
この日はブルーバードシルフィの修理でディーラーへと行きました。待ち時間に、エクストレイルのディーゼルエンジン車に試乗させてもらいました。
エンジン
多少ディーゼル特有のゴロゴロ音が聞こえる程度で、振動も空吹かし時のエンジンの揺れもかなり抑えられています。トルクは1000回転+αも回せば十分に出て、街中で「5速ずぼら運転」も可能です。6速にはちょっと入らないかな?回転の上がり方も気持ちよく、スロットルペダルの操作への反応もなかなか自然で良いです。高回転時の性能は、残念ながら試すことができませんでした。ディーゼルエンジンはそれほど回すエンジンではありませんので、この低速トルクがあれば十分以上に走れます。
トランスミッション
もちろん6速MTです。たしかこの6速MTはケーブル式のはずですが、それを感じさせないシフト感です。ストロークはほどほど、シフトした後の遊びも最小限でした。日産の横置きMTのシフトフィーリングはすばらしいですね。トヨタの設計者は、他社を見習ってください。
乗り心地
やや悪路を走ることを想定してか、結構やわらかく感じます。同じように地上高が高いデュアリスとは全く違う乗り心地です。このあたりは好みでしょうが、サスペンションストローク豊かな乗り心地も良いですよ。峠道は飛ばさないほうが良いでしょう。
車体
サスペンションが柔らかいゆえ、剛性が勝っています。十分です。
操縦性
サスペンションが柔らかいこともあって、エンジンの重さを感じます。低速で走っても曲がりづらさを感じます。まあ、舗装路で曲がりを楽しむ車ではないので、これは仕方がないでしょう。
その他
実は公道でこの種のSUVを運転するのは初めてです。SUVそのものを運転することも、
このとき以来です。「このとき」は、車体はふわふわだわ、エンジンの揺れに伴って車体が揺れるわで、まるでトラックだったSUVですが、これなら全く乗用車感覚で乗れます。
まとめ
車好きには、クリーンディーゼルとこの6速MTで結構楽しめます。ただし、舗装路での操縦性に目をつぶれば、の話です。現実的に、未舗装路をこの手の車で遊ぶ、という機会はほとんどないのですから、もう少し操縦性を重視しても良いような気がします。しかし、一般の人はこのMTの良さなど全くわからずに、「え~、ATはないんですか!?」と、ガソリンを選んだり他車を選んだりするのでしょうね。
ブログ一覧 |
試乗 | クルマ
Posted at
2009/02/18 21:27:09