
この連休に高速道路を使って遠出した方も多いでしょう。
高速を走ったあとには、まず愛車の顔(フロントバンパー)を見て下さい。
こんなふうに大量の虫の死骸が付いていることでしょう。
地球上の車の台数は約12億台
それに対して昆虫の数はおおよそ100京匹(10の18乗)と言われています。
車1台あたり840億匹の虫が汚し担当として対応しているわけですので、そりゃ洗っても洗ってもイヤでも付いてきます。
もうこう考えると地球は昆虫に支配されてると考えても過言ではないでしょう。
昆虫が車のバンパーでつぶれるとプッチュっとリン酸が出てきます。
このリン酸は、腐食性のある酸で太陽で熱せられ濃度が高まるにつれ腐食性が強くなっていきます。
「
ブリス」等のコーティングで保護していれば、ここまでヒドく侵食しないのですが夏の暑い時期に長いこと放置してしまうとコーティング被膜ごと侵食して塗装にダメージをあたえることもあります。
白いボディカラーだと目立ちますが黒いカラーでも濃紺車でも、見えにくいですがもちろんみんな付いてしまいます。
強い酸は、車の塗装に侵食してしまいますので熱で固着する前に落としてしまうのが一番なのです。
虫の死骸汚れの落とし方は、ちょっと特殊になります。
まず水をしっかりかけて汚れをふやかしてから
カーシャンプーで落とします。
先にティッシュに水や虫取りクリーナー・カーシャンプーを含ませて虫骸に貼っておいて汚れをふやかしておくと、かなり落としやすくなります。
「
ブリス」等でコーティングしておくとカーシャンプーだけで綺麗に落ちることもあるのですが、それでも落ちない場合は「
洗車用ネンド」を使用して貼り付いてしまった虫を除去します。
強くネンドをかけると甲虫の殻は、かなり硬いので傷つけてしまうこともあります。
やさしくやさしくネンドで除去しましょう。
特に暑い時期は、コーティング被膜や塗装面に侵食しているケースが多いので「
ハイブリッドコーティングコンパウンド」を使って表面を綺麗にしておくと良いでしょう。
侵食してしまった汚れごと上からコーティングしても綺麗にはなりません。
しっかり綺麗にしてからコーティングしましょう。
重要な点は
①先にコーティングしておき侵食から塗装面を保護しておく
②付いてしまったらなるべく早めに落とす
③侵食してしまうほど放置してしまったらコンパウンドで落とす
100京匹いる虫の攻撃をかわすことは、不可能ですので付いたらすぐ落とすことを第一に考えてメンテナンスしていきましょう。
ちなみにガラス面に侵食してしまった虫の汚れは
ガラス専用の研磨系油膜落としを使って落としましょう。
化学分解系の油膜落としでは、落とせないこともあります。
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洗車のワンポイントアドバイス | イベント・キャンペーン
Posted at
2015/08/20 12:03:40