
「名車」と聞くと、どの車を想像するでしょうか
GT-R、シルビアやNSX、S2000 スープラ、AE86、ソアラ FD インプ ランエボ…
パっと思いつくだけでも数十台思いつくでしょう。
とある場所で開かれていた「もう一度乗りたい車」の議論
一度乗ってみて味わいつくしたうえに「もう一度乗りたい」と思わせるってことは、隠れた名車と言えるのではないのでしょうか
ここで目立って多く名前があがっていたのが
FD3S NBロードスター インテグラタイプR カプチーノ アルトワークス R32GT-R ソアラ Y31グロリア NSX S2000
FD R32 NBやNSXあたりは、隠れていない「名車」と言える車ですので今回のランキングからは除外して考えてみます。
統合して考えてみると軽量を売りにキビキビした走りが特徴の車が多く2by2で乗車定員4人以上 2ドアの車が多かったです。
パワーは、そこまで重要視されていないように感じました。
と言うことですべての特徴を網羅したKP61スターレットを隠れた名車FR部門No.1とします。
新車価格 68万4千円! 安いっ!
そうなんです あの頃、車は安かったのです。
型式:E-KP61型
全長 × 全幅 × 全高:3,725 × 1,525 × 1,370(mm)
ホイールベース:2,300(mm)
トレッド(F/R):1,280 / 1,275(mm)
車両重量:720(kg)
エンジン型式:4K-U型
エンジン形式:水冷直列4気筒 OHV 2バルブ
ボア × ストローク:75.0mm × 73.0mm
排気量:1,290cc
圧縮比:9.0:1
最大出力:72ps / 5,600rpm
最大トルク:10.5kgm / 3,600rpm
燃料供給システム:2バレルシングルキャブレター
燃料タンク容量:40L
トランスミッション:5MT
サスペンション(F/R):ストラット / 4リンク
ブレーキ(F/R):ディスク / リーディングトレーディングドラム
KP61は1978年から1984年まで販売されていた二代目モデルになります。
この時期、自動車業界は一つの転換期を迎えていました。
大衆車の小型化、FF化が進んでいたのですが、そんな中スターレットはフルモデルチェンジされたものの、なんとFRのまま
シャーシも新開発されたもので、さらにはフロントディスクブレーキも標準装備していました。
他にも、衝撃吸収ステアリングなど、走るのが好きな人にとっては、随所に楽しく贅沢な装備が揃っていたのです。
そして何より驚かされるのが車重。
730kgという数字は、当時だからこそ成し得た数字と言えるでしょう。
今は安全性を高めるために仕方ないのですが重い堅いボディでないと販売できませんからね
ワークスもそうですが軽量車は、ちょっとイジるだけで性格が激変するので楽しいです。
どこからどう見てもファミリーカーな1300cc72ps 4K型エンジンですが、当時、この車で峠や環状線を爆走してた方もいるのではないでしょうか
KP61までが後輪駆動でこれ以降は、前輪駆動高パワー車になりますのでKP61が最後の後輪駆動スターレットになります。
私も20年以上前に20万円くらいで購入して乗っていたのですが、ドリフト中に右後輪がデフごと取れた苦い思い出が…
今ではレストアベースで50万円前後 美車だとプレミア価格で100万円以上してしまいます。
発売時68万円と思うと、30年経過しても値落ちしなさすぎですよね
この頃から軽量FRが好きですので、KPと同じコンセプトのトヨタS-FRの発表が待ち遠しいです。
グランツーリスモにS-FR収録されてましたが、後ろから見ててあまり軽量感は出てませんでしたね
そもそも収録車種少なすぎますよね…
ブレーキングで後ろの加重を抜いてアクセルコントロールで角度を調整しつつ曲げていく。
これこそFR車の正しい楽しみ方です。
S-FRにここまで軽快な走りができるのかは、まだわかりませんが、かなり安全方向に調整されているでしょうからKPスターレットの希少性がさらに高まりそうな気もします

そう考えると30kmから派手なドリフトができるこの車は、「隠れた名車」と言えるのではないでしょうか
隠れた名車FR部門としては、カプチーノやアルテッツアとも最後まで迷ったのですがレースシーンで見たインパクトや某ドリフト漫画にも収録されていなかったこと、名車になる予定はなかったのになってしまった運命から独断で1位にしてみました。
次回、FF部門もお楽しみに
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Posted at
2017/10/19 17:23:30