
今年の夏はゲリラ豪雨が多かったからか、ちょっと前に撥水系のコーティング剤が流行ったからなのか
「輪ジミやスポットをなんとかしたい」って質問をとても多くいただきました。
疎水性のコーティングにしておけば、ここまでヒドくならなかったのに…ってお客様もとても多かったのが気になりました。
特に黒や紺等の濃色系のボディカラーの車両には疎水性のコーティングをオススメいたします。
やっと洗車できる気温にもなってきましたのでスポットや熱で固着してしまった輪ジミの落とし方を伝授いたします。
みんなでしっかり洗車していきましょう。
まず輪ジミはボディ表面に乗っかっている汚れが熱で固着した汚れで、スポットはボディに残っていた水分が太陽光を集めて虫眼鏡のようにクリア塗装を削ってしまった状態ですので、見た目は同じですが落とし方は違います。
輪ジミは、水滴内に含まれているカルキ分や油性の汚れが太陽光で乾いてしまい固着してしまった汚れですので、大量の水で流して柔らかくしてから油脂性の汚れに強い洗浄剤で落とすことができます。
表面に付着している汚れですので
洗車用ネンドでも落とせますが硬い汚れを引きずってしまい繊細傷が残ってしまうことがありますので洗車用ネンドで落とした場合は、微粒子コンパウンドで磨くこともセットで考えておきましょう。
「
下地処理用カーシャンプー」は脱脂能力がとても高いカーシャンプーですので、これで落としてみましょう。
これでも落ちないほど熱固着してしまった場合は、コンパウンドで研磨しての除去となります。
スポットはボディ上の水分が虫眼鏡の効果を発揮して太陽光を集めてしまいクリア塗装を削ってしまう現象です。
今年は急に雨が降って急にやんでボディ上に水滴が残ってしまい、急に晴れて暑くなってしまう、かなりスポットができやすい夏でしたので、これに困っている方は多いと思います。
スポットは、クリア塗装がへこんでいる状態ですので「
ハイブリッドコーティングコンパウンド」で研磨して平らにしていきます。
「ハイブリッドコーティングコンパウンド」は、黒専用のほうが削る速度が早くなりますのでスポット除去には黒専用のほうを使いましょう。
こんなふうに一個一個のへこみを削ってなめらかにしていく感覚で仕上げていくと良いでしょう。
全面を平らにしようとすると必要ない部分も削らなきゃいけなくなってしまいますし、かなり時間もかかってしまいますのでオススメできません。
へこみを一個一個ていねいにフチに角度をつけてあげるように削っていき、なめらかにしていきましょう。
スポット除去は、かなり時間のかかる作業ですので一日でなんとかしようとしないで2~3回にわけて研磨していっても良いと思います。
体調や天候と相談しながら無理のない明るい洗車計画を!
Posted at 2020/09/02 16:44:19 |
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