
明日からは仕事なので最後の休みくらいはゆっくりしたいと思い家でごろごろしていましたが暇だったので家にあった「スキップビート」を読んでいました。
しかし、漫画といえども日本語が書いてあります。(まあ当たり前だけどね・・・)その日本語の意味が分からない時って結構KITT的には嫌なのでグーグルで調べて納得してからまた読むっていうことが多々あるのです。
そして今回もそういう語句が出てきました。その語句とは・・・
「狼狽」
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漫画の中では
「狼狽(うろた)えせて」とか
「混乱・動揺・狼狽」などと書いていてまあ慌てふためくとかオロオロするみたいな意味だとは思うのですが「狼狽」って本当はどういう意味か思わず調べてみました。
知泉Wikiというサイトで・・・
人間の評価は、突然の事態にどう反応するか?と言うことで決まるとも言われます。
どんな危機に対しても冷静沈着に対処して、最善策を見つけだせる人は尊敬に値しますが、普段偉そうな事を言っていてもイザと言う時に狼狽して結局逃げ出してしまうような人は、その後でどう取り繕うとも相手にされなくなってしまいます。
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そのあわてふためく状態を『周章狼狽する』と言います。「周章:しゅうしょう」と言う言葉には「あちこち動き回る」と言う意味があります。
で、問題なのは「狼狽:ろうばい」と言う言葉の中に何故、動物の「狼:おおかみ」の文字があるのでしょうか?
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もしかしたら、狼と言う動物は怖そうなイメージがあるのに、イザとなったら・・・と考えてしまいますが、実はそんな単純な話ではありません。
もう一つの文字「狽」。この文字は「狼狽」と言う熟語以外ではお目に掛からないのですが、これはオオカミによく似た動物を意味する漢字なのですが、実は存在しない架空の動物なのです。
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中国にある漢字の辞書『字彙:じい』の中に
狼は前足が長く、後ろ足が短い。
狽は逆に前足が短く、後ろ足が長い。
この二つの動物はお互いを支え合って生活をしている。つまり、狼は狽無しに歩くことが出来ず、狽も狼無しには歩くことが出来ない。
もし、この二匹が離れるようなことがあれば、動き回る事ができなくなってしまう。
と書かれています。
どうやら、この意味の中の狼は現在の狼の事とは微妙に別物らしく、お互いがバランスを取り合って生活しているという意味の話に出てくる存在らしいのです。
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現在、中国語で「狼狽」と言うと、日本のように「どうしていいのか判らずうろたえるという意味とは若干違っていて、「散々苦しんだり、悩んだりする」と言う意味になっています。
とあり、なるほどと思ってしまいました。漫画ばかり読んでるのもなんですがこういう風に勉強にもなるもんだなと思ったひとときでございました。
Posted at 2009/01/07 00:53:11 | |
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