前回までのあらすじ:実はほかにも10両編成のひだを撮ったら「ここぞ!」というタイミングでピンボケを起こしたのでレンズの買い替えを決意したりした。
最後は岐阜での撮影以外のあれやこれやを。
3日目の宿は下呂温泉。館内に3か所の大浴場を備えた結構、いや、かなり立派な宿。それにしても平日の火曜だというのに凄い客。部屋まで案内してくれた仲居さんに「普段の火曜日でもこんなに混んでるんですか?」と訊いたら普段はもっと空いてるとの答えで、例の全国旅行支援が開始されてから一気に予約が入ったのだそう。
ピークの時間帯から外れていたのか、貸し切り状態だった展望風呂で大いにリフレッシュ。たまには贅沢しておくものである。溜まりに溜まっていた疲れがここで随分と取れた(その後のマッサージチェアで体のこわばりがかなり取れたことが大きかったのだが)。展望風呂、気持ち良かったので翌朝もう一回入った(裸眼視力0.1以下なんで展望もへったくれもないんですけどね)。
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飛騨牛を食べた。2日目に泊まった飛騨古川で夜に入った居酒屋(おしゃべり好きで親切な店主がお土産のオススメとか色々教えてくれたし料理も旨かった)の店主が「飛騨牛は高いのでふるさと納税でどうぞ」と言っていたのだが、色々思うところあってふるさと納税が嫌いだし、撮り鉄の合間に店を探していたらちょうどいい店を見つけたので4日目の昼に金を払って食べることに。
店で牛カツを推していたので牛カツを注文。牛カツっちうモンは安くて薄っぺらい牛肉をどうにか美味しく食うためのものだと思っている(そのテの牛カツは好きです)がそのイメージを覆すには至らず。そりゃ旨いけどさすがに飛騨牛を揚げるとくどい。直感に従って量を少なめにしておくか、いっそステーキにしておいた方が良かったかも。
岐阜最後の夜は岐阜駅内の地元食材を使った店で晩飯。
こういう時でないと飲む気にならない、結構いい値段するビール。旨かった。
味噌おでん。2枚目の白い物体は高山名物の美女餅。うるち米を用いた伸びない餅。
前出の居酒屋店主にオススメされた(けど満腹で食べられなかった)漬物ステーキをようやくここで食べることができた。
いや~、塩辛い。これはビールより日本酒or白い飯が合うな。ステーキといえば贅沢の象徴のようなものだった時代に生まれ育った身としては、「なんでこれがステーキやねん!」と言いたくなるが、野菜が不足する厳しい冬を乗り切るための食べ物である漬物が寒さで凍ったときにどうやって食べるか工夫した末の産物という成り立ちを知ると、「酷寒の食事に少しでも豪華なムードを与えようと思ったのかな」とか、このネーミングにも色々と思い(勝手な想像ともいう)を巡らせてしまうな。
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私が岐阜に滞在している間、岐阜はこの方の話題一色だった。
ご存じ織田信長公。立ち見の観覧席に岐阜市の人口の2倍の応募があったというキムタク騎馬武者行列が行われた信長まつりにおける岐阜の浮かれっぷりは全国ニュースでも話題になったが、信長まつりを次の週末に控えていた岐阜のローカルニュースはほぼ信長まつり関連。ローカルニュースを見るのも旅の醍醐味の1つであるが、3泊した岐阜にいる間、8割がたこのネタだった。観覧席の応募に当選した人のインタビューとか、ちょうど韓国での事故直後だったため、見物客が殺到して事故にならないための警備体制がどうとか。あの全国ニュースから垣間見えた浮足立ったムードがずーっと続いていて面白かった。
なお、岐阜は未だに浮かれているようです。
キムタク訪問の岐阜城やラーメン店、聖地に 「信長まつり」影響続く
しかしまあ、あれだけ老若男女が分け隔てなく浮かれるサマというのは近年中々お目にかかれるものではない。スーパースターの凄さというものをまざまざと感じさせられた。
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各都道府県で運用が異なり、使用期限の短いところでは「使いづらい」と不評らしい旅行支援クーポン。私の場合、平日に3泊したため9000円分ももらった。岐阜の場合、使用期限は1週間だが微妙に使える店が限られていて、確かに至極便利とは言い難い。最終日の時点で4400円も余っていたので、岐阜駅内のギフトショップで職場への土産の追加を買い、さらに岐阜産の(結構いい値段する)マグカップだの前日の晩飲んでおいしかったメーカーの(結構いい値段する)地ビールだのを購入。
ビール、他メーカーのも含めて3本買いました。
結果、クーポンを使い切るだけでなく追い銭が必要に。私も少々浮かれ過ぎたらしい。
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家に帰るまでが遠足。各務原インターそばのイオンモールで地元の店の商品を売っている一角があり、なぜか様々なカレー屋がナンカレーセットだのカレーライスだのを売っていたのだが、その中からインディカ米を用いたチキンライスが気になったので買い家へ持ち帰って食べて遠足はおしまい。大変スパイシーな一品でした。
2~3泊では物足りないと思い4泊にしたのは正解だったけどマジで疲れた…。富山と岐阜、別々に3泊するぐらいが適切だったかも知れん。
Posted at 2022/11/25 21:39:47 | |
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