アバルトは2023年3月14日にコンペティツィオーネとツーリズモが595から695に昇華したわけだが、今日までの約1年2カ月の間に価格や装備の変更があったのでまとめて見てみよう。
まずは695コンペティツィオーネ。
695コンペティツィオーネは595コンペティツィオーネより14万円ほどの値上げがされました。
595コンペティツィオーネからの主な変更点は
・カーボン製ドアミラー追加
・フロントバンパーにカーボン製インサート追加
・アバルトコルサシートのカーボンバックシェル復活(シートカラーはレザー&ファブリックのブラックのみ)
・Beatsオーディオ装備
・アンテナレスとなり、代わりにロゴ入りの封印キャップに変更
・ABARTHのサイドストライプ削除
・自動防眩ルームミラー削除
・リアプライバシーガラス削除
アルミホイールは2021年9月頃から変更になった595コンペティツィオーネ(シリーズ5)の専用ホイールを引き続き装備。
カラーラインナップではイエローが無くなってレッドが追加となりました。
このまましばらく現状維持かと思ったのも束の間、695になって追加されたカーボン製のドアミラーカバーとフロントバンパーインサートのうち、バンパーインサートについては早々に削除となりました。
同年10月には円安と製造コストや運輸コスト高を受けてサーチャージ料8万円の追加、そしてキセノンヘッドライトは有料オプション化し、別途請求6万円となりました。
サーチャージ料に関しては一か月程度で取り消され、実際に徴収された方がいるのかは不明だが、キセノンヘッドライトは現在においても有料オプション扱いとなっています。
そして同年12月に公式ホームページ画像が現在の最新仕様に変更。

価格は据え置きながら695昇華時に対して
・カーボン製ドアミラー
・フロントバンパーカーボン製インサート
・アルミキックプレート
・右ハンドルのアルミスポーツペダル
・ラゲッジルームランプ
が削除となりました。

注)画像のキックプレートはカーボン製です。
リアプライバシーガラスのみ、かつての装備から復活しています。カラーラインナップではグリジオカンポボーロというソリッドグレーが無くなり、オレンジが追加。
ホイールが代々上級モデルに採用されるお馴染みの12スポークへ変更、ブレンボのブレーキキャリパーはイエローに変更され、縦型レイアウトのレコードモンツァが装備されました。
そして2024年5月現在、正規ディーラーではほとんどが最新仕様に切り替わり、次はキセノンプロジェクター仕様からハロゲンプロジェクター仕様への移行が進む過渡期となっています。
次に695ツーリズモ&695Cツーリズモ。
695(C)ツーリズモは595(C)ツーリズモより13万円ほどの値上げがされました。
595(C)ツーリズモからの主な変更点は
・165馬力からコンペティツィオーネと同じ180馬力へ
・レコードモンツァ装備
・前後KONI FSDダンパーと強化スプリング装備
・ブレンボキャリパー(レッド)装備
・Beatsオーディオ装備
・シートが明るめのブラウンからダークブラウンに変更
・アルカンターラ仕上げのインストルメントパネル
・メータフードがレザーからアルカンターラ仕上げに変更
・ステアリングの一部がレザーに加えてアルカンターラ張りになり、カーボンの装飾が追加
・ドアグリップやミラーカバー、エンブレムのヒゲ等のサテンシルバー部が全てガンメタリックに変更
・フロントバンパーインサートが車体色からガンメタリックに変更。
・自動防眩ルームミラー削除
アルミホイールはトリブートフェラーリやシリーズ3のコンペティツィオーネで採用されたチタニウムシルバーモデルを装備。
幌を持たない695ツーリズモに関しては電動開閉可能なガラスルーフを新装備。
カラーラインナップに関しては695ツーリズモと695Cツーリズモで選択肢が変わってくるのだが、メタリックグレーとブラックが追加となりました。
695(C)ツーリズモもそう長くは現状維持が出来ず、コンペティツィオーネよりひと足早く仕様変更と価格改定があり、同年9月に公式ホームページの画像が現在の最新仕様に変更されました。
価格は7万~13万円の値上げとなり、バイキセノンヘッドライトはプラス6万円の有料オプション扱いとなりました。
カラーラインナップはコンペティツィオーネ同様の5色へ。
※カブリオレモデルの695Cツーリズモはホワイトとグレーメタリックの2色。
アルミホイールは代々595ツーリズモに装備されてきたお馴染みの10スポークホイールに変更。
695ツーリズモの電動開閉ガラスルーフは削除され通常の固定ルーフに。
アルカンターラ仕上げのインストルメントパネルはコンペティツィオーネ同様のマットブラックに変更。
アルミペダルとアルミキックプレートの削除。
シートはダークブラウンからブラックに変更。
ブレンボキャリパーはコンペティツィオーネ同様にレッドからイエローになり
レコードモンツァは縦型レイアウトになりました。
2024年5月現在において、電動開閉ガラスルーフの695ツーリズモは既に完売状態、カブリオレの695Cツーリズモに関しては展示車から試乗車落ちが多いもののまだ695昇華時のモデルを正規ディーラーで見ることも多く、この縦型レイアウトのレコードモンツァを装備し、代々ツーリズモ仕様のホイールを履いた最新仕様の695(C)ツーリズモは公式発表から半年以上経っていますが、最近ようやく展示車として正規ディーラーで見るようになった印象です。
尚、695(C)ツーリズモのハロゲンプロジェクター仕様の個体はまだ見かけておりません。
F595に関しての詳しい変遷はリンク先が最新仕様となっていますので過去ブログを参照。

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今週末のアバルト上陸15周年記念のフェアに向けて少しでも知識を蓄えていってくださいね!
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Posted at
2024/05/06 19:31:06