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自動車雑誌を買うことは滅多にないのだが、フォード車が大きくフィーチュアされていたら保存資料的な意味で購入することも稀にある。

フォードが日本から撤退する際、フォーカスMk3.5の公報用車両を自家用車として購入したENGINE誌スタッフが同誌の長期リポートで載せていることは知っていて、書店で見かけたら時々手に取ってパラパラと目を通すことはあったのだが、先日10月号を手に取ってページをめくったら、長期リポート最終回ということで見開き2ページで大きく紹介されており、この型のフォーカスが日本の雑誌で大きく写されるのは恐らく最後だろう（たまさかCAR MAGAZINE誌でFLCを採りあげているので、そうならない可能性もあるのだが）ということで購入。

長期リポート最終回といってもフォーカスが紙面上から引退するだけで、引き続きスタッフ氏の自家用車として使用される由。乗ったことがある人には凄く伝わるけど乗ったことがない人にはどうにも伝わりづらいフォード車の美点があれこれ並べ立てられているので、もうすぐ11月号が出るタイミングゆえ書店に在庫があるかどうかわからない（私が買った書店でも最後の一冊だった）がもし見つかったらご一読の上「わかる～」と心の中で相槌を打ったり「けどこれ、フォードに乗ったことない人に伝わるんだろうか…？」とモヤモヤした思いを私と共有したりしましょう。

昨日（9/7）は早朝の撮り鉄ついでに朝8時から開いている吉本食品という店へ。





人気店…なのかな？開店後間もない時間帯に来たが、店内は朝からうどんを食いに来た地元民とおぼしきおっさんが入れ替わり立ち替わりやってくる。

ざるを頼もうと思っていたらメニューになく、かけうどんの冷やを注文。だいたい、初めてのうどん屋では麺のコシを確かめるために冷たいざるかぶっかけを頼むのだが、なぜかぶっかけを選ぶという考えが頭の中に全くなかった。



出汁の中に浮かんでいる半透明の物体は出汁を凍らせたものと思われる。

太めの麺をすする。もちっとした感触がしたかと思いきや、その直後に弾力のある層が現れる。冷やかけ、締めた麺に暖かいかけ出汁をかけたものだと思うが、その製法がこの独特の食感を生み出しているのだろうか。冷やとメニューに謳われているが実際はぬるいのではじめはやや微妙な気分になったが、いやこれは面白い。

ただ、薄味なかけの出汁は麺のコシに負けている気がする。高徳線に新型の気動車が本格的に投入されたらまた撮り鉄しに来ることもあると思うので、その時はぶっかけを食べてみたい。

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当初の予定ではうどんを食べたら帰宅するつもりだったのだが、起床して支度中にふと思い立ってトワイライトエクスプレス瑞風（みずかぜ）の運転状況を調べたら、たまたまこの日が岡山を通過する日だったのでそのまま岡山まで行ってしまった。



これまた、たまたま以前から目星をつけていたポイントで撮影。駅から片道2km以上歩かないといけないもんだから、昨日の暑さにはさすがに往生した。これで撮れなかったらもう泣くしかないけど、幸い、良い具合に撮れたと思う。

1泊2日でン十万円するという超高級列車の乗客が倉敷観光に興じる間、列車が回送されてきた隣駅は一時的に下々の民（笑）向けの撮影会場と化す。



内装も凄い。



やはりアメフトのヘルメットみたいな先頭車にカメラを向けてしまいがちだが、この部分は展望デッキになっていて外に出ることができる。夕刻に駅のホームを通過する瑞風を眺めていたが、後端車のデッキから手を振っている人に対してホームから手を振り返す人がいて、素敵だなあ、と思った。