ＡＡＣバルブが壊れる

　この日は、翌週に行うブルーバードシルフィのエンジンオイル交換とエンジン内部洗浄に備えて、スロットルボデーの清掃をしました。

　方法はごくごく単純に、インテークダクトホースをはずし、エンジンをかけながらバタフライ部やＡＡＣバルブ通路にエンジンコンディショナーを注入する方法をしました。この方法では、エンジンＥＣＵがエアフローメーター系統の故障を検出するため、診断機で記憶を消します。

　そしてエンジンをかけると、、、

なんと、アイドル回転数が１０００回転から下がりません。急速ＴＡＳ学習を実施しても、学習が終わりません。しかし、アクティブテストでＡＡＣバルブを駆動させると、アイドル回転は自在に上下できます。どうやら、ＡＡＣバルブの駆動抵抗が大きくなり、コンピューターが意図した位置にならなくなってしまったようです。
　
　噂にはＱＧエンジン（ワイヤースロットル）のスロットルボデーを清掃すると、ＡＡＣバルブを壊すとは聞いていたのですが、まさか自分が体験することになろうとは思っていませんでした。ただしアクティブテストは可能であることから、エンジンＥＣＵまではショートしていないため、出費は最小限度で抑えられそうです。ただ、後で気づいたのですがＡＡＣバルブだけを交換しても解消せず、巣六ドルボデー下半分を交換すると解消した、という例も聞いたことがあるため、より出費がかさむことになるかもしれません。