ディーラーに連絡を入れたらまさにクーガの商談中だったりこちらが体調を崩したりでなかなか実現しなかったクーガの試乗がようやくできた。試乗車は上級グレードのタイタニアム。
SUVはあまり好みではないし、写真で見てもRAV4みたいであまり魅力を感じなかったんだが。ボディカラーがジンジャーエールの試乗車はなかなかにいい感じだと思った。
まずは良いと思ったところ。基本的には「フォーカスと比較しての評価」だと思って下さい。
・健全な前方視界
Aピラーが立っていて(少し自信がないですけど)圧迫感が少なく、ドアミラーからAピラーに沿った部分が自然な感じ。着座位置が高めなのもプラスに働いているかも。
・フロントシート
革張りなのに突っ張る感じもなく、フォーカスよりも体全体を支えてくれている感じがする形状。1時間ぐらい試乗したが、ドラポジはテレスコをいじっただけなのに全く疲れなかった。
・広い後部座席
リアシートの座り心地はわからないが、足元は確実に広い。
・ステアフィール
ワインディングとかでステアリングをグイッと切ったあとの戻り方がフォーカスよりも自然。フォーカス、切る時の軽さに対して戻るときの力がやや強い傾向があるので、慣れないと少し気を遣うのだ。
良くないと思ったところ。
・ミッション
同じステップATのCX-5に試乗した際はあまり飛ばせなかったので比較は難しいが、シフトアップする際のシフトショックや、Dポジションに入れっぱなしで停車すると振動が伝わってくるあたり、CX-5には劣る印象。フォーカスのDCTは停車時は自動的にクラッチを切ってくれるおかげで振動はほとんどなく、この点はだいぶ印象が違ってくる。フォーカスやボルボV40のDCT、はじめはステップATぽいなあと思ったけどやはり全然違うな。
・燃費
仮に私がフォーカスと同じように乗ったとして、フォーカスの2割落ちぐらいになりそう。ちなみに試乗車の平均燃費は13.8L/100km≒7.25km/L。
今回の試乗では結構アクセルを踏み込めた。私にとってターボ車といえば親戚が昔乗せてくれた初代RVRのターボで、これが一定の回転を越えた瞬間に爆発的な加速を開始する凶悪なものだったが、クーガの1.6Lターボエンジンは力強さを感じさせつつ振る舞いは21世紀のエンジンに相応しいジェントルなもの。フォーカスの試乗で走ったワインディングを今回も走らせてもらえたが、直線ではフォーカスよりもスピードが出せたような。
ただ重いクルマなので、ワインディングでフォーカスほど突っ込んだ走りはできない。トルクベクタリングの効きもきもち控えめだそうで、コーナーの手前でしっかり減速しないと腰高なこともあってちょっぴり怖い(ブレーキはしっかり効きます)。まあ、目を吊り上げてコーナーを攻め込むようなキャラのクルマではないわな。乗り心地は良いので、低い回転を保ってゆったりクルージングするのが似合うクルマだと思った。DCTだったらもっと良かっただろうな、これ。
試乗中にCX-5の衝突事故の話が出てきたついでに、アクティブ・シティ・ストップを試す機会を得た。まずディーラーの人にやってもらい、その後私がトライ。更に私のフォーカスでも。全部成功。正直、これを作動させざるを得なくなるシチュエーションというのがあまり思い浮かばないのだが、まさか公道で試すワケにもいかない技術なので、良い経験になった。
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ミッドナイトスカイ。
クーガの写真もそうなんだが携帯カメラの扱いが分からなくてピンボケ気味なのがムカツく…。
この色、独特の味わいがあっていいですな。光の当たり具合によっては紫っぽくなったりもするそうな。55台分は既に売約済みだそうで。展示車は55台には含まれてないんかな?その辺り、訊きそびれた。
「こないだクーガを街中で見かけたけどフォーカスを地元で見たことがない」と言ったら「各色1~2台ずつぐらい売れてますよ」との答え。全く売れていないワケではないんだな。悲しいほど少ないことに変わりはないけど。
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フィエスタのカタログ到着。
ディーラーの方曰く、フィエスタはドイツ製で日本仕様フォーカスと同じくフル装備のモノグレード、価格は未定とのこと。210万円台でいけたらいいのだが厳しいかな?
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今日のいただきもの。
正面前列から時計回りでフォーカス・ミッドナイト・スカイのパンフ、クーガのカタログ、クーガのミニカー、マスタングのキャップ、携帯電話の充電器。毎回毎回色々いただいて、恐縮です。
Posted at 2013/11/16 23:01:54 | |
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試乗 | 日記