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他県への移動自粛要請が解除されてからあちこちに出かけている。といっても梅雨が長引いているので久々に帰省したり、香川のひなびたところで撮り鉄をしたりといったところがせいぜいだが。

この週末は雨もあって家でボーっと過ごす予定だったのだが、土讃線が大雨の影響で運休区間が生じ、そのせいで特急列車の運用に色々と影響が出たらしく、岡山～徳島間を走るN2000系特急うずしおがなぜか岡山～高松間だけ普段と異なるヘッドマークをつけて走っていたという情報をキャッチ。

参考画像：普段のN2000系うずしおは赤いヘッドマークを装着しているのだが


昨日はこのキハ185系のみで装着される緑色のヘッドマークをつけて走っていた由。


このうずしお、今日も単独で岡山まで向かうということで、もしかしたら緑色ヘッドマークのN2000系うずしおが撮れるかも知れず、しかもN2000系は7月17日をもって高徳線のうずしおから運用を外れてしまうため、これを逃すと2度とチャンスはないということで、高松までクルマを走らせて線路沿いでカメラを構えて待っていたら、やってきたのはコレでした。


まさかのヘッドマーク掲出なし。なんだよソレ！

これはこれでネタとしては面白いんだが、高速を1時間飛ばしてきてこういう目に遭うのも撮り鉄ではありがちというか、まあ、人生こんなモンである。しょうがないので気を取り直してうどんを食べることに。

今日行った店は「うどん市場　めんくい」。




ここ、私が高校時代を過ごした30年ほど前から既にあって（昭和57、58年頃オープンらしいです）、緑色の雨避けテントも昔のまんまである。「ハーフセルフ」とあるのは、麺を湯がいて出汁をそそぐところまで自分でやる店が多い古いセルフ店と異なり、麺は店員がゆがくからだと思う。要ははなまるうどんや丸亀製麺を通じて全国的にメジャーになった「大衆セルフ店」のはしり。

ということでこのテントを見ると懐かしさでいっぱいになるのだが、実は店に入ったのは1，2回しかなくて、店の中に入っても「…座敷なんてあったっけ？」。



ぶっかけ冷やの小とささみフライにピーマンフライ、あとおにぎりを注文。税込み517円。



麺は打ってから時間が経っていたのか、噛み切る直前に微かにコシが感じられる程度だったが悪くない。出汁は甘ったるさが皆無の、冷たいかけつゆをかけたような感じ。やたらサッパリとしていてこれはこれで美味しかったけどちょっと予想外の味で、これだったらざるを頼んだ方が良かったかな。

ここ、平日は行列ができるほど繁盛している店だからか、出汁の味わいやちっとも小奇麗でない店構えから県外客に媚びた雰囲気が全く感じられないのがいい。機会があったらおなじうどん市場の兵庫町店にも行ってみたいところである。