかけてくる台風の事をNHKで聞くというのが何よりも支えになるのです。まあ311で車のラジオしか聞くものがなかったのに比べれば可愛いものですが、何か知らぬ間にスマホに別売りアンテナ付けないとワンセグが見られなくなってるし、そんな時勢にAM停波にFMをネットラジオ化なんて何とも言えぬ物狂おしさを感じる所です。
こういう、ラジオを必要とする時というのは、CDやらといった録音を聴くのではなく、生身の人間の存在をラジオの向こうに感じたい時なのです。だからCDが100枚あっても、USBに100GBのファイルがあっても、10秒のラジオニュースには勝てないのです。
…ということで取り付けたものの、電源線が足りずにずーっと動かなかったCDT-400Xですが、配線をしてようやく使える状態になりました。
早速トーンで低域を2目盛上げてみますが、もうこれだけでいいですね。万事解決です。これが早い。何を悩んでいたのだろうかと。
取説によれば、100Hzで±6段階12dBまで調節できるそうですので、+4dBというところでしょうか。
さて、この結果に至る迄には、そういやHELIX DSPにはトーン回路がないよなあ??という疑問から始まっています。
最初は自動イコライザー設定やらを使っていたのですが、相変わらず思ったような動きをしてくれない。仕舞いには、フラットで補正したほうが低域はマトモ、高域は逆に煩いなんて始末でした。
で諦めて、Audiotech Fischer社のナレッジサイトを覗いていたところ、イコライザーの最低周波数と最高周波数だけに限り、任意の周波数で働くLow/High shelf EQという機能があることを知りました。わかりにきー
これが、効いて来る周波数を自由に変えられるトーン機能、みたいなものですが、周波数も変えられるしQ値も変えられるしで、悩みが多すぎて困ります。
とはいえ、200Hz設定くらいで5dB持ち上げてやると、求めていた音にはなっています。長年の疑問はひとまず解消、これまでに無いくらい良い感じ。ウーファー入れたら…、こんな感じにしたかったの音になりました。
ここで悪い癖が出て、ここまでやっておいて何ですが、イコライザーをプラスに振るとクリップしそうで気持ち悪いので、逆に200Hz以上を5dB下げてやったのですが、どうも同じようにはならず、暫く200Hzを+5dBで鳴らしていました。これはやはり、アッテネータではなくイコライザーとして落としているからの結果差異ということでしょう。
まあ、目下最大の問題は解消しているので、聞く分には良いですね。周波数とQ値に追い込む余地はあるようで、曲によっては何かつっけんどんな鳴り方をしますが、低音が出ないよりはマシです。
そこでもう一つ、これまでは低音を稼ぐために相対的に高音を下げてボリュームを上げていたのですが、そのせいで定位が低くなっているきらいがあったので、
改めてトーンは効かせずに高域のアッテネータを合わせ直し、そこから再度トーンを上げてみましたが、定位がちょっと上がったのと、高域の曇りが取れたような感じになり、非常に晴れやかな鳴り方になりました。
大変すっきりした、気分の良い鳴り方です。変にイコライザーを使わないこだわりを持ったのが遠回りでしたね。
でそのうち、周波数やらQ値やらを弄っていると何か落ち着かないので、どうせならCDT-400Xで低音上げてみりゃいいんじゃねとなったのです。
これが不思議なもので、何も言う事がないんですよね。やっている事はほぼ同じ筈なのに、何とも納得のいく音の仕上がり。綺麗に諦めがつくのです。やはりプロが作っていますからね。
それよりも腹が立つのが、明らかにCDT-400XのCDの音のほうが、AT-HRP5よりも格段に音が良い事です(笑)(誉め言葉)
CDT-400Xで低域を持ち上げてもいいのですが、それだとAT-HRP5で再生する時には効果がないので、結局はプロセッサーで持ち上げていますが、それでもCDT-400Xは十分に良い感じ、寧ろ高域を変に落とさずに低音を積んだのが良いんでしょう、HRP5も良い感じです。
高域成分が増えたので、ニュアンスが細かくなりましたが、帯域バランスが良くなったためかうるさくは感じません。これは暫くまた、弄らなくてもよさそうです。
これで、今年目標にしていた、CDプレイヤーとモニターの両立が終わりました。しかしモニターを強引にくっつけているので、もうちょい何とかしたいのと、デッキの配線がかなり攻撃的なので、ヒンジ式にしてやり直したいですね。
イコライザーで何とかなったものの、ではウーファー積むかと言われると、車自体がそんなに広くはないので、このままイコライザーでいく方向になりそうです。余裕があれば積もうと思います。
今回、多少はイコライザーの弄り方が分かってきたので、それならBRAXもボーカル落とせばいけそうな気がしてきました。
JBLとは逆に、出すぎるところを落とすので、その点劣化はあまり気にしなくてよいのはいいですが、別に低域高域が出ていない訳でもないので、周波数バランスではないのかもしれませんが、イコライザーで何とかなったら儲けたものです。
秋にはまたロングドライブに行こうかと思っていますが、それまでにBRAXで良い設定が出せていれば最高に思います。
しかし冬タイヤも替えんといかんし、出費が多い年になりそうです。設定だけで何とかできることがあるのも、デジタルプロセッサーの良い所ですね。
Posted at 2024/08/04 01:23:06 | |
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