
黄砂は中国大陸の砂漠から偏西風に乗ってやってくる、とても細かい砂(鉱物)です。
偏西風の影響で3月末頃から日本に飛来してきます。
最近、気温の変化もあり黄砂の飛散量がとても多くなってきています。
黄砂の降り注いだ日に雨が降ったりすると、見るも無残な姿になってしまいます。
こうなってしまったらすぐにでも洗車したくなってしまいますが、ちょっと待ってください
この状態でいきなり下手な洗車をするとボディに傷を増やしてしまいます。
黄砂の中にはシリカ系の鉱物も含まれますので乾燥状態のボディを強くこすると紙やすりでこすっているのと同じことになってしまいボディが傷だらけになってしまいます。
黄砂は放っておくと、どんどん蓄積し硬く締まっていきボディ塗装面に食い込んでしまいますので早めに洗車しておきたいところですが
まずは大量の水でしっかり黄砂を流してからの洗車が大事です。
上から下に高い水圧を使って、しっかり黄砂を流しましょう。
いつもよりも長めに細かい部分まで流す感覚で!
次にしっかり泡立てたシャンプーを使ってボディを洗っていきます。
このときに使用するスポンジは、普段よりもやわらかめの物を使用しましょう。
※しっかり流したつもりでも黄砂をある程度スポンジに巻き込んでしまいます。黄砂を巻き込んだスポンジは、ボディを傷つけやすくなってしまいますので一回の洗車でスポンジを捨てるつもりで安い物を買ってきても良いでしょう。
やさしくやさしくボディに圧力をかけないようにスポンジで洗っていくと傷の付着を減らすことができます。
ここから泡を水で流してからの拭き取りなのですが最後の拭き取り作業が一番、ボディを傷つけやすいので、ここからの作業は特に注意が必要です。
ブロアー(空気圧)が使える環境であれば拭き取り作業はしないでブロアーで水滴を吹き飛ばすだけで終わりにするのが一番、傷つきにくいです。
拭き取りは水滴さえ落とせれば良いので精度の高いやわらかめのクロスを使用して力をかけないように拭き取っていきましょう。
クロスのふちを持って引っ張るだけでも水滴は除去できます。
最悪、飛んできた黄砂を引きずってボディを傷つけてしまうことも考えて一方向だけに拭き取っていくと研磨修正するときに傷を落としやすくなります。
※この時期は、洗車後に降ってきた黄砂のせいでコーティング作業中に傷を増やしてしまうこともありますのでコーティングは無理に行わなくても良いでしょう。
風がない日であれば良いのですが、ちょっとでも風があるときは、コーティングしないで洗車終了としても良いでしょう。
普段から「
ブリス」でコーティングしていた車両であれば数ヶ月コーティングしないでも、しっかりボディは保護されていますから安心してください。
ここまで丁寧に洗車しても黄砂のせいで傷ついてしまうことがあります。
そのときはもうあきらめて黄砂の時期が終わってから「
ハイブリッドコーティングコンパウンド」で磨いてボディをリセットしていきましょう。
この状態で長期間放置してしまうよりも、しっかり洗車しておいたほうが黄砂の塗装侵食も少なく済みますので難しいですが丁寧な洗車でボディを綺麗に保ちましょう。
・高い水圧で大量に水を使って黄砂を流す
・やわらかいスポンジ・クロスで力をかけずに洗う
・極力ボディと接触する作業は控える
コツは上記の3点ですよ
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Posted at
2017/05/09 11:18:02