日本がグループ2位で予選突破しました
これからのノックアウトステージも、楽しめそうです
誰がここまでの幸運と快進撃を想像できたでしょうか
そうなんと日本の3戦の勝敗を完璧に予想した占いタコのラビオくん
次のベルギー戦のゆくえも占ってほしいところでしたが…
出荷されました…
W杯は、国の威信を賭けて戦う真剣勝負の場
絶対に突破しなければいけない予選リーグ
そこで西野監督がとったゲームプラン
「10分の時間稼ぎ」は、大ブーイングが出るほどの戦術だったのでしょうか
日本失点 ←乾投入で得点を狙う
コロンビア得点 ←長谷部投入で整った時間稼ぎ
結論から言いますと後半21分に槙野がイエローカードを一枚もらった時点で予選突破のためにできる戦術は、これが最善策だったのです
コロンビアが得点した時点で日本は負けてもグループ2位でした
イエローカードの枚数がセネガルよりも少なかったってだけの微量な差でした
そのままヘタに攻めて前の選手が球失ってカウンターくらえば普通のFWなら、すでに一枚もらってる槙野のほうに向かってチャレンジします
そこで強めに行ってもう一枚もらえばフェアプレーポイントの差でセネガルにも負けてしまう
あのまま攻めていれば、このシナリオが一番、ありえたでしょう
もちろんさらに失点して敗退もありえました
15分あれば3~4回は、攻守の交代がありますので、そのうち一回でもカードもらえば終わりなのです
特に今大会から導入されたVARの影響でイエローが出やすくエリア内で守備側が不利になってしまった今大会では
「運よく点取れたとこで順位変わらず2位通過なのにグループ敗退の危機を賭けて攻める」は悪手でしかありません
セネガルも、失点してから攻撃が空回りしていたので
コロンビアvsセネガル戦のほうをチェックしてたスタッフの戦術眼を信じたのでしょう
あの段階では、たとえ日本が1点とってポーランドと引き分けたところでグループ2位のままですし
10分間でポーランドの攻撃を押さえ込みつつ2点取れるようなメンバーは、最初から入れてませんので
「主力を温存したままグループ突破する」が一番リアリティがある次を見据えた戦術になります
通常、勝ってるチームが現状維持のためにロスタイムに時間稼ぎすることはあるのですが
負けてるチームが時間稼ぎをすると言うのは、ありえませんので相手も対策のとりようがない確実な鉄壁戦術です
おそらく他の強豪国が同じ状況になっても似たような時間稼ぎをしたはずで、それができるから「強豪国」なのです
私は理想論ばっかり語って結果が出ていなかった日本に「結果を出す」ことへのこだわりや成長を感じ「強豪国」と呼ばれるチームに近づいているようでちょっと誇らしく思っています
負けてるチームが予選突破のために、わかりやすい長時間の時間稼ぎしたのはおそらくW杯史上初でしょう
今年の日本はオフサイドトラップと言い、他にも何か奇策を用意しているような気もします
西野監督は「お前たちはあくまでも控えメンバーだ 自分たちの能力を信じずにコロンビアの守備力を信じて時計を進めろ」とは言わなかったでしょうがなかなか老獪な策士です
これもまた「泥臭くても勝つ」なのです
たしかに400ドルの高価なチケットを購入して試合会場で観戦してた観客たちは、ブーイングする権利があるのでしょうが
グループリーグの3戦目てのは、すでに突破が決まってるチームは、主力温存しますし
今回のフランスvsデンマークのようにお互い引き分けでよければ90分間無気力な時間稼ぎをすることもありますし
ベルギーvsイングランドのようにブラジル戦を回避するため枠内シュート0本な戦いもあります
まぁ リーグ形式の最終戦では、よくある光景なのです
これがいやなら最初からトーナメント戦にすれば良いのでしょうが、4年に一度の世界的なサッカーのお祭りが初日に半分のチームが去っていくのもさすがにさみしすぎますしね
今まで日本は世界から「足元の技術やパスワークはうまいが、ずるがしこさがないので勝ちやすい相手」とされてきました
ブーイングを受けながら10分間時間稼ぎをする老獪さを身に着けた日本は、本戦もちょっと期待できちゃいますね
さぁ 明後日から本戦です。
クロアチアの豪華な中盤が試合を制するのか VARに有利で隙のないブラジルが順当に勝ち残るのか 日本の幸運が続くのか
本戦も楽しみにできるのは予選突破したからなのです
ベルギー戦も がんばれ 日本!
Posted at 2018/06/29 18:20:16 |
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